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W7結果 まさかの大逆転劇

 前半、0-24になった時は、貴重な日曜日にこんなクソゲーム見せんじゃねー、と憤慨したんですが、まさかまさかの結果に。前半でテレビ消したファンも多いと思うぞ。

スキンズ 31-30 バッカニアーズ

勝負の分かれ目その1:オンサイドキック
 24点ビハインドを本当に追いつこうと思ったら、どこかでオンサイドキックを決めてモメンタムをつかむ必要があると思いながら見ていました。ワタシは後半最初のキックオフでやるのでは、と予想していたのですが、使ったのは後半2回目のキックオフ。その前のTDドライブで14-24になり、残り時間もたっぷりあり、リスクを冒す場面ではなかっただけに、ワタシも完全に意表を突かれました。相手も無警戒だったようで、見事に決まりました。この後、TDドライブが完成して一気に3点差になり、流れをつかみました。グルーデン、GJ!

勝負の分かれ目その2:1st&ゴールをFGで切り抜ける
 試合残り時間4分くらいの場面でしたかね、TBのRBダグ・マーチンのビッグランが出て1st&ゴール(自陣5ヤード)となった時はさすがにもう観念しました。3点ビハインドでさらにTDを奪われたらゲームオーバー。ところが、ここでランを3本止め、FGで切り抜けました。6点差で最後のドライブに望みをつなげました。この日の守備陣はランもパスも悲惨だったけど、この守備だけで全部許しちゃいます。

勝負の分かれ目その3:美しすぎるプレーコール
 最後のカズンズからTEリードへのTDパス、しびれた~。左サイドにレシーバーを4人並べ、右サイドをリードと相手セカンダリーの1対1にして、リードが見事にぶちぬいて大逆転劇が完成。見事なプレーコールで、勝負所のために取っておいた最後の1手、そんな感じでしたね。脳震盪から復帰したリードは試合を通じてキレキレ(11キャッチ!)。1対1だと誰も止められないです。予想以上にリードの復帰はでかかったです。

今日のカズンズ
 33-40(82.5%)、3TD、0INT、RTG124.7。久しぶりにノーミスデー。コントロールがぶれる場面が時々ありましたが、レシーバー陣がうまくキャッチしてくれて助けられました。圧巻だったのは、最後のドライブでの落ち着きぶり。メンタル面ではPHI戦での逆転ドライブで一皮むけましたかねー。

ディフェンス
 ランもパスも止められない悲惨な内容。ランは1列目を抜けると、10ヤード、20ヤードが平気で出ちゃう。ウチのLB陣は相手のブロックに簡単に取られすぎじゃないですかねー。

 相手レシーバー陣はVジャクソン、Lマーフィーが負傷離脱し、マイク・エバンスさえ抑えればいい、という展開の中で、エバンスが全く抑えられない! 3rd&ロングのシチュエーションでも必ずエバンスに通され、イライラしっぱなしでした。ジャー二ーマンCBウィル・ブラックモンだけでなく、ライジングスター、ブリーランドまで完敗だったのはちょいとショック。カリバー、ホールが帰ってこないとやっぱりきつい。

 それにしても、ウィンストン、やっぱイイQBでしたねー。エバンスがすごかったのは確かだけど、そこにピンポイントで通せるウィンストンは末恐ろしい。ミドル以降のパスの精度では、もうウチのカズンズより上でしょう。

総評
 グルーデンもカズンズも首の皮がつながりました。この試合負けていたら、シーズン終了後に2人まとめてサヨウナラになっていたでしょうね。24点差を逆転したことで、2人に対する批判はリスペクトに一転し、グルーデンーカズンズ体制の求心力が一気に高まった気がします。

 何にしろ、イイものを見せてもらいました。24点差の逆転劇なんて一生に一度お目にかかれるかどうかでしょう。3勝4敗と大した成績じゃないけど、今年は見ていて楽しい。今までが悲惨すぎただけなんですけどねー。




