SSブログ

キャップ枠削減の背景

 少し前ですが、スキンズとダラスがサラリーキャップ枠削減のペナルティーに異議を申し立て、第三者による調停を申請しました。

 これに対し、ペナルティーを決定したNFL Management Council Executive Committeeの委員長であるNYG共同オーナーのジョン・マーラは、「ペナルティーは適切な措置だ」「ドラフト指名権が剥奪されなかっただけありがたく思え」などと主張しています。やな感じですね~、この人。

 さて、この問題に関して、昨日のワシントン・エギザミナー紙にとても興味深いコラムが出ていました。コラムによると、マーラら古いNFLオーナーたちは、新参者のジェリー・ジョーンズやダニエル・スナイダーの派手なチーム経営を苦々しく思っていたとのこと。ダニエル君はともかく、オーナー歴24年のジェリー・ジョーンズでさえ、長年一族がチームを保有してきたオーナーたちから見れば、新参者というのは意外でした。

 ダニエル君は2002年にスティーブ・スパリアーをHCに招聘しましたが、スパリアーに払ったサラリー年5ミリオンというのは当時の水準の2~3倍だったとか。これによって、リーグ全体のHCサラリーが急激に上昇。ダニエル君はチームスタッフのサラリーも引き上げたらしく、他のオーナーたちはチームのビジネスコストを急上昇させたダニエル君に強い不満を抱いていたそうです。

 ジェリー・ジョーンズも、とてつもなく豪華なスタジアムを建設したことで、スタジアム建設のスタンダードを引き上げてしまったとか。

 本当かどうか分かりませんが、コラムによると、マーラら古いオーナーたちは、ダニエル君とジェリー・ジョーンズにずっと報復したいと思っていたらしく、それが今回のペナルティーにつながった、ということらしいです。調停を申請しても、今季は削減されたキャップ枠でいくしかないようで、マーラたちは大変ご満悦、てな状況のようです。

 コラムは、NFC East games will be a little more special this fall.という意味深な一文で締めくくっており、ダラスもスキンズもNYG戦は因縁の対決になると予想しています。

 調停というと、足して2で割るような結果になるんですかねー。ペナルティーが半減される、くらいがせいぜいでしょうか。徹底抗戦してほしいですけど、他のオーナーたちはみな、ペナルティーを支持しており、スキンズにとっていい結果はあまり期待できなさそうな雰囲気を感じます。

残った補強ポイント

 FA市場も一段落し、あとはドラフトまでゆるゆるした状況が続きそうです。このサイトでは、暫定スターター予想をしており、とりあえず来季に向けてある程度チームの形が見えてきた雰囲気です。ただ、まだまだ補強が必要なのがOLとDB。両ポジションはFA市場でもっと投資して欲しかったですけど、キャップ枠削減のペナルティーが響いて思うように動けなかった印象です。まだFA市場で売れ残った中堅を安く買うこともできるでしょうが、ドラフトでどんな選手を獲れるか様子を見てから、という方針でいいんじゃないかと思います。

 まずOLですが、今の状況だと、LTトレント、LGリクテンスタイガー、Cモンゴメリー、RGチェスター、RTブラウン、という去年と同じメンツで行くことになりそう。一番気懸かりなのは、リクテンスタイガーの回復具合。NOに移籍したGグラッブス獲得に関心を持っていたことを考えると、首脳陣はリクテンスタイガーの回復に不安を持っていると思われます。Gはデプスもペラッペラなので、ドラフトでは断固要補強、できれば3~4巡でおさえておきたいです。

 RTもブラウンじゃ厳しいという見方が多く、グレードアップが必要と言われていましたが、とりあえずブラウンで行くことになりそうな雰囲気です。

 DBでは、新加入のセドリック・グリフィンをニッケルCBとして使うのか、FSとして使うのかがポイントになりそう。前者だとFSがすっぽり空白になってしまうので、首脳陣は後者を考えているんじゃないかと思います。とはいえ、去年ニッケルCBだったケビン・バーンズは期待はずれだったので、グリフィンがどっちのポジションを務めることになっても要補強です。個人的にはバーンズをSにコンバートしたらどうかと思っているんですが、どうでしょう。

 今年のドラフトは1巡がQB(RG3)、2巡なしという状況なので、3~4巡が勝負。幸い、ジェイソン・キャンベルのトレード見返りで今年は4巡が2つあるので、うまく使って欲しいですね。個人的には3巡でFS、4巡AでG、4巡BでCBかOLというシナリオを描いておりますw

