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W16結果 地区優勝!

 PHI戦から一晩明けましたが、幸せの絶頂に浸っておりますw 試合はてつさん、Oさんと3人でスポーツバーで観戦しました。予定していた店は既に満席で入れてもらえず、別の店に移っても、席がなくて3時間半、立ち見での観戦でした。ちなみに店はここ。美味しいし、雰囲気もいいし、最近入ったスポーツバーではかなりいいほう。yoCさん、u-daiさんたちとほぼすべてのメニューを食べ尽くしたVelocity Fiveは閉店(移転?)してしまいました。一番快適で楽しい思い出ばかりのスポーツバーだっただけに残念。

 前回のエントリで張り付けた映像は、カズンズが試合後に球団社長のブルース・アレンに向かって、"You like that!"と何度も絶叫している場面です。スキンズファン以外の方には意味が分からないと思うので、簡単に説明しますと、24点ビハインドを逆転勝ちしたTB戦だったと思うのですが、試合後にカズンズが"You like that?"と語ってから、彼のキャッチフレーズになっています。直訳すると、「気に入ったかい?」ですが、てつさんによると、自らの批判する人々に対して「どうだ、見たか!」、というニュアンスだそうです。

 スポーツバーでもTDのたびに、"U・S・A! U・S・A! U・S・A!"のリズムで、"You like that! You like that! You like that!"というチャントが巻き起こりました。いや~、これは楽しい! それにしても、試合後のカズンズ、いくら興奮しているといっても、球団社長に指を突き付けて「どうだ、見たか!」って、いい度胸してんなー。

 さて、試合ですが、オフェンスは恐ろしいほどパスハッピーなゲームプラン。相手フロントセブンが強力な一方、CB陣が弱いので、そういうプランを立てたんだと思います。もう少しランを挟んでもいいように思ったけど、アグレッシブに行ったことは結果的には成功でしたかね。

 TEリードは当たり前のようにキレキレ。でも、それ以上にインプレッシブだったのは、ココ一番でで勝負強いキャッチを見せてくれるWRガーソンと、3rdダウンで大活躍だった新加入のベテランRBピエール・トーマスですね。特に、トーマスは素晴らしすぎる。シーズン終盤にチームニーズにピタリとフィットする選手を連れてくるGMマクルーエン、やっぱすげーわ。

 カズンズはホント成長したなあ。今回もTDパス4本、INTはゼロ。なんかもう、これがカズンズのノーマルになってきましたね。特に、ガーソンに通した4本目のTDパスは、兄者の全盛期並みのコントロールだったと思うぞ(褒め過ぎ?)。ただ、前半終了間際はニーダウンはアホすぎる。。。勝ったからよかったものの、あれで負けていたら発狂していたぞ、おい。

 ディフェンスはタレント不在を補うような脇役の活躍が素晴らしい。ドラ2ルーキーのOLBプレストン・スミスが驚異の3サック。シーズン途中にスターターに昇格したILBウィル・コンプトンも堂々たる存在感。相手のファンブルからのDホールのリターンTDも感動したなあ。

 攻守ともに、ホントいいチームになってくれて、涙が出そうなほどウレシイ。プレーオフを勝ち抜けるほどの力はまだない気がするけど、いい試合は見せてくれる予感はします。これが今年最後のエントリになると思いますが、皆さん、どうぞ良いお年を!




You like that! You like that! You like that!

夜遅いので、今日はとりあえずこの映像だけ。やりました!

続き


W15結果 あと1勝!

 ウチのチームが強いと思ったことはなかったのですが、BUF戦では「意外と強いんじゃね?」って誇らしく思いました。

スキンズ 35-25 ビルズ

オフェンス
 素晴らしかった。ワタシ的には今季ベストのパフォーマンス。まずレシーバー陣。WRデショーンとTEリードがキレキレで、この2人が元気であるだけで、ドライブが進まないことはまずないと実感。これに加え、ガーソン、ジェイミソン、グラントという堅実なレシーバーたちが、派手さはないけど要所要所で味のある仕事をするのが実にイイ。ワトキンスしかいないという感じだったBUFレシーバー陣と比べ、層の厚さが格段に上だと思いましたね。