W7プレビュー vsTB

 今週はほとんどフォローできないまま試合前日になってしまいました。

Must Win!
 今季一番大事な試合といっても過言じゃないです。TBだから勝てるだろ、とか相手を見下すつもりは全くございません(TBは2勝3敗でウチより成績上だし)。負けたらほぼシーズンエンド、という崖っぷちの状況だからです。

 TB戦の後はバイウィークですが、バイ明けに対戦するのはNE。はっきり言ってノーチャンス。つまり、現在、2勝4敗のウチがTBに負けると、自動的に2勝6敗になってしまうわけです。「プ」はおろか、ワタシの今季の目標である8勝も大きく遠のいてしまいます。頼むから、TBに勝ってシーズンをもう少し楽しませて~。

ジェイミス・ウィンストン
 カレッジ時代、かなりワタシ好みのQBでした。最近の黒人QBには珍しいポケットパサー。NFLでのプレーは一度も見たことがなかったので、どんなプレーをするのか、密かに楽しみw カレッジ時代の印象としては、少しコントロールが悪いかなあと思うこともあったけど、ポケット内でターゲットを次々に切り替えられる判断力の良さは群を抜いていると思いました。肩もいいし、かなりのタマだと思います。ただ、同じTBの元ドラ1ジョシュ・フリーマンに似た雰囲気を感じるのはワタシだけでしょうか。成功できるかどうかは、本人の努力次第、そんな気がしますねー。

 基本的に初物に弱いスキンズですが、ルーキーに気持ちよくプレーさせたらダメです。

ランディフェンス
 ここが勝負のポイント。好調ダグ・マーティンに走られる展開になったらきつい。ウチのディフェンスは、パーソネル的にランには強いはずなので、いい加減、きちんとアジャストしてほしい。

TEリード
 脳震盪で休んでいるLTトレントとTEリードがQ組で、最終許可が下りれば出場の見通し。カズンズのプアなパフォーマンスは大部分、本人の責任だけど、主力に怪我人続出で気の毒な面もありました。特に、3rdダウンでの貴重なターゲットだったリードの離脱がものすごく痛かった。リードが復帰すれば、ドライブはだいぶ進むようになると期待。

TBのツインタワー
 ヴィンセント・ジャクソン&マイク・エバンスのレシーバーコンビは怖いっすねー。去年対戦した時、エバンスにやられまくったので、今年は根性見せてほしい。ウチはカリバー&ホールのスターターコンビが相変わらずアウトできつい布陣ですが、ライジングスターのブリーランドがやってくれるはず。

W6結果 またも逆噴射

 後半の逆噴射でモメンタムが一気に変わり、攻守ともに完敗。

スキンズ 20-34 ジェッツ

 u-daiさんとyoCさんが転勤でDCを離れてから、スポーツバーでの観戦会はほぼ毎回、てつさんとワタシの2人だけだったんですが、昨日は久しぶりにまとまった人数が集まりました。てつさん夫妻と初参戦のOさん、さらにてつさんのお知り合いのスペシャルゲストがジョインしました! スペシャルゲストとはじゃ~ん!

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 スキンズ現役チアの森下昌子さん! ハイ、無茶苦茶カワイイです。あまりにおキレイなので、男3人、目が釘付けで、あんまり試合の様子が目に入りませんでしたw ホントに試合のことはあんまり覚えていないので、レビューはさらっと。

逆噴射
 前半、守備陣がターンオバーを3つ奪い、13-10で折り返したのですが、後半のウチの最初のドライブでカズンズがまたも逆噴射。この後、TDを奪われ、試合が一気にぶっ壊れました。

 リーヴィスがレシーバーのすぐそばにいんのに「お前、そこに投げるかよ!」という同情無用のINT。プレッシャーがかかって苦し紛れにパスを投げさせられるといういつものパターンでした。

 きついですねえ、カズンズ。次のTB戦でも逆噴射なら、バイ明けにコルトにスイッチ、なんてシナリオもありそう。

ランが出ない
 OLのスターターが2人欠場していたわりにはパスプロは比較的良かったと思うんですが、ランが出ない。スタッツを確認していないんですが、ラン獲得ヤードは30ヤードくらい? やばいです。

