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DBコーチにペリー・フューエル

 ラヒーム・モリスがATLのアシスタントHC兼パスディフェンスコーディネーターの肩書きで招聘されることになり、代わりのDBコーチにNYGのDCだったペリー・フューエルが就任することが決まりました。

 NYGで5シーズン、BUFで4シーズン、DCを務めており、経験は素晴らしく豊富。NYGの5シーズンではトップテンは2回だったそうです。SFもDBコーチのオファーをしてましたが、ウチを選んでくれました。いい人材をゲットできたんじゃないですかね。ウチの悲惨なDB陣では誰がコーチをやっても大変だろうけど、宜しくお願いします。あと空席なのは、DLとOLBコーチですか。

 話は変わって、最近、ウチの奥さんがバージニアにある在米日本人向けの図書館で島田ゆか作『バムとケロのおかいもの』という絵本を借りてきたんですが、娘に読んであげているうちにワタシのほうがハマってしまいました。
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 まず何より絵が美しい。あまりに色彩が美しいので最初は手描きとは思えなかったのですが、すべて手描きなんだそうで。スバラシイ。ページをめくるたびに、次はどんな美しい絵が見られるのかとワクワクします。

 そして、純朴なストーリーがいいですなあ。ほとんど何事もなく終わっていくんですが、不思議なくらい優しい気持ちになれます。

 さらに、隠れキャラというか、細かいところにネタがあって、それを発掘するのが楽しい。読むたびに「こんな隠れキャラがいたんだ~」と発見があり、大人も楽しめます。

 『バムとケロ』シリーズが誕生してから、もう20年になるそうですが、今まで存在すら知りませんでした。一般の図書館でアメリカの絵本を借りてくることも多いんですが、基本的に絵が雑で、バムとケロのような芸術性の高いのはほとんどないです。他の作品も読みたい~。
マカフィー・ストア

新DCバリーの守備システム

 新DCがジョー・バリーになり、ディフェンスがどう変わるのかが最近の関心事でした。よく分からないことだらけなのですが、いくつか記事を読んだ限り、同じ3-4を継続するものの、システムは変わるようです。素人なので偉そうにシステムのことを論評したくないんですが、私なりに理解したことを書いてみたいと思います。間違ってたらごめんなさい。

 バリーがLBコーチをしていたSDは、同じ3-4でも「1ギャップ3-4」というシステムだったそうです。

 3-4は普通、3人のDLがそれぞれ2つのギャップに責任を持つ「2ギャップ3-4」が基本。DLが2つのギャップを受け持つことで、インサイドLBの自由度、融通が高まるメリットがあります。その半面、どのギャップを埋めるかはプレーが始まってから判断しないといけないため、パスラッシュの出足が遅れるデメリットがあります。

 これに対し、「1ギャップ3-4」はDLとLBがそれぞれどのギャップを担当するかをプレーの前に割り当てるというもの。自由度は低下する半面、担当するギャップが決まっているので、思い切ってパスラッシュを掛けられるメリットがあります。

 グルーデンは最近、“It’s not a two-gap 3-4. It might be more of a shoot-the-gap-type of 3-4, a get-up-the-field-and-rush-them 3-4.”と語っています。言っている意味が正確には分からないのですが、「1ギャップ3-4」をベースにしたいということなんでしょう、たぶん。去年もハズレットの下で、「1ギャップ3-4」も使っていたみたいですが、今後はその比重をもっと増やしたい、ということなんですかね。

 で、「1ギャップ3-4」の使い手として有名なのが、ウェイド・フィリップス。そんならフィリップスをDCにしちゃったら良かったじゃん、と突っ込みたくなりますが、面接で相性が合わなかいと思ったんでしょうか。実績豊富なフィリップスをスルーしてバリーを選んだのは、気心の知れたお友達が良かった、てことでしょうかねー。

