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THE START OF POST-RG3 ERA

 RG3との決別のニュースが衝撃的すぎて、なかなか次の試合に頭が切り替わりません。今回の決定を支持したものの、もうRG3のプレーが見られないかと思うと急に寂しくなってきたり。

 未練を断ち切るためにも、コルトで強豪コルツに勝ってもらいたいですね。コーチ、選手たちがDAL戦のような熱いプレーを見せてくれるとすれば、それはチーム全体がポストRG3時代を歓迎している表れと受け止めていいのかもしれません。特にグルーデンにとっては、自分の判断が正しかったと証明するためにも、ぜひとも勝ちたいところでしょう。ただ、本当に勝っちゃったら、RG3が惨めすぎて直視できないかも。。。

 基本的にコルツに勝てる絵が想像できないです。リーグ屈指のパスハッピーオフェンスにどれだけ耐えられるか。先週、チームの規律違反でインアクティブだったCBアマーソンは復帰してくるのはプラス材料ですが、トレイシー・ポーターがIR入り、EJ・ビガーズが脳震盪でアウトと、CB陣がペラッペラ。ニッケルは誰がやるんだろ。ナゾの男デュクレを使うことになるんですかねー。相手は絶対、手薄なニッケルCBを狙ってくるな。基本的にパスラッシュが届かなければ、ほぼ通される、そういう展開になりそう。

 オフェンスは過去2試合、RG3の下で絶望的だったパッシングはちょっとは改善するでしょう。気になるのはモリスのラン。今シーズン、QBがRG3以外だと、ランがぱったり。RG3の3試合、QBが走れるというだけで、モリスがこうも生きてくるのかと実感しました。ただ、コルトもカレッジ時代、かなり走っていたイメージがあるので、目先を変えるためにも少し走らせたらいいかも。

THE END OF RG3 ERA

 前回のエントリで予想したとおり、グルーデンはRG3をベンチに下げ、コルトを先発させる決断を下しました。ワタシはRG3と決別するなら1試合でも早いほうがいいと思っていたので、グルーデンの判断を支持します。ポストRG3時代を睨んだ動きを進めていく必要があり、消化試合とはいえ、決別する選手に浪費する余裕はないと思うからです。

 とはいえ、ルーキーイヤーのRG3の活躍に心底酔いしれたファンの一人として、寂しい気持ちを否定できません。1巡3つと2巡1つの代償を支払ったことを思うと、残念としかいいようがないですが、地区優勝と新人王で償却したとワタシは無理矢理納得することにします。ありがとう、RG3!

 RG3のルーキー契約は全額保障なので、カットしてもキャップ枠をセーブすることはできません。なので、(1)トレードに出す(欲しいチームある?)、(2)キープしてスターター争いの機会を与えつつバックアップを務めさせる――2択となるでしょう。RG3の商業的価値を考慮して、後者に落ち着くと思いますが。

 残り5試合で見極めるべきは、コルトを来季の構想にどの程度入れるべきか、でしょう。それによって、FA、ドラフト戦略が劇的に変わってきます。

 ワタシが予想するシナリオとしては、つなぎの先発QBとしてコルトと再契約しつつ、ドラフトでグルーデン好みのQBをピックして育てていく、という展開。ただ、さすがに1巡は使わないでしょう。1巡でQBを指名したら、4年連続で1巡QB指名になっちゃいます! ネタチームとはいえ、さすがにそれは恥ずかしすぎるw

 いずれにせよ、スキンズにとってRG3という一つの時代に区切りがつきました。あのドラフトは失敗だったとか振り返るのはやめ、次の時代に向かって進んでいく、それしかないと思います。




W12 結局負けちゃう

 いいところまでいったけど、「結局負けちゃう病」の我がチーム。ただ、ボロ負けを予想していたので、意外と楽しめました。って、期待値低すぎ~。

スキンズ 13―17 ナイナーズ

 RG3のことを振り返るのは疲れるので、もうパス。ただ、一言だけ。パッシング106ヤードでは、どうやっても勝てねー。

 てことで、RG3以外のことをレビューしようと思います。

Best Performer:Pトレス・ウェイ
 試合を通じてナイスパントを連発。敵陣5ヤード付近に落とす神パントも2回ありました。SF相手に接戦に持ち込めたのは、ウェイの好パントで相手をフィールドポジションで苦しめたことでしょう。ただ、ベストパフォーマーがパンターじゃねえ。