ランが止まらない
 2試合連続でランで200ヤード走られるってアリエナイ。オフェンスがgdgdでディフェンスには気の毒な展開だったけど、あんなに走られたらどうやっても勝てない。ちょっとちょっと奥さん、どうなってんのよー。

CBブリーランド
 いよいよワタシの待望する「ブリーランド・アイランド」の時代が近づいてきましたかねー。前半に2つのターンオーバー。特にINTは最初、何が起きたか分からないほどのミラクルプレー。とはいえ、後半、ブランドン・マーシャルにやられており、シャットダウンコーナーの称号を手に入れるのは、まだ先か。

ST
 エンドゾーンでパントブロックし、そのままTD!(ガベージタイムだけど) NYG戦でもキックオフリターンTDを決めており(ガベージタイムだけど)、最近、STが意外に頑張っている(ガベージタイムだけだけど)。こういう1発は次の試合につながるので、ちょっと嬉しかった。次は試合の流れを変える場面でお願いします。


 しんどい試合でしたが、観戦会のみなさん、どうもありがとうございました! もし「プ」のチャンスがあれば、また集まりたいですね!

W6プレビュー @NYJ

 本当に「プ」を狙うなら、踏みとどまりたい試合。

怪我人山盛り×バイウィーク
 チームコンディションにこんなに開きがある試合ってあんまり記憶にないです。ウチはLTトレント、Cリクテンスタイガー、TEリード、CBカリバー、CBホールのスターター5人がアウト。トレントは脳震盪らしいけど、いつやったんだい? Q組はWRデショーン、RBジョーンズ、DEパエア、WRロバーツ。デショーンはやっとQ組まで来たけど、ギリギリでしょうねえ。怪我人は恐ろしいほど主力ばっかり。

 対するジェッツはバイ明け! 怪我人はちょこちょこいるみたいだけど、主力の離脱はなさそう。しかも、シェルドン・リチャードソンが出場停止処分から帰ってきます。なんか、不公平~。

トッド・ボウルズ
 選手時代にスキンズ在籍経験があるそうですね。あのすました雰囲気は自信の表れなのか、カリスマ性を感じるのはワタシだけでしょうか。3勝1敗スタートはダテじゃないでしょう。

 トッド・ボウルズといえば、超アグレッシブなパスラッシュ。去年、ARIのDCとして対戦した時は、ほぼ毎回フルブリッツなんじゃね、と思うくらい、執拗にブリッツを入れくるのにびびりました。あんだけブリッツを入れてくるなら、逆に裏にできるスペースにパスを通せないものかとも思ったんですが、これがうまくいかないんだよなー。

 強力なDラインに加え、セカンダリーにはリーヴィスもおり、守備陣全体のバランスではリーグ屈指でしょう。う~ん、大変だ。

スキンズOライン×ジェッツDライン
 ここが勝負を分けるマッチアップ。ジェッツのDラインは、ウィルカーソン、リチャードソン、ドラ1レオナード・ウィリアムス、という恐ろしい顔ぶれ。

 対するウチのOラインですが、LTトレントの代役はTy Nsekheとかいう発音もよく分からない謎のジャーニーマン。彼のキャリア、ちょっと見てくださいよ。Wikiからコピペしたんですが、正真正銘のジャーニーマン。聞いたことのないチームはアリーナですかね。

Corpus Christi Sharks (2009)
Dallas Vigilantes (2010)
Philadelphia Soul (2011)
San Antonio Talons (2012)
Indianapolis Colts (2012)
St. Louis Rams (2012)
New Orleans Saints (2014)
Montreal Alouettes (2014)
Washington Redskins (2015)
Los Angeles Kiss (2015)
Washington Redskins (2015-present)

 Cリクテンスタイガーの代役は、レリベウス。今季絶不調のリクテンスタイガーより悪くなることはないと思いたいけど、u-daiさんが酷評するレリベウスなんで、まあダメでしょう。