 ディフェンスでは、DLコーチのジェイコブ・バーニー、OLBコーチのブライアン・ベイカーとサヨナラするほか、DBコーチのラヒーム・モリスもATLに移籍するようです。ATLはSEAのDCダン・クインをHCに迎える予定で、モリスはその新政権に加わるようです。DCとして迎えられるかどうかは不明ですが、ポジションコーチからの昇格ではあることは確かなようです。

 ディフェンスのコーチでそのままなのは、ILBコーチのカーク・オリバドッティだけで、あとは総入れ替えとなります。

新DCにバリー

 SFのDCだったビック・ファンジオが、CHIに取られてしまったことを受け、SDのLBコーチ、ジョー・バリーを起用することを決めました。

 一連の流れを見ると、ファンジオが第1志望だったようですね。う~ん、残念。逃した魚は大きいですな。そりゃ、ドロドロのウチより、ジョン・フォックスがHCになり、チームが安定しそうなCHIを選ぶわな。HC職を狙っている人ならなおさら。

 てことで、第2志望だったバリーにあっさり落ち着きました。この人はDETでDC経験が2年ありますが、そのキャリアは最悪。悪夢の0-16シーズンを含め、2007年から2年間、喪失ヤードと失点でともにリーグ最低でした。

 ただ、ワタシはこの時のキャリアは全く気にしていないです。あの時のDETはタレントが悲惨すぎました。この時以上に悲惨になることはないわけで、むしろ、苦い経験をプラスにしてくれる期待感のほうが大きいです。ちなみに、当時、DETのHCだったマリネリさん(現ダラスDC)とは義理の親子関係らしいです。

 あと、high-energy personalityというのが好感が持てますね。低迷するウチにはこういうキャラが必要です。グルーデンとアレンがインタビューでバリーに一気に惹かれたようです。人を惹き付ける何かを持っているんでしょう。

 ただ、やっぱり引っ掛かるのがTB人脈であること。前任のハズレットもUFL時代からグルーデンと付き合いがあったし、結局、お友達内閣が続くのかと。気心の知れた仲間ならやりやすいだろうけど、特にディフェンスには新しい血を入れて欲しかった、個人的には。

 でもまあ、決まっちゃったんで期待するしかないです。




続・DC探しの旅

 昨日、新DCにSDのLBコーチ、ジョー・バリーの就任が決まった、という速報が流れたんですが、チームはまだ決めていないと否定しました。おそらく、バリー起用で傾いていたんでしょうが、SFがDCビック・ファンジオのHC昇格を見送ったため、招聘のチャンスが出てきたと見ているんでしょう。

 絶対無理と思っていたファンジオが来てくれたら最高。ジム・ハーボー時代のSFはオフェンスもディフェンスも大好きでしたので。去年のHC探しの際は、SFから誰か引っこ抜いてきたらどうかと思ったほどです。

 ワタシの第1志望ウェイド・フィリップスが最有力かと思っていたんですが、最近はそのような報道がなく、消えつつある雰囲気。数日前はイアン・ラポポートがバリーかラヒーム・モリスの二択と報じていました。この2人はともにTB人脈で、ワタシはそれだけでパスしたいです。

 一方、OLコーチ Chris FoersterがBUFに引っこ抜かれそうなことから、代わりにDALの前OCビル・キャラハンを採用するとのこと。これもいい動きじゃないですかね。DALのような強力OLを築いていただきたいです。

 BUFの新しいコーチングスタッフは、良さそうですね~。HCにレックス・ライアン、OCに前SFのグレッグ・ローマンと、2人ともワタシ好み。強くなる気がします。

 ※追記 FoersterはBUFからインタビュー申請があったという報道を見たんですが、結局、SFのOLコーチに就任する見通しのようです。

新GM記者会見

 ダラス負けた! イエイ!

