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HC決定雑感

 とりあえず決まって一安心。期待と不安が入り交じってますが、感じたことをいくつか。

最初から狙い打ち?
 候補に挙げていた11人全員とインタビューしてからオファーを出すのかと思っていたんですが、最初のインタビューで一気に合意まで持ち込んだのを見ると、最初からグルーデンをファーストターゲットにしていたんでしょう。グルーデンとコネクションの深いハズレット、ラヒーム・モリス、ショーン・マクベイ(TEコーチ)をキープしておいたのも、その布石と見るのが自然。(コーチ解雇に伴うデッドマネーを減らすために、グルーデンを選んだという説もありますが…)

オフェンス畑
 フロントはオフェンス畑、ディフェンス畑、スペシャルチーム畑と、幅広くインタビューを進めましたが、オフェンス畑のコーチに決まったことは歓迎。今はHCよりも優秀なコーディネーターを見つけるほうが難しいといわれており、ディフェンス畑のHCを採用しちゃうと、OC探しが大変だと思っていたんで。とにかくウチはRG3がすべてなので、その意味でもオフェンス畑のHCで良かった。

 グルーデンはポッチャリ体型なのでプレー経験はないと思っていたんですが、アリーナフットボール界ではすごいQBだったんですね。アリーナとはいえ、QBとしてプレー経験があるのはRG3の成長にプラスになるでしょう。

5年契約
 HC就任初めてのコーチに5年契約をオファーするのは異例だとか。となると、グルーデン体制は最低でも3年は続くことがほぼ確実。とんでもないカスコーチだったら悲劇だけど、腰を据えてチーム再建を進める方向性を示したことはイイと思います。

GMとのコネクション
 グルーデンに決まった最大の決め手は、アレンGMとのTB時代のコネクション。これがなければ、ウチを選ぶことはなかったでしょう。オーナーが口うるさい人なだけに、GMとHCの間に信頼関係ができているのはフランチャイズ安定の意味でもデカイです。

 グルーデンはチーム編成面でも一定の権限が与えられるらしく、新人HCに対してはかなりの優遇じゃないですかね。GMとの信頼関係を土台にチーム編成にも関与できるというのは、グルーデンにとって魅力に映ったんでしょう。

RG3
 とにかく、RG3が再スタートを切れるというのが、今回の人事のすべて。グルーデンがシャナハン親子以上のオフェンスのジーニアスとは思えないけど、シャナハン親子との関係修復はほぼ不可能だった以上、新体制の発足はRG3を生かす上で最善策だったと思います。

 会見で、グルーデンが「スターターはRG3。競争はない」と明言したのは最高でした。プライドの高いセレブQBを奮起させるにはこの上ない特大ホームラン級の一言。「グルーデン、いいセンスしてんじゃん」て思いました。グルーデン政権は最高のスタートを切ったと思います。

3-4継続
 ディフェンスは3-4を継続したいと明言。オフェンスの立場からすると、3-4のほうが攻めにくいと感じているからだそうです。4-3に戻してほしいと思ってたんですが、まあこれはしゃあないです。

組閣
 メディアは、TEコーチのマクベイをOCに昇格させ、DCはハズレット残留、DBコーチのモリスの役割も拡大させると報じてますが、グルーデンはまだ何も決めてないと述べています。

 ハズレットとはUFL時代にHCとOCの関係だったらしいです。深いコネクションがあるとはいえ、ハズレットのDC残留だけはやめて欲しい。モリスをDCにして、ハズレットはLBコーチあたりでどうすか?

 OC候補に挙がっているマクベイは27歳の若造。グルーデンがプレーコールを担当するようなので、OCはアシスタント的な存在がいいのかもしれません。でも、ちょっと若すぎるような。。

 シャナハン時代はオフェンスのポジションコーチが、経験の浅いカイルの子飼いで占められていたことが問題視されたので、ポジションコーチはチャッキーの助けも借りていい人材を集めて欲しいところです。

【速報】新HC決定!

 新HCがジェイ・グルーデンに決定しました。5年契約。TENに惹かれているとのウワサが流れてましたが、ウチとの交渉を有利に進めるためのグルーデンサイドのリークだったのかも。HC探しがズルズル長引いて、結局誰もいなくなっちゃうという事態が一番コワかったので、早めに決まってひとまず安心。