グルーデン
 ジェッツ守備陣は、怪我人が多いウチのOラインをアグレッシブなパスラッシュで圧倒してプレッシャーをかけ、カズンズのINT病を引き出す、そんな絵を描いているのは間違いないです。ただ、グルーデンもそこは織り込み済みで、いつもよりプレッシャーがかかる展開を想定してゲームプランを練っているはず。それが何なのか、素人のワタシにはさっぱり分かりませんが、ブリッツでできるスペースをうまく使う、特に、スロットレシーバーのクラウダーが重要になるんじゃないかと。相手守備陣をストレッチするためにも、デコイでいいので、デショーンが欲しいですねえ。

 今年のグルーデンの采配は「トップテンレベル」という評価もあります。u-daiさんの解説を読んでいる影響でしょうが、毎試合、なかなか的確なゲームプランを立てている印象を受けます。去年に比べ、随分進歩したんじゃないかと。なので、怪我人続出できつい展開ですが、そこはコーチ陣の采配で何とかカバーしてもらいたいところ。

対ジェッツオフェンス
 ジェッツオフェンスと言えばランヘビー。好調クリス・アイボリーのランを止めることが最優先課題。先週のようにランが止まらない展開は勘弁。ILBキーナン・ロビンソンの復調がカギでしょうか。素人のワタシにはよく分からなかったのですが、PFFによると、ATL戦でのロビンソンは簡単にブロックに取られる散々な出来で、ILBではリーグ最下位のマイナス8.2だったらしいです。

 パスオフェンスで一番怖いのはやっぱりWRブランドン・マーシャル。年齢的に下降気味でトレードされたと思っていたんですが、まだまだバリバリじゃん。美味しいトレードをしたもんだ。ただ、今年の守備陣は怪我人が出てもパスディフェンスで大崩れしていないので、なんとか持ちこたえてくれる、そう信じたいです。

 フィッツパトリックはウチのカズンズとよく似たINT癖QBなので、プレッシャーをかけてターンオーバーを引き出す展開にならないかなあ。

W5結果 ハートブレイク

 ああ、惜しかった。試合見てこんなにへこんだのは久しぶり。かつ丼と天丼の大盛りをいっぺんに食ってもたれた胃のように気分はどんよりしております。。。

スキンズ 19-25(OT) ファルコンズ

敗因
 やれることはすべてやりました。でも、一番悔しいのは、試合終盤、CBブリーランドのINT後のドライブ。「絶対TDを取らないと負けだぞ」と思いながら見ていたのですが、消極的なプレーコールでFGで終わったのが悔やんでも悔やみきれない。案の定、この後のドライブで逆転TDをもらいました。最終的にOTまで持ち込んだけど、TD取って8点差にしておけば、勝っていたと思います。

 1st&ゴールからグルーデンがコールしたのは、ラン→ラン→クイックスクリーン。ランで時間を消費しながら「運が良ければTD」くらいな感じで、絶対にTDに獲るという覚悟のこもったプレーコールには見えませんでした。クイックスクリーンも2ndダウンで出すならまだしも、3rdダウンからコールするプレーじゃないでしょうよー。あのコールには心底ガッカリしました。

 また、試合を通して中央のランが出ていないのに、なぜあの場面で連続で中央のランをコールしたのか。それも大いに不満。

 グルーデンよ、本当に勝ちたいなら勝負に行けよ! 男だろ!

カズンズ
 OTでのピック6はどうでなんですかねー。あれはカズンズの責任なのか。レシーバーのスリップによる不運な出来事だったのか。いずれにせよ、カズンズらしい情けない終わり方になってしまいました。

 ショートパスは安定感があるけど、やっぱりミドルレンジ以降のコントロールが試合を通じてイマイチ。ガーソンのお手玉で取られた1本目のINTもコントロールミスだったし。

 それでも4Q残り24秒、自陣20ヤードから同点FGまで持ち込んだのは見事。あんなの今まで見たことがない。ピック6よりもこっちのドライブを自信の糧にしてほしい。

Cリクテンスタイガー
 u-daiさんが酷評していましたが、その意味が少しわかった気がしました。後半、リクテンスタイガーが相手DTに簡単にやられて、RBジョーンズが5ヤードくらいロスしたシーンがありました。これで50ヤード以上のFGになり、結局、外して無得点に。イイ感じで攻めていたのに、リクテンスタイガーが1人でぶち壊し、腹立たしかった。

 リクテンスタイガーはPFF評価で毎週、マイナス10以上というとてつもないスコアを叩き出しています。去年はソリッドなスターターという評価だったけど、今年は絶不調。中央のランがなぜ出ないのかやっと分かってきました。

 それにしても、中央のランが全くでないのに、なぜこんなに執拗にコールするんでしょう? モリスは中央よりもアウトサイドを走らせたほうがいいんじゃないのかい?