 あと忘れてはいけないのがフレッチャー大先生。今年、大型の再契約を勝ち取ったCLEジャクソン、DETターロックと同様、年平均8ミリオンを希望している模様。ただ、年齢を加味したフレッチャーの相場は年平均6ミリオンを言われており、そこで開きがあるんじゃないかと。キャップ枠削減のペナルティーも足かせになっているようです。

RG3プロデイほか

 ベイラー大のプロデイがあり、RG3のパフォーマンスはかなり良かったようです。見学したGMアレンがメディアに答える表情が緩みっぱなしでしたw

 課題と言われているドロップバックも、映像を見る限り、比較的スムーズに見えました。プロスタイルのオフェンスに慣れるのも早いんじゃないかと。それより印象的だったのは、鋼のような体つき。防具をつけていないとは思えないほどのムキムキぶりでした。

 あまりにいいパフォーマンスを見せすぎて、コルツがRG3獲りにいかないか、そっちのほうが心配になってきましたw 明日、ラックのいるスタンフォード大のプロデイがあるそうです。

 一方、報奨金問題でスキンズはシロ判定となりました。こんなに早くシロ判定とはびっくり。NFLとしても早く幕引きを図りたいんでしょうね。報奨金制度の存在がグレッグ・ウィリアムス以外にも出てきたらきりがないですからね。とりあえず、スキンズへのペナルティーがなくて安堵。セインツHCが1年アウトとは、とてつもなく厳しいペナルティーですね。

 ティーボウがトレードですかあ~。僕はティーボウの人間性を心から尊敬していたので、こんな処遇になって本当に残念です。今季、ブロンコスがボロ負けして、エルウェイがファンからブーイングを浴びる展開になって欲しいです(兄者にはコルツを見返して欲しいけど)。

 ジェッツファンの間では不評のようですが、純粋に戦力的にもいい買い物をしたと思うんですけどね~。僕がジェッツファンだったら、大喜びして、レプリカジャージ買っちゃいますw

ペナルティー問題で法廷闘争か

 サラリーキャップのペナルティー問題がきな臭くなってきました。昨日のエントリでダラスはペナルティーを受け入れるらしいと書きましたが、新たな情報ではスキンズとダラスが法廷闘争に出る可能性があるそうです。

 今回のペナルティーは、NFLPA executive DeMaurice SmithとNFL Management Council Executive Committeeだけで合意されたらしく、選手会幹部、他のオーナーの採決は取っていないそうです。問題をきな臭くしているのが、CEC委員長がNYGのオーナーであるという事実。そう、地区内ライバルにダメージを与える意図があったのではないか、という疑惑が浮上するわけです。

 実際に法廷闘争になったら、かなりの確率で勝つんじゃないかと思います。アンキャップイヤーを利用した契約見直しは行わないという規定は、緩い紳士協定であること、NFLはいったん契約見直しを承認したこと、他チームも同様の見直しを行った可能性(小規模だとしても)があること、などかなり有利な材料が揃っています。

 実際に法廷闘争に出れば、他チームとの関係がギクシャクしてしまうのが最大のマイナス材料でしょうか。ただ、NYGが絡んでるとなると、スキンズもダラスも黙っているわけにはいかないんじゃないのかなあと感じます。

 個人的には、スキンズに非がまったくないというわけではないので、ペナルティー額を半分か3分の1くらいに減らしてもらうという和解ができれば、ベストのシナリオじゃないかという気がしますが。

エディー・バウアー・ジャパン

RG3と契約!

 Redskins sign RG3 to back up RG3という見出しを読んだ時、意味が分かりませんでした。今日、スキンズはグロスマンと1年の再契約を結んだんですが、グロスマンのフルネームはなんと、Rex Daniel Grossman III だったんですw 略してRG3!!!

