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話題の本

 ネットで注文していた本が届きました。ロバート・ゲーツ元米国務長官の回顧録「DUTY」。オバマ批判が含まれていることから、ワシントンで今、話題になっている本です。

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 ぶ、分厚い。。。しかも、重い。どーんと598ページ。読み終えるのに、一体何日かかることやら。

 回顧録というと自分を正当化したり、業績を美化するイメージがあって、普段はあまり関心がないのですが、ゲーツさんのだけはどうしても読んでおきたいと思いました。早速読み始めたのですが、滅私奉公に徹した偉大な人物であることを再認識。メディアの報道では分からない舞台裏やワタシが勘違いしていたことが続々と出てきて、「へ~、そういうことだったのか~」などとうなりながら読み進めてます。

 まだ30ページくらいしか読んでませんが、大爆笑したのがゲーツさんのお父さんの話。熱烈な共和党支持者だったお父さんは民主党大統領のことをいつもボロクソに言うので、10歳の時までハリー・トルーマンのファーストネームを「ガッデム(こんちきしょう)!」だと思い込んでいたんだとかww

 国防長官になるまでテキサス農工大の学長を務めていたことに関して、「多くの人は私が大学のほぼすべて面を著しく改善させたと信じていた(フットボールを除いては)」という茶目っ気もナイスです。確かに、アギーズが目立つようになったのは、マンゼルとかここ数年ですもんね。


グルーデン内閣の顔触れ

 コーチ陣の顔触れが概ね固まったようなので、整理しておきます。青字が新任です。

HC マイク・シャナハン → ジェイ・グルーデン(前ベンガルズOC)

OC カイル・シャナハン → ショーン・マクベイ(TEコーチから昇格)
QB Matt LaFleur → ショーン・マクベイ(OC兼任)
OL Chris Foerster(留任)
RB ボビー・ターナー → ランディー・ジョーダン(前ノースカロライナ大RBコーチ)
WR マイク・マクダニエル → アイク・ヒリアード(前ビルズWRコーチ)
TE ショーン・マクベイ → ウェス・フィリップス(前カウボーイズTEコーチ)

DC ジム・ハズレット(留任)
DL ジェイコブ・バーニー(留任)
LB ボブ・スロウィック 
   → OLBブライアン・ベイカー(前ブラウンズOLBコーチ)
   → ILBカーク・オリバドッティ(前ジョージア大ILBコーチ)
DB ラヒーム・モリス(留任)

ST キース・バーンズ → ベン・コトウィカ(前ジェッツSTコーチ)

 オフェンスはグルーデン人脈、ディフェンスはハズレット人脈で集めたって感じですかね。グルーデンはディフェンスについては基本的にハズレットに丸投げするような雰囲気。新米HCであることに加え、自らプレーコールを出すので、ディフェンスまで手が回らないでしょうね。かつての上司でHC経験もあるハズレットの残留を望んだのも理解できます。ハズレットはシャナハンにいろいろ口出しされることが多かったらしいのですが、新政権では裁量権が大幅に拡大。これが吉と出ればいいのですが。

 ウチのディフェンスは何よりもまず、ミスタックルが多すぎ。システムとかタレント云々という以上に、メンタル面やモチベーションがどうなのって思っちゃいます。同じDCの下で、これが改善されるのかが一番の不安。HCも童顔だしなあ~。

 あと、カイルがレイブンズOCの最終候補になっていましたが、結局、クビアックを選んだようですね。MIAにもスルーされたし、去年のトラブルで敬遠されましたかね。
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補強優先順位

 最近、去年放送されたドラマ「雲の階段」を見たんですが、医療系では「白い巨塔」以来の衝撃度でした。医龍やドクターXみたいなスーパードクターがなんでも治しちゃう系のドラマに食傷気味だったんで、なおさら面白く感じました。見終わった後の余韻がすごいのなんの。なかなか抜け出せないです。

 さて、毎年のことですが、今年も補強ポイントがてんこ盛り状態。FAのOLBオラクポ、ILBライリー、CBホール、DEベイカーの引き留めに成功したと仮定して、どのポジションから補強していくべきかを考えてみたいと思います。

要補強度・高(スターターの補強が必要)
 RT 過去2年間スターターだったポルンバスをこのまま使い続けたら、RG3が死にます。問答無用で代える必要あり。ホントは昨年のオフに代えないといけなかったんだけど、キャップペナルティーで先送りされてました。

 WR ガーソンに続く2番手が不在。ハンカーソンはケガが多いし、もうブレイクする予感がしない。アルドリック・ロビンソンのほうがちょっと可能性を感じるかな。スターターを任せられるレシーバーを手に入れるのってなんでこんなに難しんだろ。

 ILB 大先生が抜ける穴を埋めるのは至難の業。後継者になるはずだったキーナン・ロビンソンが2年連続でIR入りしたのは誤算。入団から2年間、ほとんど実戦経験を積んでおらず、いきなりスターターを任せるのは無理。ライリーと再契約することもあり、あまりお金はかけたくないポジション。手頃なベテランがFA市場に出てきそうな気がするので、うまくやってほしいです。