ランディフェンス
 シャナハン流ゾーンブロッキングシステム恐るべし。最初から最後まで対応できなかった。モリスがルーキーイヤーに走りまくった理由が今分かったよ。それにしても、フリーマン、いいランナーだなあー。

パスディフェンス
 もっとやられるかと思ったけど、よく頑張りました。ストリートFAのブラックモンもよくやったほう。まあ、フリオとハンカーソンがケガで本調子でなかったのに助けられたんですけどねー。3つもターンオーバーを奪って勝てないのはクヤシイ。

総評
 本当に惜しい試合。あそこまで行ったら勝ってほしかった。あそこで勝つのが強いチーム。まだまだ足りないものがたくさんあるんでしょう。でも、攻守にわたって地力がついてきたのは明らかに分かりました。地区内ライバルチームももたついているし、ポジティブに気持ちを切り替えたいところ。でも、やっぱり勝ちたかったなあ。はあ。




W5プレビュー @ATL

 次の相手はNFLで今一番ホットなATL。勝てる確率は相当低いけど、もしかしてという淡い期待はあります。まあ、アウェーだし、気楽に見ます。

カイル・シャナハン
 ウチにいた時からコーディネーターとしては天才だと思ってましたが、ライアン&フリオというリーグ屈指のQBとレシーバーを手に入れた今、その才能を爆発させている、そんな雰囲気。守備陣は相当苦労するでしょうねー。

 無理やり勝機を見い出すとすれば、Gクリス・チェスターがカイルを追ってATLに移籍したように、カイルオフェンスのOLはサイズより機動力重視でパスプロがそれほど強力でないこと。パスラッシュでプレッシャーをかけ続ける、ATLの強力オフェンスを抑えるにはこれしかないんじゃないかと。

スキンズCB陣×フリオ&ハンカーソン
 カリバーとDホールのトップコーナー2人がアウトで、ブリーランドとストリートFAのウィル・ブラックモンが先発予定。ブリーランドはそこそこやってくれるでしょうが、ブラックモンは本当に未知数。9年のキャリアで先発はわずか14試合。そんな選手とグルーデンが"different human being"と呼ぶフリオがマッチアップするのはコワすぎる。。。唯一の希望はフリオがQ組であること。フリオさん、無理しないでいいですよー。

 一方、ウチからFA移籍し、現在、ATLのナンバー2レシーバーとしてブレーク中なのが、レオナード・ハンカーソン。何でウチでは開花してくれなかったんだろう。今思えば、アンドレ・ロバーツなんか獲らないで、ハンカーソンを使ってほしかった。移籍したとはいえ、ルーキーイヤーにサインをもらった時、「なんてカワイイ奴なんだ!」と思った時のことが忘れられず、ずっとブレークしてほしいと思ってました。なので、他チームでも活躍する姿を見るのはものすごくウレシイ。

スキンズオフェンス×ATLディフェンス
 ATLの新HCダン・クインはSEAの前DCですが、喪失ヤード27位とまだストラグルしている模様。なので、ATLディフェンスに圧倒される展開にはならないと予想します。デショーンとTEリードというトップレシーバー2人がアウトで爆発力が欠ける分、「刻みオフェンス」でコツコツ進んでいけるかどうかがカギでしょうか。それによってタイムポゼッションで優位に立ち、相手の強力オフェンスの攻撃時間を減らして失点も減らす、そんな展開に持ち込みたいです。