Who is this guy?:CBグレッグ・デュクレ
 スターターCBのアマーソンはチームの規律違反で試合当日にインアクティブに。代役のトレーシー・ポーターは肩を負傷し、ニッケルのEJ・ビガーズは脳震盪でともに退場。残るアクティブCBはわずか2人。一人はドラ4ルーキーのブリーランドで、もう1人がグレッグ・デュクレというナゾの男。「こんな選手いたんかい!」と驚いたんですが、ワシントン大出身のルーキーFAで、先月、SDのPSから引っ張ってきた選手らしいです。

 こんな得体の知れない選手をいきなり使わないといけないなんて悲惨だー、と思いながら観ていたんですが、いきなりINTを記録。ごっつあんINTというわけではなく、相手レシーバーを完璧にカバーし、ボールがオーバースローになったのをしっかり見ていました。40ヤード4.3秒台前半の韋駄天でドラフトでは4~5巡が予想されていたらしいです。まだ評価しようがないけど、ちょっと楽しみな選手をゲットしたんじゃないですかね。

 それでもCBは数が足りず、Sトレントン・ロビンソンとフィリップ・トーマスまでCBに回したそうです。それでも足りなくなったら、WRサンタナ・モスの起用も想定していたとか。こんなメンツでよく守った、というのが率直な印象。しかも、ターンオーバーを3つも奪取。これで奮起しないオフェンス陣のふがいなさが情けない。

Rising Star:ILBキーナン・ロビンソン
 3年目の選手にライジングスターって変かもしれないけど、試合を通じてキレキレ。タックルは確実に決めるし、パスカバーもうまい。ロビンソンのようなLBがもう1人いたら守備陣はすっごくよくなると思う。

今季初100ヤード突破:RBアルフレッド・モリス
 11試合目にしてやっと。21キャリー、125ヤード、1TD。久しぶりにモリスらしいパフォでしたね。RG3のあのgdgdぶりではランヘビーでいくしかなく、必然的にキャリー数もいつもより多くなりました。トスからのランを増やすなど、工夫したのも良かった。

ホロ苦デビュー:Tモーガン・モーゼス
 ヒザを負傷したトレントに代わりLTで初先発しましたが、ほぼザル状態。ワタシの記憶では、献上したサックは3つですかね。LTがアレでは誰がQBでもキツイかも。ルーキーにいきなりアルドン・スミス、ジャスティン・スミスとマッチアップさせるのは残酷だけど、3巡選手がこれではねえ。

トリックプレー失敗:グルーデン
 グルーデンってトリックプレー少ないよなー、って思っていたんですが、昨日の試合で出ました。ワタシの記憶では今季初かも。リバースからWRガーソンがデショーンにパスを投げるというデザインでしたが、パスが乱れて敢えなく失敗。トリックプレーを挟むのは悪くないけど、2ndダウンのあのタイミングはよくないと思いました。これで3rd&ロングとなり、RG3が更新できるわけがない。やるならもっと余裕のあるタイミングでやってほしい。


 とまあ、試合を振り返ると、意外とポジティブな要素が多いです。守備はふんばって3ターンオーバーを奪取し、エースRBが100ヤードを突破して、なぜ勝てぬ。結局、QBが足を引っ張ったということでしょう。

 月曜日の記者会見で、グルーデンは現時点ではRG3がスターターと述べましたが、

"Right now, we have every intent for Robert, but we'll look at the tape and make our evaluation here shortly."

 とモヤモヤ感の残る話し方。う~ん、この言い方だとQB交代を検討している雰囲気を感じます。次のIND戦のスターターは固まっていないよ、みたいなことも言っているし。

"We're still in the process of evaluating the tape from the last couple games," Gruden said. "We evaluate all our guys and our starting lineup is not etched in stone for Sunday against Indianapolis.

 休養日の火曜日にフロントと相談した上で、水曜日にコルトにスイッチの重大発表があるとワタシは予想します。

RG3のキャリアが懸かるSF戦

 チームは泥沼騒動をとりあえず沈静化させようというモードのようです。水曜日の記者会見で、RG3は何を聞かれても"We’re focused on San Francisco."と回答し、グルーデンもRG3を批判したのは誤りだったと低姿勢でした。QBとHCが批判し合うのはみっともないからやめれ、と上層部からクギを刺されたんでしょう。

 雨降って地固まるじゃないけど、お互い不満をぶちまけることで、逆に信頼が固まることはあり得ると思います。でも、どうですかねえ。RG3が言うように選手たちがSF戦に本当に集中しているのか、ワタシは懐疑的。人間、いったん緊張の糸が切れてしまうと、もう一度集中しようと思っても難しいと思うんですよねー。なので、ワタシはSFにボロ負けすると予想します。