 また、ダイナミックなパスアタックを可能にしたのが、OLの安定したパスプロ。トレントがDEヒューズにぶち抜かれてサックを許すシーンが一回あったくらいで、それ以外はほぼ問題なし。スナップを受けた瞬間、ポケットがみるみるうちに潰れていく去年までとはえらい違い。一体どうしたんだ。

カズンズ
 もう完全にフランチャイズQBって感じになってきましたね~。安定したパスプロ、フリーになれるレシーバー陣、クリエイティブなプレーコール、これだけ揃えば、あとは投げるだけなんだけど、信じられないほどコントロールミスが少ない。今まではショートパスの精度は高いけど、それ以上は乱れる、というのが通例だったけど、BUF戦はデショーンにディープ、ミドルをガンガン投げ込んで、パス成功率78.6%って信じられない。この試合を合わせ、過去5試合中4試合でパス成功率7割超え。課題だったメンタルも、今はもう「何それ?」って感じになってきた。あれよあれよとTDになってしまったカズンズのランを見ても、運も出てきたなあ。

ディフェンス
 ビッグプレーを何度もあっさり許してしまったところが気にくわなかったけれど、全体的にはまずまずですかね。ウチのパスラッシュが試合を通じて相手OLを圧倒してました。タイロッドのランにかなり苦しめられたけど、それはターゲットを見つける前にポケットを潰した結果で、相手が逃げ回っていた、というのが正確な表現でしょうね。

 ただ、ワトキンスへのディープ2発は完璧なコントロールだったなあ。タイロッド、やっぱいいQBだなあ。ブリーランドがぶち抜かれたのは、かなりショックだった。

 ランディフェンスはダメでした。ショットガンが基本でRBをQBの横にセットし、スクリメージラインと平行に近い感じで走らせ、直角のワンカットで抜けさせるランのスキームは、次に対戦するPHIと同じ。走られまくったけど、次の試合の予行演習と前向きに捉えましょうぞ。

怪我人
 試合でRTモーゼス、Cレリベウス、RBジョーンズ、ILBコンプトン、Sゴールドソンのスターター5人が負傷。全員シーズンエンドという重症ではないようですが、決戦を前にかなり気がかり。

あと1勝
 NYG、PHIが負けてくれたおかげで、土曜日に行われるPHIとの直接対決に勝てば、地区優勝となります。いや~、緊張してきた。オフェンスがえらく好調ですし、PHIキラーのデショーンもいるし、普通にやれば普通に勝てる気がしています(珍しくポジティブ)。




W15プレビュー vsBUF

 残り3試合、すべてがMust Win。気合いだ、気合いだ、気合いだー!

なぜ6勝7敗?
 あ、ウチのことではなく、BUFのことです。攻守にタレントを揃え、プレーオフは固いと思っていたBUFがウチと同じ6勝7敗というのは、今年のNFL七不思議の一つじゃないでしょうか。HCにレックス・ライアン、OCにグレッグ・ローマンという、ワタシがどっちもウチのHCにしたいと思っていた2人がタッグを組み、これは相当強くなるぞ~、と思っていたんですが。今年はBUFの試合を見る機会が一度もなく、何が問題なのかよく分からないのですが、BUFファンのブログを読むと、レックス采配への不満の声が多いですね。そうなんだー。

タイロッド・テイラー
 ワタシはカレッジでは特別情熱を注いで応援しているチームはないのですが、強いてあげれば、バージニア工科大でしょうか。近年はイマイチですが、ワタシがアメリカに来てからバージニア工科大の最強時代はやはりタイロッド・テイラーがエースQBだった頃。カレッジ時代のハイライトを見直してみたんですが、やっぱりすごいアスリートですな。大学の先輩マイケル・ビックに次ぐアスリートQBだと思いました。BUFでスターターの座をつかみ、活躍していることはウレシイ限り。QBレーティング100超えだなんてすごいじゃん。

