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新DCバリーの守備システム

 新DCがジョー・バリーになり、ディフェンスがどう変わるのかが最近の関心事でした。よく分からないことだらけなのですが、いくつか記事を読んだ限り、同じ3-4を継続するものの、システムは変わるようです。素人なので偉そうにシステムのことを論評したくないんですが、私なりに理解したことを書いてみたいと思います。間違ってたらごめんなさい。

 バリーがLBコーチをしていたSDは、同じ3-4でも「1ギャップ3-4」というシステムだったそうです。

 3-4は普通、3人のDLがそれぞれ2つのギャップに責任を持つ「2ギャップ3-4」が基本。DLが2つのギャップを受け持つことで、インサイドLBの自由度、融通が高まるメリットがあります。その半面、どのギャップを埋めるかはプレーが始まってから判断しないといけないため、パスラッシュの出足が遅れるデメリットがあります。

 これに対し、「1ギャップ3-4」はDLとLBがそれぞれどのギャップを担当するかをプレーの前に割り当てるというもの。自由度は低下する半面、担当するギャップが決まっているので、思い切ってパスラッシュを掛けられるメリットがあります。

 グルーデンは最近、“It’s not a two-gap 3-4. It might be more of a shoot-the-gap-type of 3-4, a get-up-the-field-and-rush-them 3-4.”と語っています。言っている意味が正確には分からないのですが、「1ギャップ3-4」をベースにしたいということなんでしょう、たぶん。去年もハズレットの下で、「1ギャップ3-4」も使っていたみたいですが、今後はその比重をもっと増やしたい、ということなんですかね。

 で、「1ギャップ3-4」の使い手として有名なのが、ウェイド・フィリップス。そんならフィリップスをDCにしちゃったら良かったじゃん、と突っ込みたくなりますが、面接で相性が合わなかいと思ったんでしょうか。実績豊富なフィリップスをスルーしてバリーを選んだのは、気心の知れたお友達が良かった、てことでしょうかねー。

 ディフェンスでは、DLコーチのジェイコブ・バーニー、OLBコーチのブライアン・ベイカーとサヨナラするほか、DBコーチのラヒーム・モリスもATLに移籍するようです。ATLはSEAのDCダン・クインをHCに迎える予定で、モリスはその新政権に加わるようです。DCとして迎えられるかどうかは不明ですが、ポジションコーチからの昇格ではあることは確かなようです。

 ディフェンスのコーチでそのままなのは、ILBコーチのカーク・オリバドッティだけで、あとは総入れ替えとなります。