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お知らせ

 私事ですが、今月いっぱいで日本に帰国することになりました。10年余りにおよぶアメリカ生活を楽しくしてくれたのは、レッドスキンズの応援でした。日本に帰ることで何が一番悲しいかといえば、現地時間で試合を観られなくなることですね。今後はライブ観戦しようと思ったら、夜な夜な観ないといけないというのはかなり気が重いです。

 日本に戻ってもブログは続けます。ただ、「ワシントン駐在サラリーマンのレッドスキンズ応援記」というタイトルは変えないといけないですね。「元」を付けるだけのマイナーチェンジにするか、全面的にタイトルを変えるか、何も考えていません。てゆうか、引っ越しが忙しすぎて、それどころじゃないというか。

 ブログの冒頭で書いた「願わくは、日本に帰るまでに愛するワシントン・レッドスキンズがスーパーボウルを制覇する興奮を味わってみたい」という願望は、残念ながら叶いませんでした。やっぱり優勝パレードを見に行ってみたかったなあ。何とか生きているうちにSB制覇の夢が叶いますように。。。

 昨年、シカゴ・カブスが108年ぶりに優勝したわけですが、100歳生きてもカブス優勝を目の当たりにできなかったファンもいたわけで、レッドスキンズがそうならないことを願うばかりです。でも、チームのゴタゴタがいつまでも続くのを見ると、生きている間に本当に夢が叶うのか、真剣に心配になってきました。NFLだけはまぐれ優勝はあり得ないですからねえ。

 引っ越しのドタバタでしばらく更新が滞ると思います。まあ、最近のゴタゴタで個人的にしらけちゃって、熱心にフォローする意欲が完全に薄れていたので、ちょうどいいタイミングです。カズンズと長期契約できない限り、今年はテンションが上がらないまま終わっちゃいそうな気がしています。

 てことで、これがアメリカ発最後のエントリになるかと思います。今後もご愛顧のほど、よろしくお願い致します。




終わらぬカズンズ騒動 & WRプライアー獲得

 カズンズをめぐる状況は全く訳が分かりません。カズンズはアレンがいる限りスキンズと長期契約は結ばない、という情報が出たかと思ったら、GMマクルーエンはカズンズのトレードを画策したために解雇された、という情報が出たり。一体、悪いのはどっちなん? おそらく、アレンサイド、マクルーエンサイド、カズンズサイドの3者がディスインフォメーションを含め、いろいろな情報を流しているんでしょう。

 本当はカズンズに本音をぶちまけてもらったら一番すっきりするんだけど、ナイスガイのカズンズはそんなことはしないでしょう。今回の騒動で何が一番悲しいかといえば、人格的に優れ、「スキンズをNFLのスパーズにしたい!」とまで言ったカズンズに、チームを離れたいと思わる状況を生み出してしまったこと。何がカズンズにそう思わせてしまったか、真相は不明ですが、カズンズのような選手を引き留められないチームに明るい未来はない、そう断言できます。

 ドロドロニュースが続く中で、久しぶりに明るい話題は、WRテレル・プライアーの獲得。1年8ミリオンって激安価格。同じ1年契約でもジェフリーに14ミリオン払ったPHIに比べてお値打ち感が高いのがイイですw 年10ミリオンは超えると思っていたけど、市場評価は予想以上に低かった模様。もう1年実績を残して大型契約をゲットするのは来年、ということで本人も1年契約を望んだんでしょう。それにしても、ウチみたいなヘンテコチームによくぞ来てくれました。ありがとう!

 QBがコロコロ変わり、みんなイマイチだった去年のCLEで1000ヤード突破って、他チームなら1500ヤードくらいの価値があるんじゃないですかね。サイズは6-4、身体能力はフリーク、実績1年ポッキリだけど、こんなワクワクする選手は他にいないでしょう。それにしても、CLEって毎年、自分とこで育てた優秀な選手をホイホイ流出させちゃってますよね。ちゃんとキープしていたら、とても1勝で終わるチームじゃないと思うんだけど。

ここまでの動きを整理

 いろいろありすぎてフォローするのが大変なんですが、ここまでの動きを整理します。

新加入
DT テレル・マクレイン(前DAL) 4年21ミリオン
DT ステイシー・マギー(前OAK) 5年25ミリオン
S  DJ・スウェアリンガー(前ARI) 3年13.5ミリオン

 随分、地味に攻めましたねー。中堅クラスばっか。これを補強っていうんかなー。一方、CLEのWRテレル・プライアーがスキンズ施設を訪問中。プライアー獲得は大賛成。ぜひともいっちゃってほしい。

移籍
WRデショーン・ジャクソン→TB 3年33.5ミリオン
WRピエール・ガーソン→SF 5年47.5ミリオン
DLクリス・ベイカー→TB 3年15.75ミリオン

 両エースレシーバーの移籍はしかたないとしても、ベイカー流出はガッカリ。スキンズはオファーさえ出さなかったとか。この格安オファーさえ出さなかったなんてちょっと信じ難い。フロントはDL陣を総入れ替えしたいと思っているんだろうなあ。

再契約
TEバーノン・デービス 3年15ミリオン

 再契約できてよかった。でも33歳の選手に年5ミリオンは高くね?