 残り6試合の焦点は、RG3をどうするのか、になってきました。ルーキー契約があと1年残っているけど、来年5月にオプションを行使するかどうかの判断が迫られます。オプションは1年16ミリオンになるらしいので、今のRG3のパフォーマンスを見る限り、オプション行使はないでしょう。

 とにかくRG3がスターターでやれる実力があるのか、見定める6試合になります。ただ、SF戦でも無様なパフォを見せれば、6試合を待つまでもなく一気に結論が出ちゃうかもしれません。

 グルーデンは水曜日の会見で自身の発言を反省する一方で、同じ日にNFLメディアのAlbert Breerに対し、RG3への辛口評価を繰り返しています。その中で気になるのはこの部分。

"He's auditioned long enough," Gruden said. "Clock's ticking. He's gotta play. We'll see. ... We want Robert to excel, we really do. But the last two games, it hasn't been very good, anywhere. We gotta play better around him. And the biggest thing for us as play-callers, and for him, we just have to come together and jell with plays he's comfortable with. That takes time. But we don't have a lot of time."

 Clock's tickingだって。RG3に残されたチャンスはもう少ししか残されていない、ということでしょうか。結果を残せなければRG3と決別するとグルーデンは本気に考えているんでしょう(もう決別する方向で傾いていると思いますが)。

 SF戦はRG3にとってキャリアを賭けた試合になるといっても過言ではないと思います。もしgdgdなパフォだったら、コルト起用を決断するとワタシは予想します。

RG3はイップス?

 クリス・クーリーは引退後、地元ラジオ局でスキンズ専門アナリストをしているのですが、選手の問題点を細かく指摘する辛口の分析で有名になっています(ワタシはラジオを聞かないので、一度も聞いたことがありませんが)。

 昨日のワシントン・ポストに、クーリーがRG3をどう分析したか、ラジオで語った内容が詳しく出ていました。で、その中で、ものすごく気になったのが、この指摘です。

 He has the yips. He does have the yips, where the ball’s just not coming out of your hand right.....

 え、イップス!? この内容だけではクーリーが具体的にどの動きのことをイップスと言っているのかは特定できないのですが、前々回のエントリでワタシが批判した、いったん振りかぶってからボールを投げるのを止めてしまう動きがイップスに当てはまるのではないかと思いました。

 Wikiによると、イップスの定義はこうです。

 「精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことである。本来はパットなどへの悪影響を表すゴルフ用語であるが、現在では他のスポーツでも使われるようになっている」

 Wikiが書いているように、イップスといえばゴルフ。スイングを途中でストップし、もう一度打ち直すという奇妙なあの動作です。RG3の振りかぶってから、スローイングの動作を止めてしまう動きが、ゴルフのイップスに似ているとワタシには見えるのです。

 ターゲットがカバーされていたから、意図的に投げるのをやめたのかもしれないけど、RG3はこの動きがあまりにも多すぎる。アメフト経験のないワタシにははっきりしたことは分からないけど、ターゲットが空いているかどうかの判断は、スローイングのモーションを取る前にするのが普通じゃないですかね。空いていればそのまま投げるし、空いていなければモーションを取らない、これが普通じゃないですかね。なので、投げるのを途中でやめる動きは、RG3の判断ではなく、体が勝手に止まってしまうイップスの症状にワタシには見えるのです。

 本当にイップスを患っているとすれば、事態は深刻です。負け試合が続き、HCやメディアからも批判され、このままスターターの座を降ろされれば、「空前のバスト」の烙印を押される恐れがあり、RG3にのしかかる精神的プレッシャーは相当なはずです。この状態では、メンタル面に由来するイップスを治すことはますます難しくなっていくと思います。

 RG3はステップバックが5歩のところが3歩になったり、3歩が1歩になっているとグルーデンが指摘しましたが、これもメンタルが影響しているのようではないかという気がしてきました。

 他のポジションのように先発枠が複数あったり、野球のように2軍で調整できたらいいのですが、決して失敗が許されないのがNFLのQB。24歳の若者にはちょっと厳しすぎる試練にも見えてきます。

すごいことになってきた。。。

 チームの混乱がフィールド外まで毒々しく広がってきました。発端は試合後のRG3のこのコメント。

"If you want to look at the good teams in this league and the great quarterbacks, the Aaron Rodgers or Peyton Mannings, those guys don't play well if their guys don't play well. I need every guy in that locker room and I know they are looking at me saying the same thing."

