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ここまでのFA戦線をおさらい

 ロモに55ミリオンの保証とな。契約延長自体は理解できるとはいえ、明らかなオーバーペイ。キャップスペースを空けるにはロモとの契約延長しか選択肢がなく、交渉ではオーナーサイドが完全に足元を見られていた雰囲気。キャップ地獄でドツボにはまり込んでいるような。ザマミロ。

 さて、TEデービスとの再契約でスキンズのFA戦線はとりあえず一段落ですかね。スキンズを訪問したCBウィンフィールドの動向とSが手付かずですが、あとはドラフトで補強という流れになるんでしょうか。どうでもいいんですが、グロスマンは結局、戻ってくることになるんだろうなあ。

 で、ここまでのオフの動きを整理しておきます。

新加入
CB EJ・ビガーズ(前TB)
OT ジェレミー・トゥルーブラッド(前TB)
OT トニー・パショス(元CLE)
LB ダリル・タップ(前PHI)

再契約
TE フレッド・デービス
TE ローガン・ポールセン
FB ダレル・ヤング
OG コーリー・リクテンスタイガー
OT タイラー・ポルンバス
DE ケドリック・ゴルストン
LB ロブ・ジャクソン
LB ブライアン・キール
P  サブ・ロッカ

移籍・放出
CB デアンジェロ・ホール
LB ロレンゾ・アレキサンダー(→ARI)
OT ジャマール・ブラウン

所属先未決定
QB レックス・グロスマン
OT ジョーダン・ブラック
TE クリス・クーリー
LB クリス・ウィルソン
CB セドリック・グリフィン
S  マディウ・ウィリアムス

 18ミリオンのサラリーキャップペナルティーで苦しいFA戦線となり、補強には手が回らず、もっぱら自チームのFA引き留めを優先。指を加えてFA市場をながめているだけのもどかしいオフになりましたが、なんだかんだ言いつつ、オフェンスは昨年のスターター&主力を全員キープに成功。ディフェンスもホールと放出とアレキサンダーの流出だけで済みました。補強ポイントだったCB、S、RTのグレードアップまでは手が回りませんでしたが、厳しいキャップの中でフロントはよく戦力を維持したと思います。個人的に一番嬉しかったのは、放出やむなしと思っていたサンタナ・モスをキープできたことですね。

 ドラフトの優先順位は、S→CB→OLB→ILBって感じですかね。特にFSはルーキーをいきなりスターターで起用するしかなさそうな雰囲気。1巡指名権がない中で、スターターの座がドラフト頼みというのはかなりコワイ展開ですが、「当たり」を引くことを祈るばかり。とはいえ、どう転んでも、去年よりセカンダリーが悪くなることはないと思うので、気分は意外とポジティブですw

犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』

TEデービスと再契約

 なんとか再契約にこぎつけました。1年契約で金額は不明。BUF、NYJが獲得に乗り出したことで、スキンズ側から条件の上積みがあったんじゃないかと。故障明けのリスクはあるものの、スキンズで数少ないタレントの引き留めに成功したわけで、フロントは厳しいキャップの中でGJです。

 デービスサイドも今オフは大きな契約を得るのは困難と分かった時点で、単年契約で来年もう一度FA市場にトライすることを狙っていたはず。それならシステムに慣れ親しんでいるスキンズ残留がベスト。来年、大金をゲットできるくらいバリバリ働いてもらいましょう。デービスはメンタル面が少々心配な選手なので、ニンジンをぶら下げる形になる1年契約は、チームにとっても良かったかもしれません。

DEダリル・タップを獲得
 前PHIのDEダリル・タップを1年契約で獲得。金額は不明ですが、だいぶ売れ残っていたんでリーズナブルな契約じゃないかと。4-3のDEですが、ウチではOLBとしてプレーすることになります。ちなみに、地元バージニアテク出身。

 OLBはエースのオラクポが耐久性に懸念があり、3番手のロブ・ジャクソンは開幕から4試合の出場停止処分。パートタイムでOLBもこなしていたアレキサンダーもARIに移籍とペラペラな状態でした。タップのスタッツを見ると下降線ですが、通算24サックと経験は十分。悪くない補強だと思います。

 あとは3-4のOLBにフィットするかどうか。去年はシーズンを通して、3番手、4番手OLBの不在に苦しんでましたから、フィットしてくれたらありがたい限り。あまり期待しすぎず、フィットしたら儲けものくらいの感覚でいようと思います。

 タップが加入しても、来オフ、ケリガン以外のOLBはみんなFAになっちゃうんで、ドラフト4巡くらいでOLBを獲っておきたいです。

2014年はバラ色?