 CB ホールと再契約しても、他に戦力として計算できるCBは2年目のアマーソンくらい。最低でも能力の高いニッケルCBの補強は必須。

  リーグ最弱の布陣。ボールホークのFSがぜひとも欲しいところ。BUFジャイラス・バードがベストなんだけど、高くつきそうだなあ。でもバードなら思い切って投資する価値アリ。5年40~45ミリオンくらいでどうでせう。

要補強度・中(頭数は揃ってるけどグレードアップしたいポジション)
 C・G とりあえず、モンゴメリー、チェスター、リクテンスタイガーのベテラントリオは健在。前回のエントリで書いたように、サラリーが高いくせにイマイチなので、余裕があれば1人でもいいから入れ替えたいところ。

 DL ここもサラリーが高いくせにイマイチな選手ばかり。でも、既にDLにはかなりの投資をしているので、FA市場でサラリーの高い選手を連れてくることは無理でしょうねえ。

要補強度・低(デプス補充で十分なポジション)
 QB カズンズのストックは下がった感じなので、トレードはないでしょう。それはそれでいいです。第3QBはPSに置くと予想。なので、PS資格のある若手かドラフト外で誰か連れてくることになるかと。

 RB グルーデンの好みが分からないけど、とりあえず今年もモリスとヘルーが中心になるかと。3番手以降もロイスターと去年のドラフティー、クリス・トンプソンとジャワン・ジェイミソンがおり、頭数だけは揃ってます。

 LT ウチで唯一「不動」と呼べるポジション。

 TE ライジングスターのジョーダン・リードと堅実なブロッキングTEのポールセンがいるので、あとはグルーデンがレシービングTEをもう1人加えたいと思うかどうか。ナイルズ・ポールを今後もTEで使うんですかねえ。TEでもWRでも中途半端なんだよなあ。

 OLB オラクポと再契約できれば、今年もケリガンとのコンビでスターターは安泰。去年のドラ5、ブランドン・ジェンキンスの成長にも期待。ただ、オラクポと再契約できない場合は、最重要補強ポイントの一つに浮上します。他にも埋めないといけないポジションがたくさんあるので、少し高くついてもオラクポと再契約するのが手っ取り早いですかねえ。

 てなわけで、ウチのFA選手のキープに成功しても、スタータークラスの補強が必要なポジションが5つもあるという悲惨な状態。ドラフト1巡がないので、基本的にFA市場で穴を埋める必要があります。30ミリオン近いキャップスペースがあるといっても、オラクポ、ライリー、ホール、ベイカーと再契約した上で、どれだけ残るか。サラリーが高いくせに生産性の低い選手は思い切ってカットしてキャップスペースを空けていくことも必要。例年以上にフロントの手腕が問われるオフになりそうです。
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リストラ候補

 ウォレン・バフェットさんがスキンズファンで、子供の頃からお金持ちになったらスキンズのオーナーになるのが夢だったんだとか。ぜひとも買収しちゃって下さい! あなたの財産ならスキンズ買収なんて朝飯前でしょ。バフェットさんがオーナーなら暗黒時代から解放してくれそうw といっても、ダニエル君に売る気がなければどうしようもないんだけど。それにしても、資産家になったらスポーツチームのオーナーになりたいって、みんな考えること同じなんだな~。

 さて、今日は、サラリーが高い選手の今年キャップヒットと解雇した場合に空くキャップスペース(カッコ内)を見てみたいと思います。太字はサラリーが高いくせに生産性がイマイチで、リストラ候補になりそうな選手。

OTトレント・ウィリアムス  10.98M(7.02M)
WRピエール・ガーソン     9.7M(3.1M)
NTバリー・コーフィールド   7.68M(1.45M)
DEスティーブン・ボーウェン  7.02M(1.98M)
DEアダム・キャリカー     6.76M(3.24M)
QBロバート・グリフィン    5.76M
OGクリス・チェスター     4.3M(2.7M)
C ウィル・モンゴメリー    3.43M(1.93M)
S ブランドン・メリウェザー  3.4M(2.2M)
OGコーリー・リクテンスタイガー3.3M(1.1M)
LBライアン・ケリガン     2.77M

 ウチは攻守のラインが弱いくせに、サラリー上位はラインマンが占めるという不健全な状態。やっぱりウチはフロントがダメなことを改めて実感。なのにフロントは誰も責任取らずに現状維持。はあ~、ウチは本当に強くなる日が来るんですかね~。

 太字の人たちはみんな別の人に取り替えたいくらいだけど、デッドマネーを考えるとそうもいかない。特に、ボーウェンをリリースしても2ミリオンしか空きが出ないのはショック。もうキープするしかないですな。

 この2年間、ケガでほとんど出場していないキャリカーは、3ミリオン以上のデッドマネーがでるけど、リリースは間違いなし。だいたい、キャリカーレベルにこんな契約を結んだこと自体が失敗。