ハーフタイム
 今季のATLの一番恐ろしいのはハームタイムでの驚異的なアジャストメント能力。前半圧倒されても、ハーフタイムに立て直して、後半一気に巻き返しています。それだけコーチ陣が有能なんでしょう。それとは正反対に、ウチはハーフタイム明けの3Qがメロメロなのが今年の特徴。グルーデンの手腕が問われます。

予想
 基本的に負けを予想してますが、勝つための絶対必要条件は、「刻みオフェンス」でタイムポゼッションで優位に立ち、ロースコアの展開に持ち込むこと。これでやっとほんの少し勝機が出てくる、そんな感じでしょうか。点の取り合いになったら、タレントレベルで圧倒的に劣るウチではついていけないです。また、ターンオーバーも欲しいですねえ。ゲームプランが見事にハマって23-20で勝つ!、そんなかすかな夢を抱きながら、生ぬるく観戦しようと思います。

去年のドラフティーも悪くないぞ

 去年のドラフトはハズレだったと思っていたのですが、PHI戦ではなんと5人が先発出場。スターターの負傷で出番が回ってきたケースもありますが、ドラフト下手なウチとしてはかなりレアなケース。この中からタレントと呼べる選手が出てくるかどうかはかなり微妙ですが、こういう堅実なドラフトを続けていくことが強くなっていく上で不可欠な要件でしょうね。

ドラ2 OLBトレント・マーフィー
 RG3トレードで1巡指名権がなかったので、去年のトップドラフティー。パワーもスピードもなく、はっきり言って物足りないですが、オラクポのFA移籍で空いたスターターの座を今のところ埋めています。1人で止めまくったPHI最後のドライブはGJ! ただ、今年のドラ2プレストン・スミスに抜かれるのは時間の問題か。

ドラ3A OTモーガン・モーゼス
 ウレシイ誤算と呼べるのがこの人。去年見た時は「こりゃダメだ」って思いました。実際、今年のキャンプ途中まで控え扱いで首脳陣もあまり期待していない感じでした。ところが、シャーフがRTからRGにコンバートしたことでRTのスターターに昇格すると、予想以上に使えることが判明。開幕から全試合先発し、合格点のパフォーマンスを見せています。RTは長年の懸案でしたが、ようやくアンサーが見つかったかも。

ドラ3B OGスペンサー・ロング
 LGロヴァオのIR入りでスターターに昇格。PHI戦のパフォーマンスは良かったとグルーデンは言っており、まずまずのスタートを切ったんじゃないですかね。

ドラ4 CBバシャード・ブリーランド
 セカンダリーのライジングスター。NYG戦ではやられましたが、ケガで出遅れた影響としておきましょう。自己管理ができ、本人も真剣に努力すれば、シャットダウンコーナー「ブリーランド・アイランド」になれる器だとワタシは見ているのですが、買いかぶりすぎでしょうか。

ドラ5 WRライアン・グラント
 ルーキーイヤーから正確なルートランとシュアなハンドが高く評価され、デショーンの負傷離脱の間、先発を務めています。爆発力はないけど、堅実に役目を果たす仕事人。スターターのタマには見えないけど、3~4番手なら頼もしい存在。

今年のドラフティーはいいぞ

 PHIはひたすらノーハドルで攻めてくるので、ウチの守備陣は最初から最後まで4-2-5でした。CBのアウトサイドはカリバーとブリーランドで、スロットを担当したのはドラ6カイション・ジャレット。全スナップに登場し、マークしたレシーバーをわずか3キャッチ、23ヤードに抑える見事な活躍をしてくれました。

 ジャレットは本来のポジションはFS。CB陣のデプスがスカスカなため、専らニッケルCBとして使われていますが、いわゆるversatilityの高さはスバラシイ。グルーデンも絶賛しています。こういう使い勝手のいい選手はシーズンを乗り切る上で本当に貴重な存在。まさに「ミート&ポテト理論」のこれぞポテトと呼べる選手です。

 6巡のジャレットが活躍するのを見ると、GMマクルーエンの眼力のすごさを改めて実感。ジャレットに限らず、今年のドラフティーはいきなり戦力になってくれています。

ドラ1 Gブランドン・シャーフ
 開幕からRGで全試合先発出場し、無難にこなしています。まあ、全体5位であることを考えると当たり前の働きなんだろうけど、OL改善は彼の存在が大きい。プレシーズンではディスってすみませんでした。