 いや~、すごすぎる。こんなことを言えるQBって他にいますかね。アーロン・ロジャースだって、兄者だって、周りの選手が良くなければ、いいプレーはできない、だってさ。自分のプアなパフォーマンスを棚に上げて、責任をチームメートに押し付けるかのような言い方。自分がロジャースや兄者と同レベルだと思っている勘違いぶりにも唖然。

 敗戦の責任をすべて受け止めるべきQBがこの言い方はまずいでしょーよ。去年、サンタナ・モスに注意された失敗を繰り返してます。チーム内のRG3の求心力は一気に低下するでしょう。こんなQBを支えたいと思う仲間はいないでしょうから。

 さらにすごいのが、グルーデンの今日の記者会見の発言。RG3のコメントを一刀両断しました。

"First of all, Robert needs to understand he needs to worry about himself, No. 1, and not everybody else. It’s his job to worry about his position, his footwork, his fundamentals, his reads, his progressions, his job at the quarterback position. It’s my job to worry about everybody else. And yes, everybody else needs to improve. There’s no question about it. But it’s not his place. His place is to talk about himself, and he knows that.”

 他の選手の心配をしている場合じゃねーだろ、まずはてめえのことを心配しろ、他の選手を心配するのはオレの仕事であって、てめえじゃねえ、だってさ。うわぁ~。

 さらに、RG3のプレーについてもボロクソに批判。

“Robert had some fundamental flaws. His footwork was below average. He took three-step drops when he should have taken five. He took a one-step drop when he should have taken three, on a couple occasions, and that can’t happen. He stepped up when he didn’t have to step up and stepped into pressure. He read the wrong side of the field a couple times. So from his basic performance just critiquing Robert it was not even close to being good enough to what we expect from the quarterback position.”

 RG3には根本的欠陥がある。フットワークは平均以下だ。5歩ドロップバックするところ3歩だったり、3歩のところが1歩だったり、ありえねえ。ステップアップの必要のない時にステップアップしてプレッシャーを受けている。そもそも基本がなってねえよ、あいつは、って感じでしょうか。

 コーチがRG3をここまでぶった切るのは初めて。この発言を聞く限り、グルーデンはRG3を見限ったように見えます。

 これはオーナーに対する「宣戦布告」でもあります。セレブ大好き人間のダニエルは、最大のRG3擁護者。マーケティング的にドル箱の選手なんで、RG3中心のチーム作りしか考えていないはず。そんなオーナーに「オレはもうRG3とはやってられねえ」と言い出したわけですから、フランチャイズを揺るがす超弩級の事態です。

 こうなると、フロントはRG3を取るか、グルーデンを取るか、二者択一になってきました。グルーデンが強気なのは、5年契約をもらっているから。「4年分の支払いが残ってるから、オレを切れないでしょーよ」と。RG3排除作戦を強行するには、早ければ早いほどレバレッジが大きいと考えているんでしょう。童顔新米コーチのくせになかなかの策士です。個人的には、背後にチャッキーの助言があると見てます。

 なんかもう試合どころじゃなくなってきましたね。もうネタとして楽しむことにしますw




ひでえ試合

 スキンズファンなので負け試合には慣れてますが、それでも今まで観戦してきた中で、そのひどさ加減ではトップテンに入るレベルじゃないですかね。ウチのファンはあまりブーイングしないけど、昨日はすごかった。ワタシもテレビに向かってブーイングしまくりでした。

スキンズ 7―27 バッカニアーズ

 前半、3ターンオーバー、3サック、FGミスで自滅したのはしゃーない。そんなひどい状態でも、前半残り1分でTDを決め、7―13で折り返したんだから上出来。悔しいのは、モメンタムがウチに来たはずの後半、TBにドミネイトされたこと。死んでる、このチーム。

 今日はむかついたことだけ列挙。

RG3
 私は基本RG3擁護派だけど、昨日のパフォーマンスは見ていて吐き気をもよおしました。なんであんなに簡単にサックもらうのか、意味分からん。ターゲットを見落とすのはしょうがないとしても、いったん振りかぶり、それを止めるから、つかまっちゃう。毎試合、毎試合、この繰り返し。なんなの、この学習能力の低さ。TBディフェンスはRG3のスローリリースを狙っていたらしいです。情けねー。抜群の身体能力も頭の悪さがすべてをぶち壊しています。

 デショーンへのディープ2発も、せめて一つは通してほしかった。どちらか通っていたら、試合展開は変わっていたはず。試合を通じて、フリーになっていたデショーンを見落とし続けていました。