 今年のオフはサラリーキャップペナルティーの影響で、FA市場に打って出るどころか、自チームのFA選手の引き留めもままならないストレスの溜まる毎日。そんな中、最近読んだ記事によると、ペナルティーがなくなる来年は一転してバラ色の世界が広がるんだそうです。久しぶりに元気が出る話ですね~。

 18ミリオンのキャップ枠が戻ってくる来オフは、今のところ36ミリオン前後のキャップスペースができる見通しなんだとか。フレッチャー大先生やWRモス、モーガン、OLBオラクポ、ILBライリー、CBジョシュ・ウィルソンなど14人(記事の後に契約内容が判明したCBビガーズを入れると15人)が一気にFAになるため、引き留めでキャップスペースがある程度食われてしまいますが、現時点で引き留め必須なのは、ライリーとオラクポ(ケガなくシーズンを過ごせた場合)くらい。大先生は引退でしょうし、モス、モーガンとの再契約はないでしょう。

 仮にライリー、オラクポと再契約しても、かなりのキャップスペースが残り、FA戦線で大胆に動けるのは確実。課題のセカンダリーも、ジョシュ・ウィルソンのような平均的スターターとの再契約はスルーし、グレードアップに動けます。

 一方、地区内ライバルのDALは来年もキャップが厳しく(16ミリオンのキャップオーバー?)、NYGとPHIもウチよりキツイようです。何とか今年を乗り切れば、いよいよ明るい展望が開けてきます。ダニエル君への私怨でキャップペナルティーを科したにっくきNYGオーナーにぎゃふんと言わせてやりたいですね。

 話は変わって、TEフレッド・デービスに対してはBUFとNYJも獲得に乗り出してきました。ウチのキャップスペースは現在、3.29ミリオンあるらしいので、再契約するだけの余裕はありそうな感じ。といっても、ルーキーとの契約や怪我人対策のための枠をつくる必要もあるし、ギリギリの状況は変わっていませんが。

 一方、MINからリリースされたCBウィンフィールドがスキンズを訪問。獲得できたらいいと思いますが、まあ無理でしょうねえ。ウィンフィールドに関心を示す一方で、デアンジェロさんとの再契約話は一向に出てきません。シャナハンの「ホールはウチのベストCB」というのはただのリップサービスで、実は評価してなかったということなんですかね。

RG3は「超人」

 RG3のヒザを執刀したジェームズ・アンドリュース博士はESPNの取材に対して、RG3の回復の早さは「信じられない」ほどで、“RG3 is one of those superhumans”と絶賛しました。なんか、本当にWEEK1に間に合いそうな雰囲気になってきましたねー。にわかワシントニアンさんがRG3をスーパーサイヤ人に例えていましたが、誇張じゃない気がしてきましたw

 アンドリュース博士によると、超人的な回復ぶりは、ボー・ジャクソン、エイドリアン・ピーターソン並みだそうで、“The first patient I had like that was [Raiders running back] Bo Jackson. And then recently, of course, I’ve had [Vikings running back] Adrian Paterson. They have an unbelievable ability to recover where the normal human being may not be able to recover.”と語っています。

CBビガーズの契約内容
 最近FA加入したEJ・ビガーズの契約内容がやっと分かってきました。1年契約で、ベースサラリーが0.635ミリオン、サインボーナスが0.365ミリオン、ロスターボーナスが0.5ミリオンの計1.5ミリオン。個人的には、25歳と若いですし、ジョシュ・ウィルソンも契約最終年なので、2~3年くらいの契約だったらいいなと思ってたんですが、結局1年。首脳陣はあんまり高い評価をしていないということなんですかね。

 それでも、Pro Football Focusの評価によると、昨シーズン、全スナップの半分以上出場したCB71人のうち、ビガーズはウチのジョシュ・ウィルソンと同じ27位だったそうです。これはナカナカ。ちなみにデアンジェロさんの48位よりはるかに上。仮にFAでのCB補強がこれ以上なく、ビガーズがスターターになった場合でも、昨年よりは戦力アップといえるかもしれないです。

 これだけの選手が1.5ミリオンならまあお買い得。だからこそ、2~3年くらい結んでほしかったような。

TEデービスは・・・
 デービス獲得に動いていたCLEがシビレを切らしたのか、結局、前CHIのケレン・デービスというTEと契約を結びました。これにより、スキンズ残留の線が濃くなってきたことは喜ばしい限りですが、少しでもいい条件を引き出そうと長期戦に持ち込んでいる雰囲気。ドラフトがある来月中旬くらいまでグダグダ状態が続くかも。CLEが別のTEを獲得したことで、デービスとしては強力な交渉カードを失ってしまったのはイタイでしょうねえ。