RFAにテンダーオファー
RBクリス・トンプソン 2巡テンダー(2.7ミリオン)
LBウィル・コンプトン ローテンダー(1.8ミリオン)

 トンプソンはドラフト5巡なので、ローテンダーでも十分キープできると思っていたけど、2巡で行きましたか。絶対流出させたくなかったんでしょう。いいと思います。コンプトンはドラ外加入なので移籍時の代償はナシ。チームの評価が高くないことがよく分かりますね。

GM解雇
 コンバイン不在の時点でこうなる運命だとは思ってました。前回のエントリでてつさんがリンクを貼ってくれたワシントン・ポスト紙の記事が一番真相に近いんじゃないかと思います。有能なGMを失いました。ウチはどうしてこう内輪もめばっかしてんですかねえ。強くなるわけがない。やっぱオーナーが悪いな。

カズンズ
 いろいろな情報が飛び交ってワケが分からないです。トレード濃厚と言われる一方で、オーナーがカズンズからのトレード直談判を断った、なんて情報も。とりあえずカズンズはタグにサインする意向を示しているらしいです。それでも、トレード話は今後も続くでしょうねえ。

負け組決定のFA戦線

 事実上、FA市場が解禁したわけですが、GMがチーム施設にいないという前代未聞の状況。こんな目撃情報まで出ています。


 この大事な時にGMがのんきにワンちゃんとお散歩してたらダメでしょうよw でも、チーム内に居場所がないってことなんで、いてもいなくても同じか。って全然笑えない。チームを半分追放されている立場の人がスキンズジャージに身を包んで散歩ってかなり違和感。そもそも目立ちすぎだよw

 ガーソン&デショーンの両エースレシーバーは移籍が濃厚。これは仕方ないとして、守備陣のベストラインマンであるクリス・ベイカーまで流出させちゃう可能性も。ドロドロのチーム状況に嫌気が指して、みんな移籍しちゃうというエクソダス現象が起きつつあります。チームへの愛着が強いベイカーまでが逃げ出したら、マジでこのチーム、終わってます。

 FA選手の代理人たちはみな「あのドロドロチームはやめたほうがいいよ」と助言しているだろうから、有力選手をゲットするのはかなり難しいでしょうね。FA市場完全解禁前から負け組決定!

 もう悲惨すぎて、完全に自虐モード。カズンズトレードの噂がだんだん広がってきたし、ホント嫌になってきた。
ベルメゾンネット

フロントで何が起きているのか

 スキンズクオリティーが蘇えってきましたねえ。フロント内のゴタゴタ、一体何が起きているのか、さっぱり分からないです。

 シニアボウルでGMスコット・マクルーエンのメディア取材はナシ。クリス・クーリーが「アルコール依存症が復活したんじゃね」と疑っても、フロントからこれを否定する声明はナシ。「あれれ、どうなってんの?」と思っていたら、GMがコンバインにまさかの欠席。「GMたちのスーパーボウル」(ワシントン・ポスト紙)と言われるコンバインにGMが不在だなんて聞いたことがない。オイオイ、ドラフト戦略は誰が立てんだよ~。ドラフト前のこの大事な時期に、なんなのこのゴタゴタ。はぁ~、このチーム、終わってる。。。

 地元紙の報道では、球団社長のブルース・アレンがマクルーエンの権限を剥奪しているような感じだけど、全く分からないのは、何が原因でアレンとマクルーエンの関係がこじれてしまったのか。ワタシはカズンズの処遇で両者に溝があったと勝手に想像しているのですが、真相は分かりません。

 その一方で、HCグルーデンと2年の契約延長。契約延長自体には賛成だけど、GM不在で延長って、じゃあ、一体誰が交渉したの? GMの頭越しでグルーデンに近いアレンが延長したってことになりますわね。完全にGMの立場ナシ。

 個人的には、やはり去年、カズンズと長期契約をまとめなかったマクルーエンに、オーナー&アレンが怒っている、というのが一番しっくりする解釈なんですが、どうでしょうか。一般的には、年20ミリオンを希望するカズンズサイドに対し、マクルーエンは年16ミリオン、保障24ミリオンしか提示しなかったと言われていますが、実際は年12ミリオンだったというウワサもあります。年12ミリオンって、いくらなんでもディスりすぎでしょう。先発QBに払う金額ではないです。

 昨シーズンはタグで20ミリオン、今年は2年連続タグで2割増しの24ミリオン。2年間で44ミリオン支払っても長期契約を結べないなんて、そりゃあオーナーも球団社長もブチ切れるでしょう。適正価格しか払わないマクルーエンに交渉を任せていたら、カズンズは引き留められない、そう判断してマクルーエンの権限を剥奪した、というのがワタシの勝手な推測です。

 グルーデンとの契約延長も、カズンズ引き留めを意図したものでしょう。グルーデン政権の継続がはっきりしなければ、カズンズの引き留めは絶対に無理。もちろん、フロント内がゴタゴタしているイメージを軽減し、FA市場解禁前にチームの方向性をはっきりさせて、欲しいFA選手と獲りたいという狙いもあったでしょうが。

 驚くべきことに、ダニエルがオーナーになってから、契約延長を勝ち取ったHCがグルーデンが初めて! これを聞いただけでもこのフランチャイズのダメさ加減が分かりますねw グルーデンが有能かどうかは置いておいて、とりあえず長期政権をつくる意思を明確にしたことは評価したいです。

 マクルーエンは有能なGMだと思っていたので、残念な展開ですが、ここまでこじれちゃうと、もう居場所はないでしょうねえ。