 遅くなりましたが、金曜日に新GMマクルーエンの記者会見が行われました。43歳にしては恐ろしく落ち着いていると感心。年齢に関係なく、有能な人材はどんどん登用されるアメリカは、日本人とは成熟の早さが違う気がするのですが。

 最初の記者会見なので、まあ当たり前ですが、安全運転というか、特にキャッチーな発言はなかった気がします。地元メディアで読んだ限りですが。主な発言内容はこんな感じ。

1)ドラフトはチームの生命線
2)ドラフトはニーズよりBPA優先
3)ドラフト指名選手がチームの中核となり、再契約するのがベスト
4)ラインマン、WR、DBはサイズ重視
5)RG3の判断は保留。あきらめるのはまだ早い

 1~4までは今のシアトルにぴったり当てはまる補強戦略ですね。コーヒーじゃないけど、シアトルスタイルに憧れる者(スタバもシアトルズ・ベスト・コーヒーも大嫌いだけど)として、大いに支持したいです。

 ドラフトのBPA重視は、楽しみではあります。ただ、ウチはディフェンスを中心に穴だらけで、ある程度ニーズは埋めないとシーズンを乗り越えられないので、ドラフトをBPAで行くなら、FAでそれなりに動く必要があるように思います。ドラフト指名選手が成長するまでのつなぎとして、FA戦線で賢く動いてくれることを期待したいです。
 
 RG3に関する発言は、まあこんなもんでしょう。最低、もう1年は様子を見るという合意がスナイダー、アレン、マクルーエンの3者でできている気がします。

 バーノン・デービスやフランク・ゴアらマクルーエンがSFで指名した選手がウチに移籍するのではないかとのウワサもありますが、どうですかね。ビッグネームの大ベテランを連れてくるのは、シアトルスタイルに合わない気がしますけど。ただ、キャップの関係で放出されそうなOLBアーマド・ブルックスには興味アリ。ブルックスなら獲りに行く価値は十分あるんじゃないかと。

 DCを誰にするかは、グルーデンに一任するとのこと。ここに来て、エリック・マンジーニの名前も浮上。ワタシにはあの人が本当にマンジーニアスなのかどうかよく分かりません。あの陰湿なキャラはどうも好きになれないので、個人的にはパスしたいです。もうウェイド・フィリップスでいいじゃん。

腐ったチームカルチャー

 スコット・マクルーエンのGM就任が正式に発表されました。プレスリリースによると、発音は“Mc-LEW-ehn”だそうで、ワタシの最初の表記で合ってたじゃん。記者会見が金曜日に行われるそうです。

 マクルーエンのチーム編成哲学の原点はGBにあり、あくまでドラフト重視。スナイダーのモットー、ファンタジーフットボールスタイル・マネジメントから180度舵を切ることになります。

 スナイダーの路線にうんざりしている全てのスキンズファンが新GMの方針を歓迎するんじゃないでしょうか。ただ、ドラフト重視路線が実を結ぶまで数年の歳月を要するわけで、それまで忍耐が求められます。毎年失望させられ、急激なV字回復を望むファンがどこまで耐えられるか。マクルーエン路線の成否は、ファンの忍耐力に懸かっている気がします。

 ワタシは基本的にすぐ結果を求めるタイプなので、忍耐しきれるか自信がないのですが、すぐに結果が出なかったとしても、コイツはダメだと簡単に決めつけないよう、なんとか心掛けたいと思います。

 さて、今日のワシントン・タイムズに、スキンズがいかにダメダメチームであるかについてまとめた記事が出ていました。読んでいて憂鬱になってくる内容ですが、スキンズの現実を直視したい方はぜひどうぞ。かなり長いです。

 この中で一番ショッキングだったのは、スナイダー流ファンタジーフットボールスタイル・マネジメントがもたらした弊害に関する内容。

 The gravity of those deals led to a widely held understanding among agents that if they represented a player whose contract was set to expire, their first call should always be to the Redskins. Over several years, agents learned that the organization would, without fail, raise the stakes with a competitive contract offer — occasionally one that was so far beyond the expected value for the player that it was hard to pass up.