 ワタシの勝手な推測ですが、デービスとしてはアキレス腱断裂明けで市場価格が暴落している今年は単年契約を結んで、来年勝負をかけたいと考えているんじゃないかと。それなら、システムに慣れ親しんでいるスキンズ残留でバリバリ働くのがベストチョイス。これに対して、スキンズはキャップがきついので負担を分散できる複数年契約を希望。このあたりで溝が埋まらないのでは、などと勝手に想像しています。スキンズとしては3年10ミリオン程度に抑えたいと考えているかもしれませんが、この程度なら1年契約を選んで来年大型契約を狙いにいきたいでしょうねー。

やっとCBがキターー

 喜んでいいのか、やっとFA市場からCBを連れてきました。毎度おなじみのTB物件で、EJ・ビガーズという選手。契約内容は不明。2009年にドラフト7巡で入団し、4シーズンで45試合に出場、24試合に先発しています。

 はっりきは分かりませんが、どうもスターター待遇ではなさそうで、デプス強化が目的の補強の模様。それでも25歳と若いですし、サイズも6-0とウチのセカンダリーの中では高いほう。悪くない補強だと思います。

 ビガーズ加入はデアンジェロさんの復帰に影響しますかねえ。基本的にまだスターター枠が空いているので、復帰の可能性は十分ありそう。一方で、ドラフト2巡か3巡でCBを指名し、ビガーズとスターターの座を競わせる方法もあるかと思いますが、これはちょっとコワイですね。やっぱりCBのスターターはFAで押さえておきたいところ。

 一方、スキンズと再契約したOLBロブ・ジャクソンが禁止薬物使用で今年4試合の出場停止処分を科されるそうです。アレキサンダーが移籍し、OLBのデプスがペラペラなだけに、これはイタイ。つなぎでベテランを補強する必要があるかもしれません。来年はオラクポとジャクソンのどちらかはいなくなる可能性が高いですし、ドラフトでも4巡あたりでOLBを指名してほしいです。

 ちなみに、ARIに移籍したアレキサンダーは3年9ミリオン(保証3ミリオン)だそうです。ウチが最初に出したオファーは3年4ミリオンだったので、これでは歯が立ちませんわね。

ポルンバスと再契約

 去年のRTスターター、タイラー・ポルンバスと再契約しました。2年契約だそうです。「あ、そうなの」で終わるニュースですね。

 オフェンスの最重要補強ポイントだったRTは結局、グレードアップできず、現状維持で終わりました。今オフ獲得したトゥルーブラッド、パショスがポルンバスより良ければいいんですが、ともにキャリア下降線の選手なので良くてバックアップかなあと思っています。

 補填ドラフト指名権もナシ。移籍したランドリーがプロボウルに選出されたのでもしやとは思いましたが、ガーソン、モーガンがFA加入しているのでやっぱダメでした。一向にテンションが上がるニュースが入ってきませんねー。

 TEデービスは動きがありません。デアンジェロさんも他チームを訪問したという話が出てこないですね。カムバックのニオイを感じるのワタシだけでしょうか。。。

どうするCB?

 狙っていたアキブ・タリブは結局、NEに残留が決定。もともとタリブ獲得の可能性は低いのに深追いしすぎ。この間に、ワタシが希望していた20代中盤の中堅CBはほぼ売り切れちゃいました。

 あとは30代のベテランと単年契約で今年を乗り切るしか選択肢が残っていないような。気になるのがデアンジェロさんがまだ売れ残っていること。本当にカムバックがあり得る気がしてきました。嬉しいような悲しいような(どちらかといえば後者)。。。

 現時点でのCBの売れ行き状況はこんな感じです。この中なら誰がいいですかね?

Aqib Talib (Signed one-year, $5M deal with NE)
Brent Grimes
Sean Smith (Signed three-year, $18M deal with KC)
Dominique Rodgers-Cromartie (Signed one-year, $5M deal with DEN)
Chris Houston (Signed five-year, $25M deal with DET)
Derek Cox (Signed four-year, $20M deal with SD)
Keenan Lewis (Signed five-year, $26M deal with NO)
Nnamdi Asomugha
Antoine Winfield
Cary Williams (Signed three-year, $17M deal with PHI)
E.J. Biggers
Mike Jenkins
Bradley Fletcher (Signed two-year, $5.25M deal with PHI)
Dunta Robinson (Signed three-year, $15M deal with KC)
Sheldon Brown
Quentin Jammer
Brice McCain
Leodis McKelvin (Signed four-year, $20M deal with BUF)
Tracy Porter
Terence Newman
Kyle Arrington (Signed four-year, $16M deal with NE)
Antoine Cason (Signed one-year, $1.5M deal with ARZ)
DeAngelo Hall
Greg Toler (Signed three-year, $14.25M deal with IND)
Aaron Ross (Signed undisclosed deal with NYG)
Rashean Mathis
Jacob Lacey
Pacman Jones
Jerraud Powers (Signed three-year, $10.5M deal with ARZ)
Joselio Hanson
Darius Butler (Signed two-year deal with IND)
Captain Munnerlyn
Terrence McGee
Stanford Routt
Marcus Trufant
Leigh Bodden
Chris Owens
Phillip Adams (Signed one-year, $630K deal with OAK)
Shawntae Spencer
Kelvin Hayden
William Middleton
Pat Lee
Cedric Griffin