 結局、バックアップQBはグロスマンに落ち着いちゃいました。ペナルティーを科され、カイル・オートンがDALに獲られたことで、グロスマンしかいないだろーなとは思ってました。もう顔も見なくなかったですが、しゃーないですね。サラリーは安いだろうし。

 FA解禁4日目、5日目の動きを整理しておきます。

CBセドリック・グリフィン(MIN)を獲得
 1年最大2.5ミリオン

 懸案だったCBを補強。よく知らない選手なんですが、報道によると、昨年はおととしに負ったケガの影響で本調子でなかったとのこと。どこまで期待していいのか見当がつきませんが、スタッツを見る限り、実績、経験は十分のようです。Sで起用する構想もあるらしく、興味を持っているCBアーロン・ロス(NYG)獲得の可能性が消えたわけではないようです。

OTデメトリウス・ベル(BUF)が訪問

 昨年先発RTだったジャマール・ブラウンは故障前のパフォーマンスには戻れていないようで、いい選手が獲れるなら替えたいのが首脳陣の意向のようです。本当はエリック・ウィンストンが獲れたら良かったんでしょうけどね。

TEフレッド・デービスがフランチャイズオファーにサイン

 チームは長期契約を望んでいるそうですが、ドラッグ問題の懸念のある今年は1年でいいんじゃないかと。長期契約を結ぶとしても、ドラッグに関する条項はきちんと盛り込むでしょうけど。

 ・・・とまあ、比較的穏やかな日が続いています。ペナルティー問題の件ですが、FA解禁初日に派手に動いたので無視しているのかと思ってましたが、その後の控えめな動きを見ると、ペナルティー下のキャップスペースで動いているように映ります。Cモンゴメリーと契約見直しをするなど、スペース確保に取り組んでいるようですし。

 NFLに異議を申し立てるかどうかは検討中とのこと。10ミリオンのキャップ削減のペナルティーを科せられたDALは異議を申し立てないらしく、やるならスキンズだけで行動しなければならない状況です。徹底抗戦となれば、他チームのオーナーらからさらなる顰蹙を買うことは避けられず、この点が二の足を踏ませている感じです。ジェリー・ジョーンズが動いてくれたら、スキンズもやりやすかったんですけどねー。個人的にはそれでも徹底抗戦してほしいと思いますけど。

 フレッチャー大先生は依然音沙汰ナシです。

FA3日目 & さらばランドリー

 Sブランドン・メリウェザーと2年6ミリオンで合意しました。

 悲しいです。。。メリウェザーがイヤというわけではなく、これでラロン・ランドリーとのお別れがほぼ確定しました。全体6位で入団したとんでもない才能を持った選手でしたが、ここ2年はケガに悩まされ、本来のパフォーマンスを発揮できずに去ることになってしまい、本当に残念です。医師から薦められていたアキレス腱の手術を行っていたら、残留の道はあったんですかねえ。

 去年キャンプを見学した時、ランドリーのサインがどうしても欲しかったんですが、多くのファンに囲まれていてもらえませんでした。サインをしている時のやんちゃな笑顔が印象に残っています。

 メリウェザーはCHIに移籍した昨年はかなり精彩を欠いたようですが、その点は問題ないんですかね。契約の詳細は分かりませんが、2年6ミリオンはそれなりの額ですし。2年目のゴームズとスターターの座を争う形になるんでしょうか。それでもまだSは数が全然足りないので、残りはドラフトで補強ということなんですかね。

 獲得を目指していたWRエディー・ロイヤルがSDに獲られちゃいました。獲るならジョシュ・モーガンよりPRのできるロイヤルのほうがいいと思ったんですが。ただ、ロイヤルを逃したことで、スロット・レシーバーとしてサンタナ・モスが残留する可能性が高まったので個人的には歓迎すべき結果です。

 フレッチャー大先生との交渉に関する情報は依然出てきません。

マカフィー・ストア

FA2日目 & ペナルティー問題

 FA市場解禁2日目は、特に大きな動きはありませんでした。WRエディー・ロイヤル(DEN)とはまだ契約合意に至らず。一方で、Sブランドン・メリウェザー(CHI)、CBアーロン・ロス(NYG)、LGベン・グラブス(BAL)に興味を持っていると伝えられています。他のポジションの補強にも動いていることが分かったのでとりあえず一安心。

 バックアップQBとして狙っていたカイル・オートン(KC)はダラスに獲られちゃいました。グロスマン再降臨の可能性が一段と高まりましたねー。

 あと、今日、ラムズとのトレードアップが正式合意に至ったそうです。これでドラフトでラックかRG3の獲得が確定しました。

 フレッチャー大先生残留のニュースはまだ出てきていません。一体何をもめてんだろう。他チームからのオファーが来ているのだろうか。。。

 さて、例のペナルティー問題ですが、今日のワシントン・ポスト紙に経緯などが分かりやすく書かれていた記事が出ていました。

 記事によると、アンキャップイヤーの2010年、NFLは各チームに対し、キャップが復活した時にunfair competitive advantageとなるような契約は結ぶな、との通達を出していました。ところが、スキンズは通達を無視して「ハ」とホールの契約見直しを行ったため、他チームのオーナーらから怒りを買ったようです。ドラフト指名権を剥奪すべきだという意見が出たそうですが、結局、キャップ枠削減の形でペナルティーが科されることになりました。

