コーチ・フロント人事
来季の体制がだいぶ固まってきました。
DCにジャック・デルリオ
HCを2度も務めた大物。とにかくDCが変わってくれれば誰でも良かったので、基本的に文句はございません。ただ、デルリオって、すげえディフェンスをつくったという記憶が私にはないんですよねえ。良い年もあれば悪い年もあるという感じで、毎年いいディフェンスをつくれる人、というイメージはないです。
デルリオ起用に伴い10年ぶりに4-3が導入されます。シャナハンが無理やり導入して以来、続けてきた3-4は結局、一度もうまくいきませんでした。なので、4-3復活は個人的に超ウエルカム。ラインはインサイドにアレン、ペイン、アイオアナイディス、エッジにケリガン、スウェット、ドラ2指名予定のチェイス・ヤングと、パーソネル的に問題はないと思います。問題はLB。フレッチャー大先生が引退して以来、ずっと軽視し続けてきたポジションなので、FAとドラフトでの補強は必須。リベラさんというと、LB重視のイメージが強いので、どう手を打つのか楽しみです。
OCにスコット・ターナー
元スキンズHCノブタさんの息子さん。てっきりオコネルが残留するものだと思っていたので、びっくりでした。ターナーにどうこうということはないんだけど、システムの継続がハスキンズの成長につながると思っていたので、そこはちょいと残念。
CARでOCを務めたのは去年の最後の4試合だけなので、評価しようがないですね。その4試合は、かなりアグレッシブにプレーアクションを使っていた、という分析だけは出ています。オフェンスのコーチは、マクベイ、カイル・シャナハン、ラルフール(3人とも元スキンズコーチ!)を筆頭に若手全盛の時代なので、経験不足とかは全く心配していないです。研究熱心という噂ですし、既成概念に捉われないクリエイティブなオフェンスを期待したいところです。ところで、エア・コリエルって何?
ちなみに、オコネルがラムズのOCになったのはちょっと意外でした。マクベイのいるラムズではプレーコールさせてもらえないでしょうよ。あまりいいオファーがなかったようで、オコネルの評価は思ったより高くなかったってことですかね。
フロントではカイル・スミスが昇格
AJみのもんたスミス(元SDのGM)の息子。カレッジスカウトの責任者からvice president of player personnelに昇格し、カレッジだけでなくFA戦略も責任を持つことになりました。GM不在の現状では事実上のGMですが、正式なGMを新たに雇うのか、このままでいくのか、よく分からないです。
カイル・スミスがカレッジスカウトの責任者になった2017年以降、ドラフトが本当に良くなりました。なので、ワタシもさっさとGMに昇格させてほしいと思っていました。フロントもカイル・スミスが他チームとのインタビューを受けるの拒否するなど、将来のGM候補と買っていたようです。リベラさんが選手編成でもかなりの権限を握ることを考えると、カイル・スミスの内部昇格がベターチョイスだったと思います。ダニエル君にしては、またしても珍しく良い一手を打ちましたな。
ポジションコーチでは、リベラさんがCAR時代の子分をごそっと引き連れてきました。ウチの前政権から残留するのは、RBコーチとSTコーディネーターだけ。顔ぶれがごっそり入れ替わりました
DCにジャック・デルリオ
HCを2度も務めた大物。とにかくDCが変わってくれれば誰でも良かったので、基本的に文句はございません。ただ、デルリオって、すげえディフェンスをつくったという記憶が私にはないんですよねえ。良い年もあれば悪い年もあるという感じで、毎年いいディフェンスをつくれる人、というイメージはないです。
デルリオ起用に伴い10年ぶりに4-3が導入されます。シャナハンが無理やり導入して以来、続けてきた3-4は結局、一度もうまくいきませんでした。なので、4-3復活は個人的に超ウエルカム。ラインはインサイドにアレン、ペイン、アイオアナイディス、エッジにケリガン、スウェット、ドラ2指名予定のチェイス・ヤングと、パーソネル的に問題はないと思います。問題はLB。フレッチャー大先生が引退して以来、ずっと軽視し続けてきたポジションなので、FAとドラフトでの補強は必須。リベラさんというと、LB重視のイメージが強いので、どう手を打つのか楽しみです。
OCにスコット・ターナー
元スキンズHCノブタさんの息子さん。てっきりオコネルが残留するものだと思っていたので、びっくりでした。ターナーにどうこうということはないんだけど、システムの継続がハスキンズの成長につながると思っていたので、そこはちょいと残念。
CARでOCを務めたのは去年の最後の4試合だけなので、評価しようがないですね。その4試合は、かなりアグレッシブにプレーアクションを使っていた、という分析だけは出ています。オフェンスのコーチは、マクベイ、カイル・シャナハン、ラルフール(3人とも元スキンズコーチ!)を筆頭に若手全盛の時代なので、経験不足とかは全く心配していないです。研究熱心という噂ですし、既成概念に捉われないクリエイティブなオフェンスを期待したいところです。ところで、エア・コリエルって何?