FA解禁3日目

 FA市場解禁後、初めてお買い物がありました。といっても、とっても地味な補強が1件だけですが。

OTジェレミー・トゥルーブラッドを獲得
 お得意のTB物件。名前がなんか清らかな感じがしますね~。アレンさんがTBのGMをしていた2006年に2巡指名され、スターターを務めてきましたが、昨シーズンは控えに回っていたようです。これでトニー・パショスに続き、RT候補の獲得は2人目。

 とりあえず、OTの頭数だけは揃いました。トゥルーブラッド、パショス、3年目のモーリス・ハート、2年目のトム・コンプトンがRTのスターターとバックアップ2枠を争う形になります。これでドラフトでOLを指名する可能性はかなり下がりました。

LBブライアン・キールと再契約
 なるほど、そうきましたか。アレキサンダーの流出を受けてすぐに動きました。アレキサンダーに比べてスピードは劣るものの、バックアップILB兼スペシャルチーマーとしては秀逸。キールという選択肢があったからこそ、高いサラリーを出してまでアレキサンダーの引き留めに動かなかったのかもしれません。

TEデービスは残留かCLEの二択?
 もっと複数のチームから関心を持たれるかと思ったんですが、今のところ残留かCLEの二択になっているようです。アキレス腱断裂がネックになったんでしょうねえ。

 デービスの相場はいくらくらいなんですかね。STLに移籍したジャレッド・クックは5年35ミリオン、CHIに移籍したマーテラス・べネットは4年20ミリオン。故障明けということで3年12ミリオン~4年16ミリオンくらいでどうですかね。これでも今年のウチ的にはかなりキツイですが。

 どうでもいいんですけど、ウェス・ウェルカーの2年12ミリオンて、なんでそんなに安いんですかね。同じ額を払っているウチのジョシュ・モーガンととっかえて!

FA解禁2日目

 まだFA解禁2日目なのに、もう終わったかのような雰囲気。今日もお買い上げなし。。。

アレキサンダーがARIに移籍
 やっぱり引き抜かれました。3年契約しか分かってないですが、いくらくらいのオファーを受けたんですかね。残念、残念、残念。

 スキンズで7シーズン、安いサラリーで本当によく働いてくれました。現ポジションのILBだけでなく、OL、TE、DT、DE、OLBまでコーチから求められたポジションを全部こなしてきました。スペシャルチーマーとしてはNFL屈指の選手で昨シーズンはプロボウルにも選出されました。

 ただ、地味な選手なので引き抜かれることはないだろうと甘く見てました。こんなに他チームが興味を持つとはちょっと予想外。でもまあ、こんな便利な選手、コーチだったらどのチームも欲しがるでしょうねえ。

 アレキサンダーが抜けたことでSTへの影響が心配。STのキャプテンになれそうな選手、他にいましたかねえ。「ポスト大先生」にも備えなければいけないので、ドラフトでLBを指名しておく必要が出てきました。

Sメリウェザーがペイカット
 今年2.45ミリオンを受け取る予定でしたが、ペイカットを受け入れ、半額以下の1.2ミリオンになりました。インセンティブはなく純粋なペイカット。これで1.25ミリオンのキャップスペースが空きました。

 ACL明けなので今放出されたら再就職にかなり苦労することは確実。大幅なペイカットを受け入れてでも残留したほうが得策と判断したんでしょう。

 思い切ってリリースしても良かったかなとも思いますが、このサラリーならまあいいでしょう。


 今日のニュースは以上。これだけ!? レジー・ブッシュを狙っていたという話ですが、この状況で獲れるわけないでしょ~よ~。

 とにかく問題はホール放出で空いたCBの補強。不幸中の幸いか、今年は実績豊富なCBが数多くFA市場に出てきた上、契約があまり進んでいません。売れ残った選手ほど値下がりするはずなので、今は慌てずもうちょい辛抱でしょうか。現時点で所属先が決まっていないCBはこんなにいます。