ディフェンス
 ルーキーに200ヤードって、情けねー。

コーチング
 バイ明けでこの無様な試合はなんなのよ。今季1勝チームにやられ放題ってなんなのよ。オフェンスは相手の弱点を突くどころか、RG3の弱点を突かれまくりました。ディフェンスはブリッツの裏を狙われ続けました。攻守ともに相手の戦略が一枚も二枚も上で、ウチのコーチ陣、レベル低すぎ。


 昨日の試合でワタシの中で何かがぷっつんしてしまい、今シーズン、もうどうでもいいモードになりました。このまま全体1位を狙って、マリオタどーすかね。OAKがいるので、さすがに厳しいか。

W11 TB戦プレビュー

 結局、バマが勝つのねえ。大一番では絶対負けないいやらしいチームだよなあ。ミシシッピステートに勝たせてあげたかったけど、大舞台での経験の差が出たって印象。それにしても、ミシシッピステートのQBプレスコット、プレースタイルがティーボウに似すぎw

 さて、スキンズはバイウイーク明け、ホームゲーム、相手は今季1勝のTB。ここはさっくり勝つべき試合なんだけど、そういかないのがウチのチーム。もつれるでしょうねー。

対TBディフェンス
 TBはオフにいいFA補強をしていたので、V字回復を果たすチームの一つだと思っていたので、今季の低迷ぶりは意外。特に、HCがラビー・スミスでありながら、ディフェンスがストラグルしているというのもこれまた意外。マーク・バロンのトレード放出が物語るように、スミスさんの目指すディフェンスの方向性とパーソネルが一致していなかった、そんな印象を受けますね。

 TBのことはよく知らないのですが、ジェラルド・マッコイとラボンテ・デービッドというオールプロクラスのタレントがどーんといて、歯ごたえのある印象。それでも、ストラグルしているということは、その他のポジションで多くの穴があるということなんでしょう。誰が穴なのか知らないけど、グルーデンには穴を突くプレーコールを期待したいです。

 ちなみに、ジェラルド・マッコイとウチのトレントは同じオクラホマ大出身。2010年ドラフトでマッコイは全体3位、トレントは同4位で指名され、2人ともトップレベルの選手になりました。スバラシイ。パチパチパチ。同じオクラホマ大の全体1位の方は今。。。

 WRハンカーソンがPUPから復帰。6-2だけど、ウチのWR陣では最も高い選手。彼のサイズを生かしたプレーがあるのかどうか。

対TBオフェンス
 ビンセント・ジャクソン&マイク・エバンスのツインタワーが好調。この2人がいて1勝って不思議だ。この2人しかいないのかもしれないけど。2人を抑えるのはタフなミッションだけど、ブリーランドとアマーソンならボロ負けすることはないと思います。

 QBはベテランのジョシュ・マカウンですか。CHIにいた去年、ウチ相手にスバラシイパフォーマンスを見せたので、やりやすいイメージを持っているかも。とにかく、MIN戦のように相手QBに気持ちよくパスを投げさせたら絶対ダメ。アグレッシブにプレッシャーを掛けてください。

 IR入りしていたNTバリー・コーフィールドが戦列に復帰。インサイドからプレッシャーを掛けてくれると、随分楽になるんだけどなあ。コーフィールドとハッチャーが並ぶだけでインパクトが全然違うので、ちょっと期待。

シーズン前半・ガッカリの選手

 前回に続き、シーズン前半の総括。今回はガッカリだった選手たち。

1、WRピエール・ガーソン
 昨シーズンはフランチャイズ記録となる113キャッチ(1346ヤード)。とりあえずガーソンのほうに投げとけばなんとかなる、そんなオーラがありました。ところが、今年は9試合で42キャッチ、458ヤード。デショーン加入でスタッツがある程度落ちるのは仕方ないけど、ガーソンのカバーが緩くなるというメリットもあることを考えると、あまりに物足りない内容。u-daiさんが指摘するように、コンディション不良かと。去年のブレークで調子に乗って体調管理を怠ったんじゃないですかね。

2、OLBブライアン・オラクポ
 胸筋断裂で7試合でシーズン終了。IR入りしたのは不運としても、フランチャイズ指定選手が7試合0.5サックではお話しにならないです。

3、OGショーン・ロヴァオ
 ワタシはOLの善し悪しがよく分からないのですが、アナリストの評価は散々。4年17ミリオンも払って獲得した選手がこれかよ~。もともとFA市場で評価が低かった選手に、こんな高額サラリーを払ったことにずっと不満でした。ロヴァオとサヨナラしたCLEは後釜に2巡でネバダ大のビトーニオを指名し、大成功。ウチは2巡をトレードダウンしなければ、ビトーニオを獲れたのに。トレードダウンして増やした3巡指名権でOGロングを指名したけど、まだスターターのレベルに非ず。指名権増やしても使えなきゃしょうがないでしょーよ。