ちなみに、オコネルがラムズのOCになったのはちょっと意外でした。マクベイのいるラムズではプレーコールさせてもらえないでしょうよ。あまりいいオファーがなかったようで、オコネルの評価は思ったより高くなかったってことですかね。
フロントではカイル・スミスが昇格
AJみのもんたスミス(元SDのGM)の息子。カレッジスカウトの責任者からvice president of player personnelに昇格し、カレッジだけでなくFA戦略も責任を持つことになりました。GM不在の現状では事実上のGMですが、正式なGMを新たに雇うのか、このままでいくのか、よく分からないです。
カイル・スミスがカレッジスカウトの責任者になった2017年以降、ドラフトが本当に良くなりました。なので、ワタシもさっさとGMに昇格させてほしいと思っていました。フロントもカイル・スミスが他チームとのインタビューを受けるの拒否するなど、将来のGM候補と買っていたようです。リベラさんが選手編成でもかなりの権限を握ることを考えると、カイル・スミスの内部昇格がベターチョイスだったと思います。ダニエル君にしては、またしても珍しく良い一手を打ちましたな。
ポジションコーチでは、リベラさんがCAR時代の子分をごそっと引き連れてきました。ウチの前政権から残留するのは、RBコーチとSTコーディネーターだけ。顔ぶれがごっそり入れ替わりました
アレン解任&ウエルカム!リベラさん
新年明けましておめでとうございます。昨年末に立て続けに嬉しいニュースが飛び込んできて、明るい気分で新年を迎えられました。
まず、球団社長ブルース・アレンの解任。チームの腐ったカルチャーを変えるにはトップを変えない限りありえないと思っていたので、ダニエル君、よく決断してくれました。ダニエル君の声明をざっと読みましたが、誰かを解任する時は普通、「よく頑張ってくれたものの」とかお世辞を言いつつ、「新しい方向に進むべきときが来た」なんて書き方をすることが多いけど、そういうセンチは一切なかったですな。アレンに対する不満がかなり表れていると感じました。
そりゃそうでしょう。成績が低迷したこともそうだけど、深刻なファン離れを招いたことはアレンの責任が大きいです。
何よりやっと育てたフランチャイズQBカズンズを流出させたこと。QBが最重要ポジションであるNFLのチームトップとして、これは万死に値します。スタジアムに空席が目立つようになったのは、カズンズが移籍してからですよ。ワタシもカズンズが去ってから、チームへの愛着が一気に薄れました(ブログの更新頻度も激減しましたw)。フランチャイズQBを引き止められないフランチャイズって一体何なのかと。多くのファンがチームへの空虚な感覚を抱いたのは間違いないと思います。
また、ビジネス部門のスタッフが大量に辞めるなど、組織としてボロボロだったようです。LTトレント・ウィリアムズがホールドアウトしたのも、チームのメディカル体制に不満を爆発させたからで、これもアレンに管理責任があるでしょう。
それにしても、アレンを10年も右腕として使っていたダニエル君もなんだかなあ。「失われた10年」というより「すべてを失った10年」でした。
で、新HCに採用したのがロン・リベラ。少し前のエントリで、リベラが「間違いなくワタシの第一希望」と書いていただけに、本当に嬉しい。ダニエル君、珍しくグッジョブ! そして、リベラさん、うちみたいなドロドロ泥団子に来てくれてありがとう!