Aqib Talib
Brent Grimes
Sean Smith
Dominique Rodgers-Cromartie
Chris Houston (Signed five-year, $25M deal with DET)
Derek Cox
Keenan Lewis
Nnamdi Asomugha
Antoine Winfield
Cary Williams
E.J. Biggers
Mike Jenkins
Bradley Fletcher (Signed two-year deal with PHI)
Dunta Robinson (Signed three-year, $15M deal with KC)
Sheldon Brown
Quentin Jammer
Brice McCain
Leodis McKelvin (Signed four-year, $20M deal with BUF)
Tracy Porter
Terence Newman
Kyle Arrington
Antoine Cason
DeAngelo Hall
Greg Toler (Signed three-year, $14.25M deal with IND)
Aaron Ross (Signed undisclosed deal with NYG)
Rashean Mathis
Jacob Lacey
Pacman Jones
Jerraud Powers (Signed three-year deal with ARZ)
Joselio Hanson
Darius Butler (Signed two-year deal with IND)
Captain Munnerlyn
Terrence McGee
Stanford Routt
Marcus Trufant
Leigh Bodden
Chris Owens
Phillip Adams (Signed one-year, $630K deal with OAK)
Shawntae Spencer
Kelvin Hayden
William Middleton
Pat Lee
Cedric Griffin

FA市場解禁

 FA市場が解禁になり、大物選手の移籍が目まぐるしく進んでいますが、キャップペナルティーを科せられているウチは蚊帳の外。とりあえずウチのFA選手とコツコツ再契約を結ぶのが精一杯。NFLの新年だっつーのに重苦しいです。

 少し前のエントリで「オフの動きが遅い」と書きましたが、フロントはキャップペナルティーが緩和されるのを期待してギリギリまで待っていたようです。法的手段も検討しているという観測が何度か流れましたが、これはペナルティー緩和を期待してのブラフだった模様。結局、ギリギリまで待ったけど、ペナルティーは予定通り執行されることになり、Dホールのリリースで辛うじてキャップオーバーをクリアして今日を迎えた、という感じです。

 スキンズへのペナルティーを主導したのはダニエル君を敵視するNYGのオーナー。個人的にはペナルティーを科したNFLの手続きには合理性が欠ける部分があるので、緩和されるべきだと思うんですが、オーナー間の感情論が妨げになった雰囲気。ダニエル君の人徳の無さを改めて実感しますねー。

 キャリカーに続き、WRサンタナ・モスとも契約再構築をしました。モスの残留が確定したことは素直にウレシイ。4ミリオンちょっとのサラリーのうち2ミリオンをインセンティブに回したそうです。インセンティブがどのようにキャップ加算されるか知らないんですが、たぶん来年のキャップに加算されるんじゃないかと。キャリカーも4ミリオンのサラリーのうち1.4ミリオンをインセンティブにしたそうです。

 インセンティブの条件がどのようなものか分かりませんが、契約再構築は事実上ツケの先送り。今年を何とか乗り切れば来年は18ミリオンのキャップ枠が戻ってきて楽になると思っていたんですが、来年も意外とキャップに余裕がないかもしれません。キャップペナルティー、つくづくイタイ。。。

 シャナハンとアレンGMはツケを先送りする契約再構築は嫌いらしいですが、今年はそんなこと言っていられない状況。ドラフトルーキーとの契約に必要な4ミリオン分のキャップスペースも捻出しないといけないし、契約再構築をどんどん進めざるを得ないでしょう。

 あと、今日の動きは以下の通りです。

Pサブ・ロッカと再契約
 2年契約。新しいパンターを探すかと思ったんですが、結局ロッカに落ち着きました。もっとイイパンターが欲しいところですが、まあしゃあないです。

DEケドリック・ゴルストンと再契約
 再契約してもせいぜい1年だと思っていたんですが、意外にも3年契約。MAX5.2ミリオン。チーム最優先の献身的な生え抜き選手なんで、まあイイんじゃないでしょうか。

ILBロレンゾ・アレキサンダーは移籍?
 引き留め必須のアレキサンダーが移籍する可能性が高くなってきました。ARI、SF、PITが獲得を目指しているらしく、キャップに余裕のないウチでは金銭的に対抗するのが厳しい状況。アレキサンダーが抜けたらヤバイと思います。なんとかならんですかねー。わずかな望みは、アレキサンダーがこちらでスポーツジムの経営を始めるなど生活基盤をワシントンエリアに置いていること。オファーに大きな開きがなければ、残留を選ぶと思うのですが。。。

CBアキブ・タリブを狙う?
 ホールの放出に空いてしまったスターターCBにアキブ・タリブを狙っているとのこと。アレンGM、ラリーム・モリスとのTBつながりがあるけど、個人的にはサラリー的に獲得できるなんてこれっぽっちも思ってないです。