 OLはどうしますかねえ。空くスペースを考えると、チェスターとモンゴメリーがリストラ対象候補かなあ。


オラクポの市場価値

 NFL公式サイトに、今オフFAになる有力選手のランキングが出ていました。驚くことに、ウチのオラクポさんが3位にランクインしてますw

1. Jimmy Graham, New Orleans Saints tight end
2. Greg Hardy, Carolina Panthers defensive end
3. Brian Orakpo, Washington Redskins linebacker
4. Jairus Byrd, Buffalo Bills safety
5. T.J. Ward, Cleveland Browns safety
6. Alterraun Verner, Tennessee Titans cornerback
7. Branden Albert, Kansas City Chiefs left tackle
8. Michael Johnson, Cincinnati Bengals defensive end
9. Lamarr Houston, Oakland Raiders defensive end
10. Brent Grimes, Miami Dolphins cornerback
11. Eugene Monroe, Baltimore Ravens left tackle
12. Vontae Davis, Indianapolis Colts cornerback
13. Linval Joseph, New York Giants defensive tackle
14. Jason Hatcher, Dallas Cowboys defensive tackle
15. Jared Veldheer, Oakland Raiders left tackle
16. Aqib Talib, New England Patriots cornerback
17. Dominique Rodgers-Cromartie, Denver Broncos cornerback
18. Alex Mack, Cleveland Browns center
19. Eric Decker, Denver Broncos wide receiver
20. Michael Bennett, Seattle Seahawks defensive end
21. B.J. Raji, Green Bay Packers defensive tackle
22. Sam Shields, Green Bay Packers cornerback
23. Walter Thurmond, Seattle Seahawks cornerback
24. Donald Butler, San Diego Chargers linebacker
25. Randy Starks, Miami Dolphins defensive tackle

 どう考えても、オラクポがSジャイラス・バード(BUF)より上ってことはないでしょーよー。えらく過大評価されちゃってますなあ。

 ただ、上位25人には3-4OLBでは、オラクポ以外にめぼしい選手がいない感じで、FA市場に出たら争奪戦になる可能性はありますね。その場合、年10ミリオン以上の攻防になるかも。

 できればオラクポをキープしたいです。でも、エリートパスラッシャーではないし、耐久性にも不安があるオラクポに年10ミリオンを払う価値があるかどうか。今オフはキャップに30ミリオン近い空きがあるので、問題はないんだろうけど、他にも補強ポイントがてんこ盛り状態の中で、オラクポと大型契約を結ぶことがベストチョイスなのかどうか。迷いますなあ。

 個人的には、年7~8ミリオンを提示してダメならしゃあないというスタンスでいいんじゃないかと。むしろ、このリストの中では、Cアレックス・マック(CLE)とCBサム・シールズ(GB)あたりを狙いにいって欲しいデス。

※追記 RBアルフレッド・モリスが代役でプロボウル出場が決定。過去2シーズンのハードワークが報われて良かった、良かった。これで今年のプロボウラーはトレントとモリスの2人に。ハワイ旅行を満喫して下され。

FA選手(ディフェンス)

 予想通り、DCにはハズレット残留が決定。グルーデンがハズレットを評価していることに加え、「継続性を重視したい」とのこと。真っ先に代えて欲しいと思っていた人が残留するのは正直がっかりですが、新人HCとしてあちこち引っかき回したくないという姿勢は尊重したいです。

 で、DBコーチのラヒーム・モリスとも再契約を結びました。引退する予定(たぶん)のフレッチャー大先生が、モリスのDC昇格を強く推していたのは、ハズレットに対する不満ではないかとワタシは見ております。

 あと、TEコーチとILBコーチも決まったようですが、全部決まった時点で整理しようと思います。で、今回はウチのFA選手ディフェンス編。オフェンスに比べて数も多いし、判断が難しい選手がズラリ。。。

絶対に引き留めるべき選手
 ILB ペリー・ライリー

 大先生がチームを去った後、ディフェンスの指示を出すのはこの人以外にありえません。先発ILB2人が消えるなんて事態は絶対に避けないといけないし、ルーキーから4年間、ハズレットの下でプレーしてきた経験は貴重。チーム内には代役候補すらいないし、選択の余地なしです。3-4ILBの相場がよく分からないのですが、5年20~25ミリオンあたりでどうでせう。

引き留めるべきだと思うけどちょっと微妙な選手
 OLB ブライアン・オラクポ
 CB デアンジェロ・ホール
 OLB ロブ・ジャクソン
 DE クリス・ベイカー

 故障明けの契約最終年だったオラクポは10サックをマーク。2ケタサックをコンスタントに稼げる選手を獲得するのは至難の業なので、基本的には引き留めるべきなんだと思います。ただ、この人、やっぱりエリートパスラッシャーじゃないんだよなあ~。ぶち抜けるのは二流のLTが相手の時だけで、一流LTとの対戦だとほとんど歯が立ちません。こうゆう選手にどこまでサラリーを払ったらいいのか、本当に難しいです。ただ、大先生が抜けた今、守備陣の精神的支柱という付加価値もありますし、ハードワーカーなので、捨てがたいのは事実。