 ウチのフロントセブンはスピードよりもサイズ重視なので、サックまでいくのは大変でしょう。とりあえず、スクランブルでロングゲインを許さない程度にコンテインできれば御の字ですが、これが難しい。ワタシは「モバイルQB恐怖症」なんで、相手QBがタイロッド・テイラーと聞いただけで、かなりびびっておりますw

何が起きた強力DL
 BUFのリーグ最強DLが今年はどうも不調っぽいです。マリオ&カイル・ウイリアムスが峠を越えて下り坂に入ってしまったことが要因のようで、ダレウスとヒューズのスタッツが下がっているのはその影響からでしょうか。BUFをプレーオフに導くのはこの4人組だと思ったんですけどねえ。

 それでもコワい相手DLですが、ウチのOL陣ならそれなりに対処してくれるでしょう。ただ、パスプロは大丈夫でも、ランはやっぱり出ないでしょうねえ。ランディフェンスが最下位に近いCHI相手に平均3ヤードだったし。毎週同じことを書いているけど、ランを粘り強くコールしつつも、ランに固執しすぎないように。ランが出ないなら、カズンズの正確なショートパスでコツコツ進めばいいんだから。

要注意人物
 BUFオフェンスでタイロッド以外で気になるのは、やっぱりRBマッコイとWRワトキンス。TEクレイがアウトというのは助かる~。

 マッコイの変態カットバックは脅威だけど、ここ1~2年は意外とうまくコンテインできているんですよね。DCが変わったので同じようにいく保証はないけど、以前に比べて苦手意識はだいぶ薄れました。一方、ワトキンスは1発に要注意。クリムゾン大時代の同僚、CBブリーランドがある程度抑えてくれるとは思いますが、流れを変える1発だけは気を付けたいですね。そのブリーランドですが、PFFのプロボウルリストにウチのチームで唯一入っています。たいしたもんだ。

 ディフェンスで気になるのは、ルーキーCBダービー。相当イイというウワサです。デショーンが封じ込められる展開になるときついですね。相手に的を絞らせないクリエイティブなプレーコールに期待。

 あと、ウチをリリースされたSランボが頑張っているらしいですね。ウチにいたときは、あまりにポカが多くてとてもじゃないけど使えない選手だったんですが。OAKで活躍しているCBアマーソンといい、ウチを放出された後、才能を開花させているのをみるのはちょっと悲しい。

TEキャリアーがIR入り
 TE受難の年。開幕前にTEを2人失い、ドラフト5巡指名権を差し出して獲得したキャリアーまでシーズンエンド。ACLとMCLをやっちゃったそうで。代わりにCIN時代、グルーデンの下でプレーしたアレックス・スミスというベテランTEをロースターに入れています。グルーデンオフェンスを知っているという点で即戦力とはいえますね。

 クーリーが「オレを入れてくれ!」とラブコールしてましたが、またも入れてもらえませんでした。個人的にはこの際クーリーでいいじゃん、なんて思ったりしますが。必要なのはブロッキングTEなんで、ニーズがちょっと違いますかね。

まとめ
 同じ6勝7敗ですが、スタッツとタレントでは相手が上。簡単には勝たせてもらえないでしょう。BUFは大事な前の試合を落としてプレーオフが厳しくなったことがメンタルにどう影響するかが気になりますね。タレントの差は十分補える範囲内だと思うし、Must Winで臨むウチが有利だと信じたいです。

W14結果 アウェー初勝利

 苦しい試合を辛うじて勝ったという感じで、まだまだ強いチームではないのは明らかだけど、内容はいろいろな意味で良かったと思う。

スキンズ 24-21 ベアーズ

FGミス
 相手のFGミスで勝ったのは確かだけど、むしろ守備陣の粘りを高く評価したいです。WRジェフリーにロングパスを通されて、FGレンジまで持ち込まれた時は良くて延長、逆転負けも覚悟しました。が、その後、ビシッと止めて50ヤード台のFGになりました。さすがのロビー・ゴールドもあの雨の中で50ヤードはかなりきついでしょう。

 圧巻だったのは、3rd&10からジェフリーへのスクリーンを見事に止めたシーン。あんなにサクッと止められるなんて不思議だったんですが、試合後の報道によると、カトラーがオーディブルでスクリーンにプレーコールを変えたのをILBウィル・コンプトンが察知。本当はフルブリッツをかける予定だったところを、コンプトンが指示を出してスクリーン対応に変えたそうです。素晴らしい。