NTクリス・ベイカーにテンダーオファー
 昨日のニュースなんですが書き忘れたので一応。ERFAのベイカーにローテンダーオファーを出しました。1.3ミリオンでもちょっと高い気はするけど、まだノビシロがありそうな選手なのでまあいいと思います。

Dホールをリリース

 予想通り、キャップ枠を空けるためにDホールがリリースされました。これで空くスペースは8ミリオン。

 セカンダリーの立て直しにはホールの放出やむなしと思っていたので、特に残念という感覚はありません。もともとキャップペナルティー36ミリオンのうち、「ハ」に払ったボーナス分が21ミリオン、ホールへのボーナス分が15ミリオン。つまり、今年分のペナルティー18ミリオンの7.5ミリオンがホールによるものなので、ホールに責任を取ってもらうというのが筋だったという気がします。ホールを残して他の選手がペナルティーの犠牲になるのはチームの士気的にどうかと。もちろん、この問題はフロントのマネジメントミスなんだけど。

 ホールは2008年シーズンの途中、OAKから放出された後に加入し、計4シーズン半、スキンズでプレーしました。ユルユルカバーでぶち抜かれるシーンを何度も見せられましたが、それでも19INTは立派。プレーメーカーぶりは健在なので、再就職先はすぐに見つかるでしょう。

 ホールのリリースにより、FA市場でスターターが務まるCBの獲得が必須になりました。CBはドラフト2巡以下ではいきなりスターターは無理なので、FAで抑えておく必要があります。

 今日のワシントン・エキザミナー紙によると、FA市場に出てくるCBのうち、スキンズはGreg Toler(ARI), Antoine Cason(SD), Derek Cox(JAX), Sean Smith(MIA)のエージェントと接触したそうです。スミスはCBのFAの中では目玉ですからサラリー的にまず無理。比較的リーズナブルに済みそうなスミスを除く中堅3人あたりが狙い目でしょうか。もう1人のスターターCBジョシュ・ウィルソンは契約最終年になるので、ある程度年齢が若い選手に3~4年くらいオファーすることになるんじゃないかと予想します。

 一方、カットも噂されていたDEアダム・キャリカーと契約再構築をしたそうです。これでどのくらいのキャップ枠が空いたかは不明。

 また、RT候補としてトニー・パショスというベテラン選手を獲得。去年のRTスターター、タイラー・ポルンバスとも再契約交渉を進めているそうです。リクテンスタイガーとの契約延長により、OL陣はLTからRGまで高サラリーユニットになってしまったので、RTは安く済ませたいというのがフロントの意向ではないかと勝手に推測。去年の6巡トム・コンプトンも合わせ、競わせる方針でしょうか。

 あと、RFAになるバンクス少年には予想通りオファーを出しませんでした。お別れはほぼ確実。少年には3年間いろいろ楽しませてもらいました。

Gリクテンスタイガーと再契約ほか

 UFAのLGコーリー・リクテンスタイガーとRFAのLSニック・サンドバーグと契約延長しました。

 リクテンスタイガーは5年、契約内容は不明。去年安定していたOL陣の継続性を保つためにリクテンスタイガーとは再契約できるならしたほうがいいと思っていました。去年、3巡指名で入団したGジョシュ・レリベウスをスターターに昇格させる選択肢もありましたが、結局、バックアップも探す必要が出てくるので、リクテンスタイガーとの再契約がベストのシナリオだったと思います。リクテンスタイガーはCモンゴメリーが負傷した場合の代役を務められる点も大きいです。

 5年というのはかなり長めですが、Cモンゴメリーと同様、保証額を少なめにして、いつでも切れるような契約内容になっているのではないかと個人的には推測します。3巡を費やして獲ったレリベウスをバックアップのままにしておくというのは考えにくいので、いつでも入れ替えできるような契約じゃないかと。

 リクテンスタイガーは契約延長できたことが嬉しかったらしく、ツイッターでファンに報告。本人はファンは当然喜んでくれると思いきや、冷ややかな反応もあったらしいです。リクテンスタイガーのパフォーマンスは決してグレートって感じじゃないですからね、その反応分かりますw フォルススタートやたら多いし。

 一方、LSサンドバーグは4年の契約延長。チームに加入した最初の年は不安定なスナップが多い印象でしたが、年々安定してきており、まあいいんじゃないですかね。

 今のところ順調に再契約が進んでいますが、気になるのがTEフレッド・デービス。とりあえずFA市場に出てみることになるんでしょうか。故障明けで相場が分かりにくいですが、なんとか再契約にこぎ着けてほしいです。

RFA3人と再契約

 前々回のエントリで、RFAへの対応は「意外と難しい」と書いたばかりだったんですが、今日一気にOLBロブ・ジャクソン、FBダレル・ヤング、TEローガン・ポールセンのRFA3選手との再契約がまとまりました。テンダーオファーではなく再契約できたのはスバラシイ。キャップヒットが少なく済みますから。