 An agent for a player who signed a long-term deal with Washington during Shanahan’s tenure said he followed that advice when negotiating a contract for his pending free agent. That agent was asked by the Redskins what terms he was seeking for that player, and he threw out a monetary figure he believed to be completely unrealistic but a high-end starting point in negotiations. With very slight modifications, the Redskins, to his astonishment, accepted that proposal.

 FA選手を抱えるエージェントたちは、真っ先にウチに売り込むそうです。「これってあり得ないでしょ」という金額をふっかけても、スキンズはほぼそのまま受け入れてくれるありがたいお客さんなんだそうです。

 情けねえ。吐き気がする。金のことしか考えていないエージェントたちに利用され、実力に見合わない高額サラリーを支払わされる。これの繰り返し。ウチのFA加入選手たちがサラリーに見合った活躍をしないのは、そもそもそのサラリーに見合う選手じゃないわけですよ! ああ、腹が立つ。

 記事の終盤では、もっと絶望的なことが書かれています。腐ったカルチャーがチーム全体を覆い、もう手の施しようがない、そんな状況らしいです。ワタシもそれは感じます。シャナハンが来た時、ワタシはチームカルチャーを変えてくれるのではないかと期待したのですが、結果はご存じの通り。シャナハンという豪腕を持ってしてもできなかったカルチャー改革を一体誰ができるというのか。

 腐葉土と化しているチームカルチャーを43歳の新GMマクルーエンにぶち破ることができるのか。記事を読む限り、その道のりは容易ではないですが、頑張って欲しい、ただそれだけです。




新GM誕生

 スコット・マクルーインがウチのGMになることが正式に決まりました。いや~、いい流れになってきたんじゃないですかね~。ワタシのチームに対するオフの要望事項は、(1)DC交代(2)フロント強化――の2点でしたが、ともに実行に移してくれました。アレン、GJ!

 フロント強化を希望したものの、チーム内があまりにぐちゃぐちゃすぎて優秀な人材を獲得するのは困難だとあきらめていました。せめてアレンを支えるために、将来性のある中堅でも引っ張ってきて、プロパーソネルを担当してもらえれば御の字、そんなふうに思ってました。なので、新GM招聘まで一気に進めてくれるとは、想定外のスバラシイ結果です。

 アレンはGM職を献上しますが、球団社長として引き続き残ります。ウチはチーム名問題などオフフィールドの課題も山積なのでそっちに専念して、チーム編成はマクルーインに任せる形になります。どう考えたって、これがベストの体制ですよ。

発音
 スペルはScot McCloughanで、日本人的には「マクルーガン」と表記したくなりますが、音で聞くと、ワタシには「マクルーエン」と聞こえたので、昨日のエントリでは、そう表記しました。しかし、今朝のワシントン・ポストに、Mc-CLUE-in が正確な発音だと書いてあったので、「マクルーイン」と表記することにします。あと、スコットというと普通、Scottが一般的ですが、t が一つないんですね。

キャリア
 親父さんはNFLの元プロボウルCB&スカウトだったそうです。本人もフットボールしていましたが、ヒザをケガし、フットボール選手としてのキャリアは14歳で終了。しかし、野球選手としてドラフト指名され、1Aですが、マイナーでのプレー経験があります。

 23歳でNFLスカウトとしてのキャリアを歩み始めます。1994年にGBのスカウトになり、1999年にマイク・ホルムグレンとともにSEAに移ります。2005年に33歳の若さでSFのplayer personnel担当副社長に就任、2008年にはGMに昇格します。その後、SEAの敏腕GMジョン・シュナイダーの右腕として働き、去年はフリーのコンサルタントを務めていました。

なぜウチに?
 なぜウチのようなメッシーなチームに来てくれたのか。理由の一つと見られているのが、アルコール問題。2009年でSFのGMを辞めたのも、アルコールが理由だったそうです。DVには一切容赦しない今のご時世、アルコールに不安を抱える人物をチームの中心に据えることにはリスクがあり、それが敬遠される理由になった可能性があります。これは不安要因ではありますが、コントロールできるレベルに至ったからこそ、現場復帰を決意したんだろうと推測します。