 当然、CLEがポール・クルーガーに払った5年40ミリオン(払いすぎ!)以上は要求してくるでしょうねえ。個人的には年7ミリオンあたりが妥当な選手だとは思いますが。

 あと、ライアン・ケリガンも今年が契約最終年なので、その兼ね合いもあるでしょう。オラクポとケリガン、どっちを選ぶかと言われれば、ワタシはケリガンを選びますね。

 昨シーズンのホールは、スキンズ加入以来、最高の内容でした。ただ、波の激しい選手なので、来シーズンも同じレベルのパフォーマンスを見せてくれるのか?、というと自信ナシ。それでも、CBジョシュ・ウィルソンもFAなので、ホールはキープしておいたほうが安全かと。もうエリートコーナーとはみられてないので、それほど高い金額にはならないだろうし。3年12~15ミリオンあたりでどうでせう。

 ジャクソンはかなりイイ選手だとワタシは評価してます。ラッシュだけでなく、パスカバーもでき、バックアップとして残せるならぜひともキープしてほしいです。オラクポと再契約できなかったら、この人を使うのも手じゃないかと。

 ベイカーは存在感が薄かったですが、悲惨なDE陣の中では割と良かったほう。もともとNTだし、DLのデプス維持のためにキープしてほしい選手。

どっちでもいい選手
 S リード・ダウティー
 S ジョセ(ホセ?)・ガンプス
 OLB ダリル・タップ

 ダウティーは使い勝手が良い選手なので、いたらいたで便利。でも、Sは思い切ってグレードアップを図らないといけないポジションなんで、居場所があるかどうか。

サヨウナラの選手
 ILB ロンドン・フレッチャー
 ILB ニック・バーネット
 ILB ブライアン・キール
 CB ジョシュ・ウィルソン
 CB EJ・ビガーズ
 DE ダグ・ワーシントン

 大先生が「やっぱ現役を続行する!」と言い出しても、再契約はないでしょうねえ。去年のパフォーマンスを見る限り、もう無理でしょう。

 ウィルソンはFA加入から3シーズン、スターターで起用されてきたけど、もう限界。シュアなタックルでランサポートは良かったけど、スピードがイマイチなのでエリートレシーバーに対しては相手にならない印象がありました。

 ビガーズは全く使い物にならず。1年契約でとどめておいて助かりました。


組閣状況&FA選手(オフェンス)

 グルーデン政権の組閣が進んできました。OCにはウワサ通り、27歳の新鋭ショーン・マクベイがTEコーチから昇格。UFL時代に築いたグルーデンとのコネで大出世。いや~、コーチの世界はコネ次第ですなあ。あまりの若さに不安もありますが、カイルの下で3年間修行を積んだ経験は、グルーデンにいい刺激を与えてくれるんじゃないかと期待。

 スペシャルチームコーチには、NYJで同職を務めていたBen Kotwicaを採用。陸軍のヘリパイロットとしてイラク戦争に従軍した異色の経歴の持ち主。NYJでスペシャルチームコーチを務めたのは1年だけのようですが、まずまずだった模様。この分野でトップテンを目指せとはいいません。まずはリーグ中位くらいを切望。軍人の経歴だけでやる気のないウチのスペシャルチームに渇を入れてくれそうでなんかウレシイ。NYJも再契約したかったようですが、スペシャルチームが絶望的なウチをよくぞ選んでくれました。

 OLBコーチにはCLEで同職を務めていたブライアン・ベイカーという人を採用。STL時代にハズレットと一緒だったようです。

 DC人事については音沙汰がないので、結局、DCはハズレット、DBコーチはモリスが残留ということなんでしょう。それにしても、コーチ陣はグルーデンのお友達ばかり。気心の知れたコーチと一緒にやれるのはプラスの半面、なあなあにならないかちょっと不安。。。

 さて、組閣の次にグルーデンが取りかからないといけないのが、ウチの戦力分析。ロスター53人+IR16人のうち、実に3分の1近い21人がFA。サラリーキャップペナルティーの影響で契約最終年の選手たちを放置していたことが大きな要因。新政権発足に合わせ戦力を大幅に入れ替えるチャンスではありますが、こんなにFAが多い年は今までに記憶にないです。誰を引き留めて、誰とサヨウナラするか。まずはオフェンスから。

QBレックス・グロスマン
WRジョシュ・モーガン
WRサンタナ・モス
WRアルドリック・ロビンソン(ERFA)
WRデズモン・ブリスコー
TEフレッド・デービス
C JDウォルトン

 この中で、絶対引き留めないといけない選手は・・・・いません!