4、ILBペリー・ライリー
 パスカバーが無力。彼は彼なりに頑張っているんだけど、身体能力的にパスカバーは無理って感じ。ミスマッチをガンガン突いてくるPHIオフェンスを打ち破るには、ライリーがスターターであってはいけないと思う。3年13ミリオンで契約延長したけど、来年代役探しが必要。

5、DEジェイソン・ハッチャー
 ここまで4サックとスタッツ的にはまずまずだけど、払ったサラリー(4年32ミリオン)と期待の大きさを考えるとガッカリ感は否めず。最初の2試合(2.5サックを記録)はインサイドからガンガンポケットをぶち破り、とんでもないバケモノだと大興奮したんですが、その後はほぼ空気。どこかケガしていたという記事を読んだ記憶があり、コンディションを落としていたんだろうけど、それでも物足りない。ウチのドラフトは当たらないけど、FAも当たんねえなあ。カレッジスカウトだけでなく、プロパーソネル担当もダメだ。

シーズン前半・期待以上の選手

 シーズン前半を振り返り、期待以上の活躍をした選手とガッカリだった選手を挙げてみたいと思います。まずは期待以上の選手から。

1、WRデショーン・ジャクソン
 今まで大嫌いな選手だったため、その価値が良くわらかなかったのですが、味方になってそのすごさを実感しています。相手CBをぶち抜くスピードはもちろんですが、難しいボールや密集地、ヒットを受けても落とさない集中力とキャッチ力がスバラシイ。9試合で40ヤード以上のレシーブを9回も記録し、毎試合のようにビッグプレーを決めています。全盛期のサンタナ・モスを思い出しますね。クリス・クーリーが「NFLのベストレシーバーかも」と絶賛したそうですが、決して誇張じゃないと思います。でも、この活躍が勝ち星に結びつかないのがなんとも。

2、CBバシャード・ブリーランド
 アーリーエントリーだったため、ドラフト指名(4巡)時はプロジェクト選手と評価されており、今年はSTやニッケル・ダイムで経験を積んで、戦力になるのは来年以降だと思っていました。ところが、Dホールのアキレス腱断裂でスターターに昇格。最初はストラグルしてましたが、試合を経るごとに良くなり、DAL、MIN戦では相手レシーバーをほぼシャットアウト。ホールやアマーソンを抜いて、今やウチのベストコーナーじゃないですかね。ウチはドラフト中位で当たりを引くことがほとんどないので、超ウレシイ。

3、Pトレス・ウェイ
 プレシーズン最終戦前にCHIから放出されたところを拾い、そのまま開幕ロースター入り。飛距離、ハングタイムとも秀逸で、平均49.5ヤードはリーグトップ、ネット平均41.5ヤードは同7位。ワタシがスキンズファンになってから、ネット平均が40ヤードを超えるなんて記憶にないです。狙いの所に落とすコントロールはまだまだのように見えるけど、それでも十分な内容。パントでズドンと押し返してくれるというのは本当にデカイです。ずっとまともなパンターがいなかったウチに、やっと長く使えそうな選手をゲットした印象。フロントGJ! ちなみに高校時代のチーム名もレッドスキンズだったそうです。

4、TEナイルズ・ポール
 過去3シーズンで14キャッチ、228ヤードの選手が、今季は30キャッチ、429ヤードとブレーク。才能が開花したというより、出場機会が増えたということでしょう。シャナハン時代は2番手TEはポールセンを使うことが多く、ポールの出番は限定されていました。6-1とTEとしては明らかなアンダーサイズで、スピードもイマイチなのに、よくやっているとしかいいようがないです。STでの貢献度も高く、こういう努力家が活躍するのは嬉しい限り。来オフ、FAになるけど、ぜひとも引き留めてほしいです。

5、ILBキーナン・ロビンソン
 過去2シーズン、2回の胸筋断裂でろくに試合に出ておらず、大先生の穴埋めなど不可能と思っていただけにウレシイ誤算。サイズとスピードを兼ね備え、彼がパスカバーでやられるシーンはめったにないです。今季、パスディフェンスが随分向上したのはロビンソンの存在も大きいと思います。また、TEN戦では14タックルを記録し、週間MVPを獲得。リーグ全体から一目を置かれる存在になってきた印象を受けます。このままケガしないで成長し、大先生のようなチームの大黒柱になってもらいたいです。
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心がモヤモヤ~♪