 ただ、ウチのチーム、あまりにグチャグチャなので、不要なストレスから「くっそ~、やってらんね~、ゴクゴクゴク。。。」とならないことを祈るばかりですw

みのもんたは?
 一時は、AJみのもんたスミスのGM昇格がウワサされましたが、個人的にはマクルーインで良かったと思います。マクルーインのほうが協調タイプらしく、ゴタゴタの多いウチには豪腕みのもんたさんより合っているでしょう。

GMとしての手腕は?
 SFではフランク・ゴア、バーノン・デービス、パトリック・ウィリス、SEAではラッセル・ウィルソン、リチャード・シャーマン、ボビー・ワグナーらの指名に貢献したと評価されています。これはこれでホントに素晴らしいんですが、彼がGMだった2008年と09年はかなり外してるんですよねー。特に08年1巡のケントワン・バルマーは大バスト。翌年の1巡はWRクラブトリーですが、大当たりってほどではないでしょう。

 なので、側近としてはいい仕事するのは確かっぽいけど、いざGMとなるとまだ不透明な要素も多そうな感じ。それでも、talent evaluatorとしての能力は、ウチのフロントにいる誰よりもベターなのは間違いないです。

RG3の処遇は?
 マクルーインはチーム編成の全権限を委ねられているので、当然、RG3の処遇も判断することになると思います。マクルーインがRG3をどう評価しているのかさっぱり分かりませんが、メディアの報道を斜め読みして、マクルーインのQB観について目についたのは以下の2点。

 (1)HCが好むQBを提供する
 (2)2012年ドラフトではカズンズを推していた

 この2点を考えると、RG3の立場はかなり厳しくなりそうですね。グルーデンはRG3を全く信用していないですから。2012年ドラフトでSEAはラッセル・ウィルソンを指名するわけですが、3巡で消えていたらカズンズを指名していただろう、と言われています。

 ワタシは、グルーデンはまだカズンズを買っていると見ています。なので、GMとHCが今年はカズンズで行く、という方向で一致する可能性はあるんじゃないかと。少なくともカズンズにフェアな競争チャンスを与える可能性は高いと思います。

ロースター整備
 サラリーキャップには現時点で20ミリオン程度の余裕があり、ドラフトでも全体5位の指名権を保有。GMとして腕の見せ所ともいえる状況にあり、大いに期待したいです。SEAのように生え抜きスターをドラフトで次々に引き当てる展開になったらサイコー。

 特に注目しているのは、ディフェンスをどう補強していくか。現時点で、確実なスターターと呼べるのは、ケリガン、ロビンソン、ブリーランド、ハッチャーくらい。この悲惨な陣容をどうテコ入れしていくのか、大いに注目したいです。まずはFA戦線でどう動くかですね。

この人事が持つ意味
 ダニエルが1999年にスキンズを買収してから、プロのtalent evaluatorがGMに就任するのは初めて。他のチームからしたら「そんなの常識じゃん」て感じでしょうが、ウチにとっては歴史的出来事。ビニー・セラートなる得体の知らないダニエルの子飼いがチーム編成を担当する悲惨な時代が長く続きましたからね。セラート、ああ、この名前を思い出すだけで腹が立ってくる。セラートの後は、シャナハンが全権を握っていました。

 マクルーエンが成功するかどうかまだ分からないけど、ついに、ついに我がチームも「普通の国」ならぬ「普通のチーム」になる道を歩み始めました。嬉しすぎて涙出そう、マジで。

新GM交渉

 新GMにスコット・マクルーエンの就任が決まったという情報が流れたんですが、OAK、NYJも狙っているらしく、最終合意には至ってないようです。一瞬、狂喜乱舞しちゃいました。