ドラ2 OLBプレストン・スミス
 まだスターターではないけど、2年目トレント・マーフィーとのローテーションでそれなりの出場機会を与えられ、4試合で2サックを記録。スピード不足が気になるけど、まずまずの活躍。

ドラ3 RBマット・ジョーンズ
 大当たり。最初はパワーバックをイメージしていたんですが、外を抜ける時の加速が素晴らしい。見ていて気持ちがいい。ファンブルだけは気を付けておくれ。

ドラ4 WRジェイミソン・クローダー
 落球王ロバーツに代わってスロットに入ったPHI戦ではチームハイの7キャッチ、65ヤードを記録。密集でのキャッチ力の高さがイイですなあ。開幕から担当しているPRはまだ平凡だけど、シーズン中にリターンTDを最低1本は決めると予言しておきますw

ドラ6 S/CBカイション・ジャレット
 スロットCB兼バックアップS兼スペシャルチーマーとして今やチームに欠かせない貴重な便利屋。バージニア工科大ではリーダー的存在だったので、近い将来、チームの精神的支柱となるはずの選手。

 有能なGMが入るだけで、こんなに変わるもんなんですね。ドラフティーの活躍を見るのは本当に楽しい。

W4結果 劇的逆転勝利!

 4Qに逆転TDドライブで勝つなんて、ほとんど記憶にないです。嬉しすぎて涙出た。

スキンズ 23-20 イーグルス

The Drive
 4Q残り約6分。4点ビハインド。自陣10ヤードからのスタート。エンドゾーンまで果てしなく遠く感じられましたが、今年のウチの特徴である「刻みオフェンス」で、15プレー、5分半かけて、90ヤード逆転TDドライブを完成させました。いつもなら、あと少し届かなかったー、で終わるんだけど、こういう勝ち方ができたのはとてつもなくでかいです。負け犬カルチャーを払拭する一歩としても。

カズンズ
 最後のドライブ、どんだけテンパっているんだろうと思いながら見ていたんですが、試合後の会見では終始落ち着いていたとのこと。やるじゃん。メンタルの弱さを治す一番のクスリは勝負所でいいプレーをして自信を深めることしかないです。その意味でも大きい勝利。サムとの「持ってないQB対決」を制したのも何気に意義深いです(笑)。

 今日は試合を通じて安定感がありました。コントロールもポケットワークも申し分なし。毎回必ずあるインターセプトされそうなパスミスもありませんでした。

 ワタシ的にグルーデンオフェンスで一番気に入っているのは、サードダウンパッケージがうまくデザインされているところです。精度の高いショートパスでそれを着実にエクスキュートできるところがカズンズの強みであり、「刻みオフェンス」に欠かせない要素じゃないかと。ちなみに、今日のサードダウン更新率は9/17、52%でした。

 一つ苦言を言わせてもらうと、逆転TDパスを決めた後のヘナヘナなセレブレーションはカッコ悪いぞ。気持ちは分かるけど。

WRガーソン
 去年からエースレシーバーにしてはあまりにも物足りなく、彼の特長って一体何なんだろうと思うことが多かったのですが、逆転TDレシーブを見てその答えが少し見つかったような気がしました。最後のTDレシーブのように、密集の中でもキャッチするフィジカルの強さが最大の魅力だと。SFのボールディンタイプなんだと初めて気が付きました。エースではなく、ナンバー2タイプなんだと。

RBトンプソン
 スリー&アウトで終わりそうなオープニングドライブ、3&19からドローのランでダウンを更新。このプレーが重苦しい雰囲気を振り払ってくれたような気がしました。TDまではいかなかったけど、FGで先制。あのままスリー&アウトで終わっていたら、この試合どうなっていたか。値千金のランでした。GJ!