 MINに負けてほぼシーズン終了となり、へこんだ状態でバイに突入したわけですが、グルーデンが「爆弾」を投下してくれたため、さらに心がモヤモヤしております。せめてバイウイークくらい心安らかに過ごさせてほしいのに、ウチはいつもお家騒動。疲れますなあ。

 で、グルーデンが投下した爆弾てのは、月曜日に発したスターターQBについての以下の一言。

 "The jury is still out on that position."

 the jury is still out という表現は初めて聞いたので、辞書を引いたのですが、「まだ結論は出ていない」という意味だそうです。つまり、「ウチのスターターQBはまだ決まってないよ~」ってこと。うへっ。就任時に「QBのスターター争いは存在しない」と言い放ち、ダラス戦で活躍したコルトを引っ込めて、RG3の復帰を急がせておきながら、今さらこんなことを言う。「ちょっとこの人、何言ってんの~」というのがワタシの率直な印象。

 RG3を厳しい言葉で鼓舞したかったのか、本気でRG3をフランチャイズQBとみなしていないのか。グルーデンがどういう意図でそう言ったのかは不明。バイウイークで報道陣も真意を確認できないだけに、モヤモヤ感が増幅されます。

 RG3が長期的なアンサーなのかどうかはワタシにも分かりません。しかし、カズンズがスターターのタマではないと判明した以上、今はRG3で行くしかないのに、The jury is still out on that position なんてコントロバーシャルなことを言う必要がどこにあるのか。復帰はバイ明けでいいはずなのに、わざわざMIN戦で先発させたことは、RG3に対する信頼の証拠であるはずなのに、わざわざこんなことを言う。

 反RG3派のチャッキーにそそのかされて、RG3を外す方向に傾いているのかなあ。RG3への投資の大きさを考えると、ワタシはどんな結果に終わろうとも、来シーズンいっぱいまではRG3でいく以外に選択肢はないと思っています。本人もそれを覚悟してウチのHCを引き受けたんでしょ?

 翌日会見したRG3はグルーデンが言わんとしていることは分かる、てなことを言っていたので、鼓舞する意味でそう言ったのだと信じたいです。でも、すっきりしないですなあ。

 今年のハロウィンはアナ雪ファンションの女の子がえらく多かったです。ウチの3歳の娘もアナ雪が大好きで、アナ雪の音楽CDを毎日聞いているほど。で、アナの歌で「生まれて初めて心が躍るの~♪」という歌詞があるのですが、娘は「心がモヤモヤ~♪」と替え歌をして喜んでいます。で、何が言いたいかというと、ワタシは娘が歌うように「心がモヤモヤ~♪」なわけであります。

モーソウ敗れたり

 なんか旅に出たい。。。この試合を落とすようでは、「プ」をモーソウしたワタシがアホでした。

スキンズ 26―29 バイキングズ

RG3復帰戦
 18/28 251ヤード、1TD、1INT、RTG90.0
 基本的には良かった。ただ、前半終了間際のINTは最悪。あれがなければ、最低でも10対0で前半を折り返していたのに。それが10対7になり、モメンタムが一気に傾いちゃいました。相手CBに直接ボールが行ったので、ロバーツのルートミスかとも思ったんですが、試合後、グルーデンが「最悪のプレー」と評していたので、RG3の投げミスでしょう。

 あと、最後の4thダウン、あれはガーソンに通して欲しかったなあ~。エースQBならあそこは通すでしょーよ。あまりにしょぼいパスミスにがっくり。動きながらパスをビシビシ通したテディのほうが走り投げはうまいんじゃね、って思っちゃいました。

 あとはやっぱり、持ちすぎのシーンが多かった。うまくエスケープしてパスを通したシーンもあったけど、リスキーだなあ。

 ただ、全体的にプレーに安定感があり、前向きに捉えたいですね。特にデショーンに通したロングボム2発はとっても良かった。あれを通せるなら、今後に希望が持てますね。

WRガーソン
 ガーソンの空気っぷりが気になりますねえ。エースがあれでは苦しい。u-daiさんが言うように、コンディションがイマイチなんでしょうねえ。

OL
 試合を通じて、相手の強力フロントセブンに押され続けました。あれだけ押されて26点も取ったのは逆に意外。やっぱりインサイドラインマンを強化しないとキツイ。来年はCをドラフト上位でお願いします。

ディフェンス
 レッドゾーンで踏ん張れていたら、勝てたはず。レッドゾーンに4回持ち込まれて、4回ともTDを奪われました。

 正直、パスラッシュがコンサバすぎじゃないですかね。ルーキーにあんなに気持ち良くパスを投げさせちゃダメでしょーよ。3rd&ロングを何度通されたことか。DAL戦で大成功したフルブリッツは一度もなかったんじゃないですかね。