 SFで2005~07年にvice president of player personnelを務めた後、08~09年はGM。10~14年はSEAで若き敏腕GMジョン・シュナイダーの右腕として働いていました。

 SF時代は、フランク・ゴア、バーノン・デービス、パトリック・ウィリスらを指名。在任中の成績はパッとしなかったようですが、ジム・ハーボー政権下の黄金時代の礎を築いたといっていいと思います。また、SEAでラッセル・ウィルソンの指名を強く薦めたのはこの人のようです。SEAが近年、ドラフトで大当たりしてきたのは周知の通り。

 こんな優秀な人が来てくれたらサイコー。お願い、ウチに来て! お金はいくらでもあげるからさ(ダニエルのポケットマネーで)。

FAになる選手

 くっそ~、ダラス勝ちやがって~。完全にダラスの負けペースだったけど、あの展開を跳ね返せるのは相当の地力がないとできないと思う。ロモもたくましくなったもんだ。これはかなり勝ち進みそうな気がしてきたぞ。最悪。

 さて、今オフ、ウチからFAになる18選手をチェックしてみたいと思います。金額は2014シーズンのキャップヒットです。

UFA
OLB Brian Orakpo — six-year veteran, $11.455 million
 長期契約の可能性はゼロ。再契約するとしても、1年3ミリオンがMAXでしょうか。胸筋断裂でIR入りしただけならまだしも、健康だったそれまでの7試合で0.5サックととてつもない生産性の低さを露呈したので、積極的に再契約したいという感覚はないですね。

T Tyler Polumbus — six-year veteran, $2.6 million
 シーズン途中でスターターの座を3年目のトム・コンプトンに奪われました。再契約の可能性ゼロ。お疲れ様でした。

RB Roy Helu Jr. — four-year veteran, $1.55 million
 サードダウンバックとしては秀逸なので残したい選手ではあるけど、本人はもっとキャリーさせてくれるチームを探すでしょう。耐久性に不安があるので、スターター待遇を勝ち取るのはまず無理。近年のRB不遇傾向を考えると、出番をくれそうなチームでも相当安く買い叩かれそう。なので、そこそこのオファーを出せば、戻ってくる可能性は十分あるんじゃないかと。ただ、控えにはレシーブもうまいサイラス・レッドがいるし、フロントも高額オファーは出さないでしょう。

DE Jarvis Jenkins — four-year veteran, $1.49 million
 2巡上位で指名し、最初のキャンプではモンスターと呼ばれるほど将来を期待されましたが、プレシーズンでACLをやってしまい、その後は鳴かず飛ばず。結局、4年間で2サックに終わりました。ベテランミニマムで再契約があるかどうか、でしょうか。新DCの好み次第。

S Brandon Meriweather — eight-year veteran, $889,411
 3年間もキープしたのが不思議。再契約したら発狂します。

WR Leonard Hankerson — four-year veteran, $812,219
 結局、開花しなかったですねえ。ケガも多いし、ミニマムでの再契約もないだろうなあ。残念。

TE Niles Paul — four-year veteran, $690,413
 今シーズンはキャリアハイの成績を残し、かなり頑張りました。が、TEとしては、やっぱりビミョーな選手。それでも、スペシャルチームには欠かせないので、再契約を目指すでしょう。

NT Chris Neild — four-year veteran, $656,475
 キャラ的にちょっと面白そうな選手だったけど、ケガに苦しんで終わりました。

WR Santana Moss — 14-year veteran, $635,000
 さすがに今季の出番の少なさを考えると、再契約はなさそう。アンドレ・ロバーツよりずっといいと思うけど。

QB Colt McCoy — five-year veteran, $635,000
 判断が一番難しいのがこの人。昨年の活躍で「優秀なバックアップ」の地位を確立したので、サラリーがそれなりに高くつきそうな半面、首のケガが思いっきり不安。耐久性に不安のあるバックアップQBってあり得ないと思うんですよね。健康だったらぜひとも残したいけど、これはもうグルーデンに任せます。