チームのカルチャーを変えるには、リベラさんはこれ以上ないというくらい適任だと思います。ワタシが指導者に求めるのは、戦術(知)、モチベーター(情)、規律(意)という知情意のバランスです。リベラさんはそのバランスが理想的な人だなと、ずっと思っていました。再就職先はいくらでもあっただろうに、なぜうちを選んでくれたのか、本当に不思議だ。。。
ディフェンス畑のHCであることもワタシの希望でした。将来を嘱望されているOCケビン・オコネルもHC候補になっていましたが、明らかに経験不足であり、OCとしてキープするのがベター。加えて、DCマナスキーがかなりいまいちだったこともあり、優秀なディフェンス畑のコーチを連れてくるのが、ベストチョイスだったと思います。
QBハスキンズがオコネルの下で成長し、同じオフェンスシステムを継続させるのがハスキンズのためになるでしょう。シーズン終盤、タレントがほとんどいない状態でオフェンスを改善させたことについては、オコネルをある程度評価しています。
もともとディフェンスはそれなりのタレントがいるので、リベラさんに鍛えてもらえれば、上積みが相当期待できると思います。
あとは、GMをどうするか、ですね。おそらく、リベラさんにチーム編成でもかなりの権限が与えられるはずなので、豪腕GMというより、リベラさんのフィロソフィーを理解する縁の下の力持ち的な人材が理想的ですかね。
まず、球団社長ブルース・アレンの解任。チームの腐ったカルチャーを変えるにはトップを変えない限りありえないと思っていたので、ダニエル君、よく決断してくれました。ダニエル君の声明をざっと読みましたが、誰かを解任する時は普通、「よく頑張ってくれたものの」とかお世辞を言いつつ、「新しい方向に進むべきときが来た」なんて書き方をすることが多いけど、そういうセンチは一切なかったですな。アレンに対する不満がかなり表れていると感じました。
そりゃそうでしょう。成績が低迷したこともそうだけど、深刻なファン離れを招いたことはアレンの責任が大きいです。
何よりやっと育てたフランチャイズQBカズンズを流出させたこと。QBが最重要ポジションであるNFLのチームトップとして、これは万死に値します。スタジアムに空席が目立つようになったのは、カズンズが移籍してからですよ。ワタシもカズンズが去ってから、チームへの愛着が一気に薄れました(ブログの更新頻度も激減しましたw)。フランチャイズQBを引き止められないフランチャイズって一体何なのかと。多くのファンがチームへの空虚な感覚を抱いたのは間違いないと思います。
また、ビジネス部門のスタッフが大量に辞めるなど、組織としてボロボロだったようです。LTトレント・ウィリアムズがホールドアウトしたのも、チームのメディカル体制に不満を爆発させたからで、これもアレンに管理責任があるでしょう。
それにしても、アレンを10年も右腕として使っていたダニエル君もなんだかなあ。「失われた10年」というより「すべてを失った10年」でした。
で、新HCに採用したのがロン・リベラ。少し前のエントリで、リベラが「間違いなくワタシの第一希望」と書いていただけに、本当に嬉しい。ダニエル君、珍しくグッジョブ! そして、リベラさん、うちみたいなドロドロ泥団子に来てくれてありがとう!
チームのカルチャーを変えるには、リベラさんはこれ以上ないというくらい適任だと思います。ワタシが指導者に求めるのは、戦術(知)、モチベーター(情)、規律(意)という知情意のバランスです。リベラさんはそのバランスが理想的な人だなと、ずっと思っていました。再就職先はいくらでもあっただろうに、なぜうちを選んでくれたのか、本当に不思議だ。。。
ディフェンス畑のHCであることもワタシの希望でした。将来を嘱望されているOCケビン・オコネルもHC候補になっていましたが、明らかに経験不足であり、OCとしてキープするのがベター。加えて、DCマナスキーがかなりいまいちだったこともあり、優秀なディフェンス畑のコーチを連れてくるのが、ベストチョイスだったと思います。
QBハスキンズがオコネルの下で成長し、同じオフェンスシステムを継続させるのがハスキンズのためになるでしょう。シーズン終盤、タレントがほとんどいない状態でオフェンスを改善させたことについては、オコネルをある程度評価しています。
もともとディフェンスはそれなりのタレントがいるので、リベラさんに鍛えてもらえれば、上積みが相当期待できると思います。
あとは、GMをどうするか、ですね。おそらく、リベラさんにチーム編成でもかなりの権限が与えられるはずなので、豪腕GMというより、リベラさんのフィロソフィーを理解する縁の下の力持ち的な人材が理想的ですかね。