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シャナハン政権の功罪・「功」編

 4シーズンにわたるシャナハン政権の良かったこと、悪かったことを、ワタシなりに振り返ってみたいと思います。まずは良かったことから。

2012シーズン地区優勝
 4シーズンで24勝40敗で終わったシャナハンですが、10年以上ぶりに地区優勝を成し遂げた功績は素直に称賛したいです。ワタシがスキンズファンになってからプレーオフ進出は3度目でしたが、それまでの2回はともにワイルドカード。NFC東地区を制した感激はワイルドカードの時とは別次元のものでした。特に地区優勝を決めたダラス戦で味わった勝利の美酒は忘れられません(お酒は飲まないけど)。

 このシーズン、3勝6敗になった時は「今年もダメか」って思ったんですが、それからまさかまさかの7連勝。シャナハンのゲームプランも完璧にハマっていた印象があり、「やっぱシャナハンすげーな」って思ったものでした。

オフェンスの向上
 長年、糞詰まりオフェンスを見せられていたファンとしては、オフェンスの劇的な向上には興奮させられました。去年以降、ランが出るわ、出るわで、「やっぱシャナハンすげーな」って思ったものでした(今年はちょっとイマイチでしたが)。反対にディフェンスが悲惨でしたが、それでもオフェンスが進む試合のほうが見ていて楽しい、というのはありました。

ドラフト重視のチーム編成
 ドラフト重視って当たり前なんですが、それまでのダニ公&セラート時代が異常すぎました。ビッグネームを連れてくれば強くなると脳天気に信じてましたから。

 シャナハンの1巡指名は、2010年がLTトレント、11年がOLBケリガン、12年がRG3。昨シーズン、3人全員がプロボウルに選出されました(ケリガンは補欠繰り上げ、RG3はケガで辞退)。これは素直にすごいです。

 一番楽しかったドラフトが11年。全体10位の指名権を持ってましたが、16位にトレードダウンして、2巡をゲット。さらにトレードダウンを繰り返し、指名権を5つも増やすというNE並みの錬金術を見せてくれました。この時指名した選手たちが主力になっているとは言い難いのがなんですが。それでも、毎年、指名権を増やそうとする方針には好感が持てました。

 何といっても最大のヒット商品が12年に指名したRBモリス。6巡ですよ、6巡。他チームは見向きもしなかったモリスの能力を見極めたことに「やっぱシャナハンすげーな」って思ったものでした。

ダニ公を黙らせたこと
 ダニ公&セラート時代はビッグネームを連れてくることがフロントの仕事で、あとは勝手にやってね、みたいな感じでした。「ハ」みたいな一番高い給料をもらっていて一番怠けるようなどうしようもない奴を連れてきて、チームがまとまるわけがなく、これにジム・ゾーンの統率力の無さが加わってチームのディシプリンは最低レベルに落ち込みました。

 これに対し、シャナハンはダニ公からチーム編成権を奪って独裁体制を確立。ダニ公の介入を無くし、現場が必要なことをフロントはする、という体制にしたことは、チーム再建の方向性としては間違ってなかったと思います。

 全権を与えられて結果が出せなかったんだから、解任は当然。「4年前よりはいいチームになった」なんて言い訳せず、潔くチームを去って欲しかったですね。

 あとは、4シーズン、大人しくしていたダニ公が「オレの出番だ」などと勘違いしていないことを祈るのみ。アンタは金だけ出していたらいいの。ホントは誰かにチームを売却してくれたらもっといいんだけど。


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