S Ryan Clark — 13-year veteran, $635,000
 低迷するチームのボーカルリーダーとして奮闘してくれましたが、もう限界ですかね。バックアップとしてなら再契約ウエルカム。

CB E.J. Biggers — 6-year veteran, $635,000
 この人がロースターにいること自体、ウチのDB陣の悲惨さを物語ってます。

CB Justin Rogers — four-year veteran, $113,823
 この選手全然知らないです。

RFA
S Duke Ihenacho — two-year veteran, $570,000
 開幕直前にDENからクレームしたけど、どのプレーでケガしたのかよく分からないままIR入り。評価不能。

K Kai Forbath — three-year veteran, $570,000
 キックオフの短さは玉に瑕だけど、マストキープでしょう。

T Tom Compton — two-year veteran, $570,000
 シーズン途中からRTのスターターに昇格。今後もスターターを任せられる選手には見えないけど、テンダーオファーを出してキープするでしょう。

ERFA
S Trenton Robinson — three-year veteran, $570,000
RB Chris Thompson — two-year veteran, $87,353

 とまあ、どうしても残したい選手は。。。ほとんどいないです! UFAで強いて挙げればヘルーとポールくらいですかね。いかにウチのチームがタレント不足かよく分かります。

AJ・スミスが昇格?

 ESPNのジョン・クレイトンによると、スキンズはフロント改革で、現在、シニア・エグゼクティブの肩書きを持つAJ・スミスの権限を拡大することを検討しているそうです。今は西海岸在住でアドバイザー的な感じでしたが、DCエリアに常駐してもらい、チーム編成を担当してもらう、そんな構想のようです。
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 ワタシはこのアイデアに賛成。アレンにチーム編成は無理、かといってダグ・ウィリアムスのようなTB人脈に任せるのもノーサンキュー。フロントに血の入れ替えが必要だと思ってたんで、内部昇格とはいえ外様起用に近いスミスの昇格は歓迎です。

 スミスは2003~12年までのSDのGM時代、レギュラーシーズン95勝65敗とスバラシイ結果を残しています。ただ、唯一かつ最大の失敗は、あのノブタさんを頑なに使い続けたことでしょうか。また、プレーオフに勝てないことから付いたニックネームが 'Lord of No Rings'だそうで、思わず吹きましたw

 スミスを評価しないSDファンは多いと思いますが、それでもトムリンソンがエースだった頃のSDは、ワタシには眩しく見えました。少なくとも、今ウチのフロントにいる連中に比べたら、ずっとまともなチーム編成をしてくれるでしょう。ちなみに、SDでDCをしていたウェイド・フィリップスともコネがあります。

 問題は、スミスにどこまで権限を移譲するのか。アレンが名誉職に退いて、スミスを実質的なGMに据えるほど権限を譲る意志があるのか。EPSNのスキンズ番記者ジョン・ケイムはこう指摘してます。

 I can’t imagine Smith would come here full-time, and move to the area, without some level of assurance that he had control over football matters.

 激しく同感。ショッテンハイマーを権力闘争の末に放逐した豪腕が、権限の中途半端な職を受け入れるとは思えないです。

 強欲オーナーとHCの間で緩衝材の役割を果たしてきた調整型アレンの代わりに豪腕GMを入れたらどんな軋轢が生まれるのか。ちょっと怖さもありますが、それでも、RG3の処遇を含め、オーナーの顔色を気にせず、チーム編成をしてくれそうな雰囲気を感じるので、スミス昇格、ワタシは大歓迎です。

 あと、どうでもいいんですが、この人、みのもんたに似てません?