 モーガンははっきり言ってバスト。2年12ミリオンの価値はまったくなかったです。この人、どこがいいのか、最後まで分かりませんでした。

 モスはスキンズの最古参選手なので残って欲しいけど、スピードも落ちてきた感じだし、残留はないでしょうねえ。寂しいけど。

 ロビンソンはとりあえず残すでしょう。ERFAのことはよく分からないのですが、リーズナブルな額でキープできるはず。シャナハンが気に入っていたブリスコーはグルーデン次第ですかね。

 「スリーアミーゴ」の最後の砦、デービスともお別れの時が来ました。ブレイクしたような、しきれなかったような微妙な感じでしたねえ。

 シャナハンがシーズン終盤にクレームで獲得したウォルトンもグルーデン次第ですかね。ただ、Cは補強ポイントなので、とりあえずキャンプ要員としては入れたいところ。故障歴がネックになった選手なので、ミニマムでOKでしょう。

 グロスマンともやっとおさらばできそう。4年もスキンズにいるとは思わなんだww

HC決定雑感

 とりあえず決まって一安心。期待と不安が入り交じってますが、感じたことをいくつか。

最初から狙い打ち?
 候補に挙げていた11人全員とインタビューしてからオファーを出すのかと思っていたんですが、最初のインタビューで一気に合意まで持ち込んだのを見ると、最初からグルーデンをファーストターゲットにしていたんでしょう。グルーデンとコネクションの深いハズレット、ラヒーム・モリス、ショーン・マクベイ(TEコーチ)をキープしておいたのも、その布石と見るのが自然。(コーチ解雇に伴うデッドマネーを減らすために、グルーデンを選んだという説もありますが…)

オフェンス畑
 フロントはオフェンス畑、ディフェンス畑、スペシャルチーム畑と、幅広くインタビューを進めましたが、オフェンス畑のコーチに決まったことは歓迎。今はHCよりも優秀なコーディネーターを見つけるほうが難しいといわれており、ディフェンス畑のHCを採用しちゃうと、OC探しが大変だと思っていたんで。とにかくウチはRG3がすべてなので、その意味でもオフェンス畑のHCで良かった。

 グルーデンはポッチャリ体型なのでプレー経験はないと思っていたんですが、アリーナフットボール界ではすごいQBだったんですね。アリーナとはいえ、QBとしてプレー経験があるのはRG3の成長にプラスになるでしょう。

5年契約
 HC就任初めてのコーチに5年契約をオファーするのは異例だとか。となると、グルーデン体制は最低でも3年は続くことがほぼ確実。とんでもないカスコーチだったら悲劇だけど、腰を据えてチーム再建を進める方向性を示したことはイイと思います。

GMとのコネクション
 グルーデンに決まった最大の決め手は、アレンGMとのTB時代のコネクション。これがなければ、ウチを選ぶことはなかったでしょう。オーナーが口うるさい人なだけに、GMとHCの間に信頼関係ができているのはフランチャイズ安定の意味でもデカイです。

 グルーデンはチーム編成面でも一定の権限が与えられるらしく、新人HCに対してはかなりの優遇じゃないですかね。GMとの信頼関係を土台にチーム編成にも関与できるというのは、グルーデンにとって魅力に映ったんでしょう。

RG3
 とにかく、RG3が再スタートを切れるというのが、今回の人事のすべて。グルーデンがシャナハン親子以上のオフェンスのジーニアスとは思えないけど、シャナハン親子との関係修復はほぼ不可能だった以上、新体制の発足はRG3を生かす上で最善策だったと思います。

 会見で、グルーデンが「スターターはRG3。競争はない」と明言したのは最高でした。プライドの高いセレブQBを奮起させるにはこの上ない特大ホームラン級の一言。「グルーデン、いいセンスしてんじゃん」て思いました。グルーデン政権は最高のスタートを切ったと思います。

3-4継続
 ディフェンスは3-4を継続したいと明言。オフェンスの立場からすると、3-4のほうが攻めにくいと感じているからだそうです。4-3に戻してほしいと思ってたんですが、まあこれはしゃあないです。

組閣
 メディアは、TEコーチのマクベイをOCに昇格させ、DCはハズレット残留、DBコーチのモリスの役割も拡大させると報じてますが、グルーデンはまだ何も決めてないと述べています。

 ハズレットとはUFL時代にHCとOCの関係だったらしいです。深いコネクションがあるとはいえ、ハズレットのDC残留だけはやめて欲しい。モリスをDCにして、ハズレットはLBコーチあたりでどうすか?

 OC候補に挙がっているマクベイは27歳の若造。グルーデンがプレーコールを担当するようなので、OCはアシスタント的な存在がいいのかもしれません。でも、ちょっと若すぎるような。。

 シャナハン時代はオフェンスのポジションコーチが、経験の浅いカイルの子飼いで占められていたことが問題視されたので、ポジションコーチはチャッキーの助けも借りていい人材を集めて欲しいところです。

【速報】新HC決定!