 その前のジェフリーへのパスをはじいたCBブリーランドのプレーも素晴らしかった。抜かれることなく完全にマークしてましたね。他のコーナーだったら、逆転TDをもらっていたでしょう。ブリーランドは普通左サイドだけど、あの場面は右サイドにいました。ジェフリーのカバーを命じられていたんじゃないかと。ジェフリーには試合を通じてかなりやられたけど、ブリーランドはほぼ完封だったんじゃないですかね。素晴らしい。

TEリード
 化け物。キレキレすぎて恐ろしい。リーグ全体で見ても、TEではグロンクに次ぐタレントじゃないですかね。リードを指名してくれたシャナハン、ありがとう! やっぱあんたの見る目はすごい。

カズンズ
 後半のINTはモメンタム的に最悪でした。パスの落としどころが難しいプレーではあったけど、明らかなコントロールミス。ただ、個人的にはむしろ、カズンズがその後、ヘナヘナにならず、アグレッシブな姿勢を失わなかったことを評価したいですね。モメンタムが完全に相手に傾いた状況の中、直後の攻撃でFGまでドライブを進めたのは大したもの。苦しい流れの中でリードを奪ったのは大きく、結局、決勝点になりました。カズンズ、成長したなあ。

RBジョーンズのファンブル未遂事件
 4Q終盤、カズンズが苦し紛れに投げたパスをジョーンズがミラクルキャッチ! と思ったら、相手にコンタクトを受ける前にボールをリリースするという大失態。ところが、相手守備陣が奪おうとしたら、いつの間にかボールはジョーンズの手元に戻っているという摩訶不思議。あれが相手ボールになっていたら、どうなっていたことか。おそらく、ダウンしたらプレー終了というカレッジの感覚だったんでしょうねえ。ファンブルも多いし、どうも甘いんだよなあ、コイツは。

コーチング
 ランを粘り強くコールしつつも、プレーアクション、ブーツレッグを多用し、ワタシの願望にかなり近い攻撃でした。ただ、欲を言えば、デショーンにもう少しボールを持たせることができないものでしょうかね。


 これで6勝7敗、辛うじて首位に踏みとどまりました。PHIがAFC東相手に2連勝というのが誤算。本当はこの2試合で脱落してもらうはずだったんですがw 世の中、甘くないですねえ。

 アウェーで勝てたのは大きい。PHI、DALとの最後のアウェー2試合がだいぶやりやすくなりました。

W14プレビュー @CHI

ウチの怪我人
 CHIからFA加入したDEパエアがIR入りしました。まあ、DLのローテーションで5、6番手だったので、ダメージは大きくないでしょう。5年21ミリオンで契約したのに、はっきり言って物足りなさすぎますね。GMマクルーエンの補強では唯一の失敗と言っていいくらい。入れ替わるようにウチからFA移籍したジャービス・ジェンキンスは今季4サックと好調らしいじゃないですか。くっそ~。

 他には、ILBライリー、RBトンプソン、Sジェロン・ジョンソンがアウト。3番手RBとはいえ、トンプソンの離脱は何気に痛いですね。サードダウン、チェンジ・オブ・ペースで、グルーデンオフェンスに欠かせない存在でしたから。

 あとは、DEハッチャー、WRロバーツ、TEキャリアー、ILBキーナン・ロビンソンがQ組。ハッチャーがアウトだったら、ちょっと嫌な感じ。なんだかんだいって、インサイドは彼がいるいないではかなり違うんで。

RBピエール・トーマスとサイン
 パエアのIR入りで空いたロースター枠に、ベテランRBピエール・トーマスを入れました。レシーブもうまい選手なので、トンプソンの代役ということなんでしょうか。ただ、この補強、エースのモリスに対する信頼低下が影響している気がします。DAL戦でも中盤以降、モリスの出番は全くなかったですし。なので、トンプソンの一時的な代役であると同時に、モリスの代役を想定しているのではないか、とワタシは見ております。NO時代、いいランナーだと思っていたので、個人的に好感度の高い補強。できれば、もう数試合早く獲得に動いても良かったんじゃないかなあ。