謹賀新年 & DC探しの旅

 新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。ワタシは昨年末から続く風邪で新年早々頭痛に悩まされ、寝正月になっておりますが、スキンズの行く末を暗示するものでないことを切に願っておりますw

 さて、ハズレット退任に伴うDC探しの旅が始まりました。1日の時点で浮上した名前はこんな感じ。

 ・Vic Fangio(SF・DC)
 ・Ed Donatell(SF・DBコーチ)
 ・Joe Barry(SD・LBコーチ)
 ・Wade Phillips(前HOU・DC)
 ・Raheem Morris(スキンズDBコーチ)

 SFディフェンスはいつも惚れ惚れとさせられるので、SFから2人も名前が挙がっているのはウエルカム。 Fangioが来てくれたら最高だけど、SFのHC候補に挙がっているし、DCで招聘するのはキビシイと思う。インタビューの許可ももらえてないし。

 DonatellはGB(2000-03)、ATL(04-06)でDCを務めており、経験豊富。BarryもDET(07-08)にDC経験があるけど、アレン、グルーデン、ラヒーム・モリスらとコネを持つTB人脈なので、個人的にはそれだけでスルーしたい。

 ワタシの第一志望ウェイド・フィリップスの名前が挙がっているのもウレシイですね。

 31日に行われたGMアレンの記者会見ですが、翌日付の地元紙はボロクソに書いていました。「今までアレンがメディアの取材を拒否し続けてきた理由が分かったよ。何も考えてないじゃん!」てな感じでした。会見での発言を通しで読んではいないのですが、フロントやチーム改革の必要性を認めつつも、具体的な方向性については何一つ語らなかったようです。

 強欲オーナー(スナイダー)、TB人脈の子飼いHC(グルーデン)、扱いの難しいフランチャイズQB(RG3)の間に挟まれ、思考停止状態に陥っている印象を受けます。球団社長兼GMという要職にある人物が何もビジョンも示せず、主導権も発揮できないこの状況では、チーム状態を好転させるのは困難に見えます。

 それでも、GM交代には反対。この状況では誰がGMやっても何もできないです。むしろ、現時点では調整型のアレンがベストの人材じゃないかと。ただ、編成面の手腕は全く期待していないので、そこだけはいい人を連れてきて欲しいです。

サヨナラDCハズレット

 こちらはまだ31日ですが、1年の最後に、DCジム・ハズレットと決別することが決まりました。解任ではなく、the team and Defensive Coordinator Jim Haslett have mutually agreed to part waysという柔らかい表現になっています。ベテランコーチの顔を立ててあげたという形でしょうか。
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 ハズレットと決別できてホッとする半面、このスタッツでなぜ5年間も使い続けたか、今更ながら不思議です。ギブス、ゾーン時代まではトップテン常連だった守備陣をリーグ最低レベルにまで突き落とし、そこから一度も上昇することはありませんでした。守備陣はタレントが根本的に不足していて、ハズレットには気の毒な要素はあったにせよ、この悲惨な数字の言い訳にはならないです。

 後任はどうなりますかね。とにかく、ラヒーム・モリスの内部昇格だけは勘弁してほしい。GMブルース・アレンのTB人脈ってほとんど当てにならない。血の入れ替えが必要だと思う。前も書きましたが、ワタシの第一志望はウェイド・フィリップス。レックス・ライアンもHC職が見つからなければぜひとも来てほしいけど、キャラが濃すぎて大人しいグルーデンを食っちゃいそうでどうかなあと。

 アレンが会見で、フロント改革も行う可能性を示唆したらしいですが、できるならやってほしい。ただ、ワタシはアレンの手腕を基本的に信用していません。TB人脈とは無縁の人材を思いきって登用するなら見直しますが、お友達しか集められないアレンにそれができるとは思えないです。そもそも、ウチのフロントに入りたいと思う有能な人材はいないでしょうが。

 今日は日本そばのかわりに沖縄そばを年越しそばにしました。超久しぶりの沖縄そばだったけど、やっぱうまいなあ~(ずっと前に3年ほど沖縄に住んでいたことがあって、毎日食べても飽きないほどの沖縄そば好きでした)。ワタシはここ2週間くらい、かぜで体調がすぐれないのですが、皆さん、お体にはくれぐれも気をつけて下さい。