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腐ったチームカルチャー

 スコット・マクルーエンのGM就任が正式に発表されました。プレスリリースによると、発音は“Mc-LEW-ehn”だそうで、ワタシの最初の表記で合ってたじゃん。記者会見が金曜日に行われるそうです。

 マクルーエンのチーム編成哲学の原点はGBにあり、あくまでドラフト重視。スナイダーのモットー、ファンタジーフットボールスタイル・マネジメントから180度舵を切ることになります。

 スナイダーの路線にうんざりしている全てのスキンズファンが新GMの方針を歓迎するんじゃないでしょうか。ただ、ドラフト重視路線が実を結ぶまで数年の歳月を要するわけで、それまで忍耐が求められます。毎年失望させられ、急激なV字回復を望むファンがどこまで耐えられるか。マクルーエン路線の成否は、ファンの忍耐力に懸かっている気がします。

 ワタシは基本的にすぐ結果を求めるタイプなので、忍耐しきれるか自信がないのですが、すぐに結果が出なかったとしても、コイツはダメだと簡単に決めつけないよう、なんとか心掛けたいと思います。

 さて、今日のワシントン・タイムズに、スキンズがいかにダメダメチームであるかについてまとめた記事が出ていました。読んでいて憂鬱になってくる内容ですが、スキンズの現実を直視したい方はぜひどうぞ。かなり長いです。

 この中で一番ショッキングだったのは、スナイダー流ファンタジーフットボールスタイル・マネジメントがもたらした弊害に関する内容。

 The gravity of those deals led to a widely held understanding among agents that if they represented a player whose contract was set to expire, their first call should always be to the Redskins. Over several years, agents learned that the organization would, without fail, raise the stakes with a competitive contract offer — occasionally one that was so far beyond the expected value for the player that it was hard to pass up.

 An agent for a player who signed a long-term deal with Washington during Shanahan’s tenure said he followed that advice when negotiating a contract for his pending free agent. That agent was asked by the Redskins what terms he was seeking for that player, and he threw out a monetary figure he believed to be completely unrealistic but a high-end starting point in negotiations. With very slight modifications, the Redskins, to his astonishment, accepted that proposal.

 FA選手を抱えるエージェントたちは、真っ先にウチに売り込むそうです。「これってあり得ないでしょ」という金額をふっかけても、スキンズはほぼそのまま受け入れてくれるありがたいお客さんなんだそうです。

 情けねえ。吐き気がする。金のことしか考えていないエージェントたちに利用され、実力に見合わない高額サラリーを支払わされる。これの繰り返し。ウチのFA加入選手たちがサラリーに見合った活躍をしないのは、そもそもそのサラリーに見合う選手じゃないわけですよ! ああ、腹が立つ。

 記事の終盤では、もっと絶望的なことが書かれています。腐ったカルチャーがチーム全体を覆い、もう手の施しようがない、そんな状況らしいです。ワタシもそれは感じます。シャナハンが来た時、ワタシはチームカルチャーを変えてくれるのではないかと期待したのですが、結果はご存じの通り。シャナハンという豪腕を持ってしてもできなかったカルチャー改革を一体誰ができるというのか。

 腐葉土と化しているチームカルチャーを43歳の新GMマクルーエンにぶち破ることができるのか。記事を読む限り、その道のりは容易ではないですが、頑張って欲しい、ただそれだけです。