 新HCがジェイ・グルーデンに決定しました。5年契約。TENに惹かれているとのウワサが流れてましたが、ウチとの交渉を有利に進めるためのグルーデンサイドのリークだったのかも。HC探しがズルズル長引いて、結局誰もいなくなっちゃうという事態が一番コワかったので、早めに決まってひとまず安心。

苦しいHC探し

 今日(水曜日)、ジェイ・グルーデン(ベンガルズOC)にインタビューしたそうです。メディアによると、スキンズはグルーデンにかなり関心を持っているらしく、やはりこの人が「本命候補」の模様。ラヒーム・モリスやハズレットをコーチに残しているのは、グルーデンとコネクションがあるからのようです。

 問題は、ウチ以外にもTEN、MIN、DETがグルーデンに狙っていること。中でも、グルーデンはTENに惹かれているようで、かなりキビシイ展開。これを挽回するには、ダニエル君が大金を積むしかないでしょうw

 ただ、ワタシ的には、この人、童顔すぎるのが気になる。。。口うるさいオーナーとわがままなセレブQBとうまくやりながら勝つには相当のタマじゃないといけないと思うんだけど、この童顔青年にそれができるのかちょっと心配。

 一方、ギブス御大が推しているのは、ケン・ウィゼンハント(チャージャーズOC)。初めて知ったんですが、ウィゼンハントはギブス御大時代にスキンズで2年間プレーしているんですね。確かに、ウィゼンハントになれば、盟友ラス・グリムもアシスタントコーチとしてくっついてくるのは確実。おおっ、ウィゼンハントいいかも~。

 今までARI時代の晩年が悲惨だったので、あまりいいイメージがなかったんですが、急に魅力的に見えてきました。尊敬するギブス御大の推薦だとなおさらですw

 ただ、これまた問題はライバルの存在。どうもDETが大本命のようで、そりゃ~誰だって、扱いにくいセレブQBがいるチームより、NFLナンバーワンレシーバーのいるチームに行きたいでしょ~よ~。QBも悪くないし。う~ん、かなりキビシイ展開。これを挽回するには、ダニエル君が大金を積むしかないwww アンタ、ここでケチったらいかんぜよ。

 カレッジ界のライジングスター、ジェームズ・フランクリン(バンダービルト大HC)には、明日(木曜日)インタビューする予定。ただ、ウチがオファーを出しても、ペンステートからのオファーを選ぶでしょう。メッシーなウチよりペンステートのほうが魅力的だもん(トホホ)。

 少し前のエントリでも触れましたが、ダニー・スミス(スティーラーズSTコーチ)も候補として浮上してきたようです。ウィゼンハントに逃げられたら、もうこの人でいいです。

 ワシントン・ポストのサリー・ジェンキンス女史が、RG3はコーチ探しの阻害要因だというコラムを書いていました。RG3に批判的な記事はいろいろ見てきましたが、ここまでボロクソに書いているのは見たことがないですね。ただ、ジェンキンス女史は自分でチーム関係者に取材した形跡はなく、断片的な情報をつないで一方的に書いている感じで、さすがにRG3もここまでひどくはないだろ~よ、というのがワタシが読んだ感想。ただ、HC候補者たちがこれを読めば、「スキンズはやめておこうかな~」って思うかも。地元紙がそんなに恐怖を煽ってどーすんだ。

第2のジョー・ギブスを探せ!

 先週はぬる~かったHC探しが、プレーオフ1回戦が終わった途端、一気にあわただしくなりました。特に、ベンガルズさんはこちらが願ったとおり、きっちり負けていただき、感謝申し上げますw ダルトンは第2のロモの雰囲気が。。

 これまでの動きを整理するために、インタビューが終わった人たちはこちら。

12/31 ダレル・ベベル(シーホークスOC)
1/3 リッチ・ビサッチア(カウボーイズSTコーチ)
1/4 ショーン・マクダーモット(パンサーズDC)
1/5 ジム・コールドウェル(レイブンズOC)
1/6 ペリー・ヒューエル(ジャイアンツDC)

 プレーオフ1回戦バイがなかったチームのコーチとは、今週、インタビューできるそうです。今日、新たにインタビューをリクエストしたと報じられているのがこの人たち。

ジェイ・グルーデン(ベンガルズOC)
マイク・ジマー(同DC)
グレッグ・ローマン(ナイナーズOC)
Vic Fangio(同DC)
ケン・ウィゼンハント(チャージャーズOC)
ジェームズ・フランクリン(バンダービルト大HC)

 とにかく、いろんな人に当たっている、という印象。本命候補に逃げられる可能性は十分あるので、保険の意味でもいろんな人にコンタクトしておくことは重要かと。

 この中で、NFLでHC経験があるのはコールドウェルとウィゼンハントの2人。コーチとしての地位を確立してしまった人ではなく、評価を高めつつある「ライジングスター」を狙っている、そんな印象を受けますね。

 ちなみに、今日初めて知ったんですが、ギブス御大がスキンズHCに就任したのは40歳の時だったそうです。チャージャーズOCから引っ張ってきた「ライジングスター」だったわけで、ぜひとも「第2のギブス」を引き当てていただきたく、アレンGMには頑張ってほしいと願うばかりです。