向こうの怪我人
 実は、個人的にCHIで一番コワイと思っていたのは、オフェンスではTEベネット、ディフェンスではDEマクフィーでした。選手のケガを喜びたくはないのですが、ベネットはIR入りし、マクフィーはD組で欠場濃厚。攻守のキーマンがいないと、ウチとしてはものすごく助かる。

似た者同士
 ウチもCHIも同じ5勝7敗で、スタッツも攻守ともに似たような感じ。そのせいか、勝負のポイントがどうも見えにくい。

 CHIはパスディフェンスが2位である一方、ランディフェンスは29位。これだけを見れば、ランでゴリゴリ攻めるのがセオリーなんだろうけど、ウチがランをサクサク出せるようには思えず、かといってパスハッピーで攻略できるのかどうか。基本的にはランを粘り強くコールしつつも、DAL戦のようにランに固執しすぎないほうがいいと感じます。CHIオフェンスは、WRジェフリーとRBフォーテに要注意、それ以外はよく分からんです。

 もう一つ、対照的な共通点があって、ウチはアウェー全敗で、向こうはホームで今季わずか1勝。ソルジャーフィールドでの対戦はどちらに有利に働くでしょうか。

カトちゃんキラー
 数年前、アウェーでシカゴと対戦した際、カトラーからINTを4つも奪ったのがDホール。当然のごとく、週間MVPをゲットしています。Dホールはあの時に比べてパフォーマンスが低下し、一方のカトラーもポカが減っており、同じようにはいかないでしょうけど、やっぱ期待しちゃいますね。

コーチング
 DAL戦での冴えない采配からどう立て直してくるか。やっぱり、ここが一番のキモだと思います。従来のクリエイティブなプレーコールを見せてくれれば、オフェンスはそれなりに進むはず。プレーアクション、ブーツレッグ、スクリーン、出し惜しみせず最初からガンガン使ってちゃってください。

W13結果

 恐れていたナイトゲームのネタの連鎖、やっちゃいました(涙)。。。

スキンズ 16-19 カウボーイズ

ゲームプラン&プレーコール
 ランが出ない試合でもランをコールすることの意義は分かります。それはあくまでプレーアクションなどパスプレーを生かすためのデコイであるはずなのに、ほとんどプレーアクションを使わないのは何なのよ。せっかくランを粘り強くコールしているのに、パスがショットガンじゃ意味ないじゃん。DALのショーン・リーがキレキレでランが出るコンスタントに出る気配はほとんどないのに、ランをベースに攻め続けるゲームプラン、プレーコールは最後まで意味不明でした。

 DALのアグレッシブなパスラッシュが効果的だったのは確かだけど、それにアジャストする気配はなく、ずっと同じペースで攻め続けていました。グルーデンオフェンスはクリエイティブなところが気に入っていたのですが、そんなのは影も形もなく、まるでジム・ゾーンの単調なオフェンスを見ているようでした。グルーデンのゲームプランがいけないのか、OCショーン・マクベイのプレーコールがいけないのか。大一番の試合にコーチ陣のしょぼすぎる采配に心底ガッカリ。

ターンオーバーを生かせない病
 ウチはターンオーバーを奪った後のオフェンスがいつもダメダメ。この試合もディフェンスが頑張って3つもターンオーバーを奪ったのに、ここからの得点はたったの3点。敵陣からの攻撃でスリー&アウト→パントとかホントやめてほしい。これじゃモメンタムが生まれない。

モメンタムを反則でぶち壊す病
 試合を通じて「3歩進んで(反則で)2歩下がる」、そんな感じでした。不可解な反則もあったけど、無駄な反則も多かった。特に、TEジョーダン・リード、お前、いい加減、ホールディングやめろよ~。OL以外の選手でリードはNFLトップの反則王だそうです。

デショーン
 やっぱ、あのパントリターンでのファンブルが最大の敗因でしょうねえ。その後、一発決めて同点に追いついたけど、ビハインドの状況になったことは致命的でした。あれがなければ、時間をじっくりかけながら攻めて勝っていた気がします。