 ヤング、ポールセンは3年契約(ポールセンは4年契約との説も)で、詳細は分かりませんが、インセンティブを入れてヤングは最大6.2ミリオン、ポールセンは最大7.1ミリオン。今年のキャップヒットはともに1.058ミリオンで、テンダーオファーの1.3ミリオンよりちょっとだけ安くなるみたい。2人とも地味な選手ですが、ともに長期にわたってキープしたい選手だったので、複数年契約できたのは良かったです。

 一方、ジャクソンは1年。契約内容は不明ですが、テンダーオファーの1.3ミリオンよりちょっと多いくらいじゃないかと思われます。ジャクソンサイドにとってはUFAになる来年のほうがイイ契約を勝ち取れる可能性が高く、チームとしても今年は契約最終年となるオラクポと契約延長すべきか見極める必要があり、1年契約は双方の希望だったはずです。

 てなわけで、この3選手とはフロントがほぼ望む形で契約がまとまった感じ。GJ。

 3ミリオンのキャップオーバーに加え、3選手との契約延長によるキャップヒット(おそらく3ミリオン以上)が加算されますが、肝心のキャップ枠を空ける動きがまだ出てきません。Dホールをリリースする可能性が高いという報道が出ていますが、まだ正式なものにはなっていません。法的手段を含め、キャップペナルティーを撤回させる道をギリギリまで模索しているのかもしれません。ワシントン・ポストの情報によると、NFL選手会は法廷闘争でスキンズと共闘する意向を示しているらしく、実際にスキンズが法的手段を検討している可能性は高そうです。

 とはいえ、FA市場が解禁するのは火曜日。もうどうあがいても間に合わないような。Dホールのリリースで8ミリオンの枠を空けて、とりあえず帳尻を合わせるしか道が残っていない気がします。本人はペイカットを受け入れてでも残留したいそうですが、ペイカットじゃキャップオーバー解消には足りないです。

 この雰囲気では、FA市場ではものすごーくおとなしいオフになりそう。KCをリリースされたTエリック・ウィンストンを獲れたらなどと一瞬妄想したんですが、もうキッパリあきらめました。ケガで去年どのチームにも所属していなかったトニー・パショスと契約交渉を進めているとの情報があり、FA市場では格安選手しか手が届きそうにない雰囲気です。

大先生が現役続行へ!

 フレッチャー大先生がツイッターで来シーズンに向けて準備を始めたと表明しました。


 足首の手術を行い、うまくいったそうです。大先生の現役続行により、ILBは重点補強ポイントから消え、ドラフトもやりやすくなりました。ただ、さすがに今年がラストイヤーになるでしょうから、シーズンを通して「ポスト大先生」の準備を進める必要があります。その意味でも、昨年の4巡、キーナン・ロビンソンの成長が重要に。

 大先生もスキンズで7年目ですか。FAでビルズからやって来た時は既に30代で、あと何年やってくれるんだろう、などと思ったもんですが、こんなにバリバリやってくれるとは。スキンズ史上に残るFA成功例ですね。

 STL、BUF、WASと渡り歩いていますが、おそらくスキンズの一員として引退することになるでしょう。殿堂入りも元スキンズとして・・・などと今から妄想しておりますw

 大先生はNFLでは地味な存在ですが、スタッツ的には伝統入り確実なレイ・ルイスとほぼ同レベル。連続出場記録(240試合)も継続中。スキンズでプロボウルにも4回出場し、箔もつきました。個人的には文句なしで殿堂入りと思っているんですが、あとはレイレイなどと比べて地味なのがどう響くか、ですかね。

 なんにせよ、大好きな大先生のプレーが来年も見られるのはウレシイ限り。

 あと、SDのGMを解任されたAJ・スミスを “senior executive” という肩書きでフロントに迎えました。アレンGMと長い付き合いがあるほか、スミスの息子がスキンズのスカウトなんだとか。SD時代のスミスに対する評価はいろいろありますが、個人的にはこの動きは歓迎。ウチはどう考えてもタレント不足ですが、その背景にはスカウト部門の弱さが影響していると思っていたので、その方面でのフロント強化はウエルカムです。

コメリドットコム

実は意外と対応が難しかったRFA

 今週に入ったらキャップ枠を空ける動きが出てくるかと思ったら、いまだ音沙汰なし。FA市場解禁まで1週間を切りましたが、どうすんでしょうか。

 さて、チームには引き留め必須のRFA選手が何人かいます。今まで「2巡相当のテンダーオファーを出しておけば大丈夫でしょ」などと軽く考えていたんですが、そんなに簡単な話ではないことが分かってきました。