シャナハン政権の功罪・「罪」編

 本題の前にまずHC探し情報を。アート・ブライルズがベイラー大残留を表明、ビル・カウワーも今年はコーチ業に復帰しないと明言し、「目玉」と見られていた2人がリストから消えました。

 一方、昨日、DALのスペシャルチームコーチ、リッチ・ビサッチアと面談。この人のことは初めて知ったんですが、TB、SDでも同職を務めており、ブルース・アレン&AJ・スミス人脈のようです。選手からの人望が厚いのが強みとのこと。

 また、バンダービルト大HCのジェームズ・フランクリンにも関心を持っているというウワサが浮上。CLEも狙っているらしく、mentaiさんが貴重な情報を提供して下さってます。

 バンディーの試合は見たことがなく、どんなオフェンスをするか分からないのですが、フットボール界の「ライジング・スター」と呼ばれているほどの注目株。バンディーに来る前はメリーランド大のOCだったそうで、地域的なコネクションもあり。ただ、バンディーで3年やっただけでいきなりNFLのHCに抜擢ってかなりの大冒険。今のスキンズなら冒険もアリと思うけど、ちょっとコワイっす。

 個人的には、ウチのフロントはまだ本命候補にコンタクトしていないのではないかと見てます。とすると、本命候補は1回戦バイのないプレーオフ進出チームのコーチの誰か。ワタシは、ベンガルズOCのジェイ・グルーデンが大本命なのではないかと思っております。アレンとのつながりが深いチャッキーの弟ですし。DCのマイク・ジマーも有力候補ですが、この2人ならオフェンス畑のほうを選ぶでしょう。てことで、ベンガルズさんにはプレーオフ1回戦でさっさと負けてもらって、早くインタビューさせていただきたくw

 さて、本題のシャナハン政権の悪かった点について。

3-4の導入
 はっきり言って3-4のインストールは自殺行為。それまでほぼ毎年トップテンだったディフェンスが最下位レベルにまで転落。最初はパーソネル的に3-4が機能するまで時間がかかるのかなと思って我慢してたけど、4年経って何も改善せず。弁解の余地ナシ。最後までDLが良くならなかったことが、足を引っ張りました。そのまま4-3やってたら結果はかなり違ったと思うぞ。

マクナブの獲得
 2巡+翌年の4巡(だったかな?)を献上して獲得したQBを1年ポッキリで放出。この失敗はチーム再建を遅らせる大きな要因になったことは間違いないです。貴重なドラフト指名権を放出したことも痛手でしたが、それ以上に最初の2年間を無駄に使ってしまったことが返す返すも残念。

息子をOCに起用
 ワタシはカイルのプレーコールが好きで、OCとしては相当優秀だといまだに思っております。しかし、どんなに優秀な人物でも息子を参謀にしちゃいかんでしょーよ。ワタシはDCを代えて欲しいとずっと思ってましたが、OCを残してDCを代えたら、「息子だから優遇されているんだ」という批判が起きる可能性があり、それが必要なコーチ人事の障害になったのではないかと疑っております。

 ジェイソン・ラカンフォラが書いていたように、カイルはポジションコーチ人事などでやりたい放題やっていたようで、親父が息子に特権を与えたことがチーム内に不和を招く一因になった可能性があります。

RG3を今季開幕戦から起用したこと
 ケガからの回復途上だったRG3が開幕から出場する準備ができていなかったのは明らか。でも、だだをこねるRG3にシャナハンが押し切られてしまいました。最初の数試合、RG3を温存していれば、大惨事は避けられたのではないかと思うのです。

 RG3がメディアに「絶対開幕から出る」と言い張ってシャナハンに圧力を掛けていたのを今思うと、シーズン前からシャナハンとRG3の信頼関係は崩れてたんだろーな。

補強の失敗
 シャナハン政権のFA・トレード補強は当たりよりもイマイチなのが多かったです。セラート時代の「ハ」のような大失敗はなかったですが。編成権まで掌握してこの結果じゃなあ~。
 QBドノバン・マクナブ
 OTジャマール・ブラウン
 S OJ・アトーグェ
 DEスティーブン・ボーウェン
 WRジョシュ・モーガン
 
 これに対して、当たりはWRピエール・ガーソンくらいというのは寂しすぎ。

シャナハン政権の功罪・「功」編

 4シーズンにわたるシャナハン政権の良かったこと、悪かったことを、ワタシなりに振り返ってみたいと思います。まずは良かったことから。

2012シーズン地区優勝
 4シーズンで24勝40敗で終わったシャナハンですが、10年以上ぶりに地区優勝を成し遂げた功績は素直に称賛したいです。ワタシがスキンズファンになってからプレーオフ進出は3度目でしたが、それまでの2回はともにワイルドカード。NFC東地区を制した感激はワイルドカードの時とは別次元のものでした。特に地区優勝を決めたダラス戦で味わった勝利の美酒は忘れられません(お酒は飲まないけど)。