CBカリバー
 コンディション的にとても試合に出られるレベルではなかったですね。ヒザのケガで金曜日の練習を休んでおり、強行出場だったんでしょう。レシーバーに軽々引き離され、ロングボムTDパスを2発献上。CB陣のデプスがスカスカだったとはいえ、無理やりアクティブにしたコーチ陣の判断ミスでしょう。あのまま負けていたら戦犯でした。

ディフェンス
 カリバーを除けば、ほぼ完璧だったんじゃないですかね。試合を通じて、サムにプレッシャーをかけていたし。

 それにしても、チップ・ケリーのオフェンスってこんなんだったかなー。去年までのコワさがまるでなくなりました。解説者も言っていたけど、マリーはチップのランスキームに合っていないように見えますね。また、デショーンを切り、マクリンと決別し、マッコイをトレードに出し、タレントレベルが大幅に落ちてしまったような。チップオフェンスは誰が出ても機能すると思ってたけど、そうではなかったということですかねー。

総評
 ゲームボールを誰に渡したらいいのか分からないくらいチーム一丸の勝利、という内容でした。今年はこれまで1勝2敗だったけど、去年までは見られなかったresilienceがあり、チームの雰囲気はいいんじゃないかと感じていました。今日の勝ち方を見て、その思いを改めて強くしました。

 PHIに負けて1勝3敗になっていたらズルズルと行きそうだったので、限りなく大きい勝利。まだまだシーズンを楽しめるのが何よりウレシイ。




W4プレビュー vsPHI

 福山の結婚になぜか衝撃を受けた自分がいます。こんなカッコイイ中年になれたら、という願望が深層心理にあったんでしょうか。

 基本的にデジタル機器に疎い人間なので、新しく届いたノートPCに悪戦苦闘。今週はあまりフォローしていないので、さらっとプレビューを。

デショーンは結局アウト
 先週の時点では復帰できるかも、との情報が出ていましたが、結局、チップ・ケリーとの因縁のデスマッチ第3戦には間に合いませんでした。う~ん、残念。デショーンのいないPHI戦って楽しみ半減。

LGロヴァオシーズンエンドで代役はロング
 LGロヴァオがヒザの負傷でシーズンアウトになりました。好調なランオフェンスを支えていただけに痛恨の離脱。代役は2年目のスペンサー・ロングとのこと。一応、キャンプ途中までRGのスターターだったので、それなりになってくれると信じたいですが、プレ最終戦のプアなパフォーマンスを思うとちょっと不安。PHIのフレッチャー・コックスにどこまで対抗できるか。

スカスカなCB陣
 またまたすごいことになってます。CBカリバーがヒザの負傷でQ組。金曜日の練習を休んでおり、出場は微妙。Dホールも先週の試合でのケガで3~4Wアウト。ジャスティン・ロジャースはIR入り。残るCBはブリーランド、少し前に拾ったばかりのウィル・ブラックモン、PSから昇格したばかりの元WRクイントン・ダンバーの3人しかいません。

 ブラックモンはスロット専門らしく、カリバーがアウトなら、なんとダンバーがアウトサイドで起用される可能性もあるようです。日々成長しているという話だけど、キャンプ途中でCBに転向したばかりの選手をいきなりPHI相手に使うなんて無謀すぎる。。。

バリーディフェンス
 パスラッシュはDLとOLBに任せ、ブリッツはあまり入れないDCジョー・バリー。NYG戦でサックゼロだったことから、「保守的すぎんじゃね」という批判が出ています。ワタシはやたらめったらブリッツを入れるより、安定感のある保守的なディフェンスのほうが好みなんで、バリーディフェンスは意外と気に入っています。ただ、NYG戦のようにプレッシャーがかけられないときは、もちょっと工夫してほしいという思いもあります。ハズレットはチップ・ケリーに全く歯が立たなかったけど、バリーはどこまでやってくれるか。

ハリケーン
 ハリケーンの接近で試合開催が危ぶまれましたが、大丈夫そうな雰囲気。ただ、雨でコンディションが悪い試合になる可能性は十分あります。雨の試合に勝った記憶はほとんどないので、できれば雨は勘弁してほしい。情けないけど、負け犬カルチャーのチームって天候の影響を受けやすいですよね。