 それにしてもDALのクロックマネジメントのアホさ加減には驚きましたね。マクファッデンがエンドゾーン手前で止まっていれば、時間を潰してFGで確実に勝利だったのに、なぜTDしちゃう? おかげでデショーンの1発が出ました。こんなチームに負けるなんて情けない。

フー・イズ・ホワイトヘッド?
 結局、このひょろひょろリターナーに負けました。速い。こんな選手いたっけ?? 最後、コイツにビッグリターンを許さなければ、OTに持ち込めたのに。ランでもかき回されたし、厄介な選手だ~。ウチもこういうひたすら速いウェポンが欲しい。

メンタルの弱さ
 てつさんがいつも苦言を呈していますが、今回はさすがにメンタルの弱さを猛烈に感じました。不慣れな首位という地位に立ったせいか、コーチも選手も最初から最後まで浮足立っているように見えました。情けない。大事な大事な残り4試合、大丈夫かねえ。


 あまりに後味の悪い試合だったので、昨晩はなかなか寝付けなかった。こういうときに限って、次の日早かったりするんですよねー。ここまで一喜一憂、感情移入させられるNFLって、ホント恐ろしい。




W13プレビュー vsDAL(マンデーナイト)

 ライブでは見ていないのですが、C国とD国がナイトゲームで立て続けにものすごいネタを炸裂させたようですね。元祖ネタチームとして、ナイトゲームのネタの連鎖がコワイ。

LBライリーが3~6週間アウト
 LBペリー・ライリーが練習でヒザを痛め、要手術で3~6週間のアウトに。パスカバーがあまりに悲惨なので来季のリストラ筆頭候補と思っていたんですが、ここ3試合でINT2つと別人のように活躍。ランディフェンスもザル状態からようやく安定し始めていただけに、かなり痛い。

 キーナン・ロビンソンも肩のケガで相変わらずQ組だし、どうしますかね。ロビンソンがアウトなら、ILBはウィル・コンプトンとシーズン途中加入のメイソン・フォスターで行くしかないですね。フォスターはTBでスターターを張っていたので、経験豊富でそこそこやってくれると信じたいです。

 Sトレントン・ロビンソンがヒザを再負傷し、IR入りする方向になりました。代わりにPSからカーロス・フィールズというLBをロースターに入れ、とりあえずLBのデプスを厚くしました。

ランを止める
 相手はキャッセルがQBである限り、パスアタックはそんなに怖くないはず。ランでリズムを作らせる展開にならなければ、失点はある程度抑えられると思います。デマルコ・マリーが移籍した今年は、去年ほどの破壊的なランでないようですが、それでもラン平均ヤードはリーグ11位。強力OLは健在だし、そもそもウチはランディフェンスが弱点なので、このミスマッチを気を付けないと命取りになります。

CBブリーランド×WRデズ・ブライアント
 去年のマンデーナイトのDAL戦では、ルーキーだったがブリーランドがデズをほぼ完封し、勝利に大きく貢献。今年も完封しちゃってください。

 一方、NYG戦で値千金のINTを決めたシンデレラルーキーCBクイントン・ダンバーは指のケガでQ組。ただ、土曜日の練習にフル参加しており、大丈夫そうな雰囲気。ブリーランドとダンバーの2人がいれば、アウトサイドはそんなにやられないんじゃないかと。甘いですかね。

簡単には勝てない
 一応、首位と最下位チームの対戦なんだけど、その差はわずか2ゲーム。DALが勝てばウチと1ゲーム差になるので、モチベーションが低下しているとは思えないです。

 また、3勝8敗とはいえ、QBがロモがいたら勝てた惜しい試合が多く、地力はかなりのもの。特に、守備のスタッツはウチよりはるかに上で、オフェンスがサクサク進むとも思えないです。

 ウチは今年、連勝したことがないことも不安材料。勝って気が緩む、なんてことはないと思うけど、いいパフォーマンスを継続できていないのは事実。

 それでも、「プ」に行くには確実に勝たないといけない試合。またグルーデンの能力が問われますね。