 このシーズン、3勝6敗になった時は「今年もダメか」って思ったんですが、それからまさかまさかの7連勝。シャナハンのゲームプランも完璧にハマっていた印象があり、「やっぱシャナハンすげーな」って思ったものでした。

オフェンスの向上
 長年、糞詰まりオフェンスを見せられていたファンとしては、オフェンスの劇的な向上には興奮させられました。去年以降、ランが出るわ、出るわで、「やっぱシャナハンすげーな」って思ったものでした(今年はちょっとイマイチでしたが)。反対にディフェンスが悲惨でしたが、それでもオフェンスが進む試合のほうが見ていて楽しい、というのはありました。

ドラフト重視のチーム編成
 ドラフト重視って当たり前なんですが、それまでのダニ公&セラート時代が異常すぎました。ビッグネームを連れてくれば強くなると脳天気に信じてましたから。

 シャナハンの1巡指名は、2010年がLTトレント、11年がOLBケリガン、12年がRG3。昨シーズン、3人全員がプロボウルに選出されました(ケリガンは補欠繰り上げ、RG3はケガで辞退)。これは素直にすごいです。

 一番楽しかったドラフトが11年。全体10位の指名権を持ってましたが、16位にトレードダウンして、2巡をゲット。さらにトレードダウンを繰り返し、指名権を5つも増やすというNE並みの錬金術を見せてくれました。この時指名した選手たちが主力になっているとは言い難いのがなんですが。それでも、毎年、指名権を増やそうとする方針には好感が持てました。

 何といっても最大のヒット商品が12年に指名したRBモリス。6巡ですよ、6巡。他チームは見向きもしなかったモリスの能力を見極めたことに「やっぱシャナハンすげーな」って思ったものでした。

ダニ公を黙らせたこと
 ダニ公&セラート時代はビッグネームを連れてくることがフロントの仕事で、あとは勝手にやってね、みたいな感じでした。「ハ」みたいな一番高い給料をもらっていて一番怠けるようなどうしようもない奴を連れてきて、チームがまとまるわけがなく、これにジム・ゾーンの統率力の無さが加わってチームのディシプリンは最低レベルに落ち込みました。

 これに対し、シャナハンはダニ公からチーム編成権を奪って独裁体制を確立。ダニ公の介入を無くし、現場が必要なことをフロントはする、という体制にしたことは、チーム再建の方向性としては間違ってなかったと思います。

 全権を与えられて結果が出せなかったんだから、解任は当然。「4年前よりはいいチームになった」なんて言い訳せず、潔くチームを去って欲しかったですね。

 あとは、4シーズン、大人しくしていたダニ公が「オレの出番だ」などと勘違いしていないことを祈るのみ。アンタは金だけ出していたらいいの。ホントは誰かにチームを売却してくれたらもっといいんだけど。


HC探しの旅・インタビュー状況

 新年明けましておめでとうございます。スキンズファンとしては辛い辛いシーズンでしたが、新HCの下、良いシーズンとなることを願いつつ、今年もご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

 さて、焦点のHC探しですが、1日までにインタビューした、あるいはする予定が決まったコーチは以下の通りです。

 ダレル・ビベル(シーホークスOC)
 ショーン・マクダーモット(パンサーズDC)
 ジム・コールドウェル(レイブンズOC)
 ペリー・ヒューエル(ジャイアンツDC)

 オフェンス畑、ディフェンス畑、どちらかにするか絞っていない模様。個人的には、オフェンス畑の人ならRG3との相性の良さを基準に、ディフェンス畑ならOCの人選が死活的に重要になるので、戦術的能力より統率力や優秀な人材を集められる人間性を基準に、選んでほしいなと思ってます。

 この中から選ぶとすると、ビベル、次ぎにヒューエルですかね。ビベルの場合、RG3とラッセル・ウィルソンはだいぶタイプが違う気がするけど、同じモバイル系QBで成功している実績は魅力。ヒューエルはあんまよく知らないんですが、なんとなく。

 ただ、この人に狙いを定めたという感じはなく、まだ手探りの雰囲気。HOUはオブライエン、TBはロビィ・スミス、CLEはマクダニエルスと、最初から狙いをかなり絞っているのとは対照的。あんまりぼやぼやしないで欲しい気はしますね。

 でもまあ、オブライエンにしてもスミスにしても、熱烈オファーを出しても、ウチみたいなメッシーなチームには来たいとは思わないでしょうけどね。オーナーは口うるさいし、扱いが難しそうなエースQBがいるし、ドラ1指名権はないし。そう考えると、HC探しは意外と難航するかも。

 一方、RG3の師匠アート・ブライルズは、まだスキンズから連絡は来てないとのこと。そらそうでしょう。最初からブライルズにアタックしたら、「HCを決めるのはやっぱりRG3なのか」って思われちゃいますから。なので、連絡が来てないからといって、ブライルズの線が消えたわけではないと思います。