 引き留め必須のRFAはOLBロブ・ジャクソン、TEローガン・ポールセン、FBダレル・ヤングの3選手。ところが、確実に流出を阻止できる2巡相当のテンダーオファーの場合、サラリーは2.03ミリオンになるんだとか。キャップがきつい中で、この3人に2ミリオンはちょっと高い。かといって、それより低いテンダーオファーの場合、ジャクソンは7巡、ポールセン、ヤングはドラフト外入団なので、引き抜かれる可能性が出てきます。

 絶対に流出を阻止したいジャクソン、ヤングには、とりあえず一番下のテンダーオファー(サラリー1.323ミリオン)を出しておき、他チームが獲りに来たら奮発してそれ以上のオファーを出す、という感じですかねー。ヤングはFBというポジション的に、他チームが獲りに来てもべらぼうな金額にはならないはずですし、フロントは複数年契約を結びたいくらいなので、奮発してでも流出を阻止するでしょう。

 危険なのがジャクソン。昨年4.5サック、4INTを記録し、意外と市場価値が上がってそうな気配。他チームから対抗できないオファーが来る可能性はアリ。となると、確実に流出を阻止するために、2巡相当のテンダーオファーを出しておく必要があるかも。

 ポールセンは1.323ミリオンでもちょっと高い気がするので、普通に再契約を結びたいところ。フロントが求める複数年契約をリーズナブルな感じで結べたらいいんですが。

 スキンズは3ミリオンほどキャップオーバーしているらしいですが、この3人の引き留めだけで4ミリオンくらいはかかる計算に。また、ドラフト指名選手との契約に5ミリオン、怪我人対策で5ミリオンのキャップ枠が必要なんだとか。結局、17ミリオンくらい削らないと何もできないのが実情らしく、これはなかなか大変。すべては36ミリオンのキャップペナルティーを科せられるきっかけをつくった「ハ」のせいにしておきましょう。

動きが遅いオフ

 各チームがサラリーキャップ枠を空けるために、ビッグネームをリリースしたり、契約の見直しに成功した、といったニュースが次々に出てくる中、ウチはまだそういう動きは全くありません。キャップオーバーしているだけに、モタモタ感は否めません。

 動きが遅れている最大の理由は、去年科せられた36ミリオンのキャップ枠削減ペナルティーへの対応。昨年と今年で18ミリオンずつキャップ枠が削減されるんですが、フロントはペナルティーの無効化を目指して法的手段を取るかどうか迷っているようです。ペナルティー問題が解決されるまで、NFL全体のFA市場解禁日を遅らさせようとしているようですが、「成功するはずがない」との声がほとんど。さっき見たワシントン・ポスト紙(電子版)は、結局、法的手段は取らないだろう、と書いていました。

 18ミリオンのペナルティーがある、ないでは、FA戦略は全く異なってきます。なので、動きが遅れている状況は理解できなくはないのですが、法的手段を取るならもっと早くやらないと。FA市場解禁目前にそんな動きを取ろうとする意味が分かりません。今オフ、ウチには19人のFA選手がいるんですが、代理人にはキャップペナルティー問題がクリアになるまでは本格的な交渉はできないと伝えているらしく、このモタモタぶりはちょっと心配。引き留め必須の選手とはFA市場解禁日までにある程度話をまとめておかないと。なので、ペナルティーは避けられないという前提で先に進んだほうがいいと思うんですが。

 今年のキャップ枠は当初予想より2ミリオンくらい多いそうで、スキンズのキャップオーバーは3ミリオン前後になるようです。それほど大きな額ではないですが、ある程度枠を空けておかないと、FA戦線に打って出る以前に自チームのFA選手の引き留めもままならなくなってしまいます。なので、来週は高額サラリー選手の放出や契約見直しのニュースが出てくるでしょう。

 ちなみに、キャップヒットの大きい選手は以下の通り。この中で、放出の可能性があるのは、ホール、モス、メリウェザーあたりですかね。

Wide receiver Pierre Garcon: $8.2 million
Cornerback DeAngelo Hall: $8 million
Tackle Trent Williams: $7.98 million
Nose tackle Barry Cofield: $6.3 million
Linebacker London Fletcher: $6.2 million
Wide receiver Santana Moss: $6.16 million
Defensive end Stephen Bowen: $5.5 million
Cornerback Josh Wilson: $5.3 million
Linebacker Brian Orakpo: $5.1 million
Wide receiver Josh Morgan: $5.1 million
Defensive end Adam Carriker: $4.75 million
Guard Chris Chester: $4.3 million
Safety Brandon Meriweather: $2.9 million
Center Will Montgomery: $2.65 million