 前半、テディが執拗にディープに投げて込んでくるから、それを警戒してブリッツの枚数を減らしたように見えました。1~2本危ない場面もあったけど、基本的にテディのディープの精度はまだ高くないから、そんなにびびる必要はなかったと思うけどなあ。ウチのディフェンスをストレッチする相手の戦術にまんまとはまっていったような。。。

 テディはプレッシャーがかからない場面はほぼ確実にパスを通していました。修正するにはアグレッシブに行ってプレッシャーをかけるしかないのに、最後までコンサバにいって同じようにやられました。またしてもハズレットの修正能力の低さを感じた試合でした。相手OLは強くないのに、ポケットをつぶせないDL陣にもがっかり。

 それにしても、テディはなかなかイイQBでしたなあ。decisiveという形容詞がぴったりの選手。ポケット内でグズグズするウチの誰かさんとは違い、気持ちいいほど思い切りがいい(ちょっと雑な感じもするけど)。ディープの精度はまだまだだけど、ショート、ミドルはかなりのコントロールでした。ただ、将来、すごいQBになるという怖さは感じませんでした(負け惜しみ?)。

バイウイーク
 勝って気持ちよくバイに入る予定が、どよーんと重苦しい気持ちのまま2週間を過ごす羽目に。スキンズファンとしては毎度のことですけどねー。




W9 MIN戦プレビュー

対MINオフェンス
 Ligerさんがコメントされていたように、ADとTEルドルフが不在なので、WRパターソンのビッグプレーとルーキーRBマキノンをケアすれば、なんとかなりそう。QBブリッジウォーターとOLもストラグルしているみたいだし。それにしても、ADがいないだけで、えらく守りやすい感じがする。。。

 ウチはDAL戦で大成功したブリッツハッピーを繰り返すのか、相手OLが強くないからブリッツを減らしてもプレッシャーを掛けられると判断して保守的に守るのか。さすがにDAL戦ほどアグレッシブにはならないと思うけど、要所要所でブリッツを入れるでしょうね。

 シーズン序盤に負傷した選手たちが復帰してきてコンディションはほぼ完璧かと思ったら、金曜日の練習でライジングスター、CBブリーランドがヒザをひねってQ組に。コンタクトのない場面での負傷だったそうで、グルーデンも「怖かった」と言ってます。ACL断裂って、コンタクトのない場面で「あれっ」て感じで崩れることが多いですからね。

 次はバイだし、無理させないかも。代役はベテランのトレイシー・ポーター。ここまでハムのケガでほとんど出てません。それなりのサラリー払ってるんだから、そろそろ働いてよ。

対MINディフェンス
 マイク・ジマーのディフェンスは手強いイメージしかないです。外側から絶好調のエバーソン・グリフェンとドラ1アンソニー・バーのパスラッシュ、内側にもリンバル・ジョセフとシャリフ・フロイドがおり、プレッシャーは相当きつそう。

 ウチのOLを考えると、早め早めの判断でプレーしていく必要があるけど、ポケット内でモタモタとボールを持ちすぎるRG3の悪癖が出ないか、コワイコワイ。決められたターゲットにさっさと投げるコルトを見習って欲しいですね。自分の安全を守るためにも。

 RG3って、手前のターゲットより奥に投げたいという色気が出ちゃうんでしょうね。それで持ちすぎちゃって、ターゲットが全て消され、サックをくらう、こういうパターンなんじゃないかと。その点、コルトはホント、イイお手本だと思います。

 RG3は最近、自分がヒーローになるんじゃなく、チームメートを信じてプレーする、てなことを言っており、素直にパスを通すことに専念するような姿勢を見せています。その通りプレーできるといいんですけどねー。頭で描くように動けるかどうかは全く別問題ですから。

 お互いに守備が踏ん張ってロースコアの展開になると予想。20点を越せば、勝機が高まると思うので、オフェンスの目標はまず3TD。

モーソウかましてよかですか?(小林よしのり風)
 MINに勝ち、バイでしっかり休養を取った後、TBにも勝てば5勝5敗のタイに。あきらめかけていた「プ」の文字がおぼろげながら見えてきます。たかが勝率5割なのに、そんな妄想するだけで、今からワナワナしてきちゃいますね!

※追記 ブリーランドが出場できるようです。よかった、よかった。あとDLクリフトン・ギャザーズをリリースし、去年のドラ4Sフィリップ・トーマスをPSから引き上げました。