 GMアレンは12日に出した声明で、悪いことは何もしていない、全ての契約はNFLから承認された、と主張するとともに、「FA、ドラフト、新シーズンを楽しみにしている」と述べました。これがペナルティーを無視して予定通りFA戦略を進めていくという宣言なのかどうかははっかり分かりませんが、WRガーソンなど次々に高額契約を結んでいるのを見ると、どうもそのように映ります。

 今回の問題ではスキンズもダラスもルール違反はしていない、unfair competitive advantageを得ようとしたのが問題、というのがNFLの認識のようです。

 また、記事によると、スキンズがペナルティーに抵抗する場合、他チームでアンキャップイヤーに行われた問題契約を追及する方針だそうです。スキンズのようなあからさまな契約見直しはないかもしれませんが、アンキャップイヤーを利用した契約見直しは絶対あると思うので、ぜひやってほしいですね。そうしたら勝てそうな気がします。

 一方で、ワシントン・タイムズ紙にもこの問題で面白いコラムが出ていました。「この問題で批判されるべきはNFLだ」と、明確なルールもない紳士協定を根拠に制裁を科すNFLの「傲慢」な姿勢を厳しく批判しています。「或爺(故アル・デービス)だったら、制裁を科される前に訴訟を起こしているだろう」という指摘には笑えました。

 「NFLがOKを出した契約に対して、2年後に制裁を科すなんて傲慢だ」という指摘も一理あると思いました。紳士協定を破ったスキンズに非があるのは間違いないでしょうが、NFLがいったん承認した契約を2年後に「やっぱそれはアウトだった。だからペナルティーを科すね」というのは明らかに説得力を欠きます。

 ここからは僕の勝手な推測ですが、熱烈な共和党支持者のダニエル君としては、規制やしがらみの多いNFLは「大きな政府」を志向する民主党みたいでイライラするんじゃないですかねー。そもそもキャップなんて取っ払っちゃって、自由に競争しようぜ、というのが本音でしょうね。

FA初日

 ペナルティーによってキャップスペースは17ミリオンでスタートしたはずなんですが、ガンガン動いています。これは17ミリオンのスペースに収まる範囲で動いているのか、ペナルティーを無視しているのか、よく分かりまぬ。スキンズはルール違反したわけではないと言われているので、NFLに異議を申し立てる方針のようです。なんとか切り抜けられたらいいですけどねー。

 さて、FA初日に獲得・再契約した選手は以下の通り。

WRピエール・ガーソン(IND)
 5年42.5ミリオン(21.5ミリオン保証)

 少し前のエントリでガーソンを獲りに行くと予想したんですが、当たりましたw RG3はディープパスの精度の高さがウリの一つなので、ディープに走れるスピードのあるWRではガーソンがベストではないかと思ってました。その役割を担っていたアームストロングはスランプに陥っていますし。

 基本的にガーソン獲得はウエルカムなんですが、高く付きましたねー。1000ヤードを超えたことのない選手にこれだけ払うのかと。INDが年平均7Mを提示して残留を目指していたと言われていたので、年8Mは超えるだろうとは思ってましたけど。26歳と若いので、ノビシロへの期待料込みということでしょうか。

WRジョシュ・モーガン(SF)
 2年12ミリオン(7.5ミリオン保証)

 この選手、あまりよく知らないんですけど、これまたオーバーペイな気がしますが、どうなんでしょ。ワシントンDC出身だそうです。

DEアダム・キャリカー(再契約)
 4年20ミリオン(7ミリオン保証)

 残留となって何より。スターター待遇の契約ですが、DLの安定感を維持するにはしかたない出費ですね。


 あと、一時はWRエディー・ロイヤル(DEN)との契約に合意したとの報道もありましたが、他チームが好条件を出してきたため、宙に浮いているそうです。

 WRは要補強であることに間違いないですが、なぜそこまで注ぎ込む? って感じですね。他にも補強ポイントはいっぱいあるのに。特にSはどーすんですか。

 サンタナ・モス、ジャバー・ギャフニーのスターターコンビはどうなるんですかね。こんなに高額レシーバーばかり置いておくわけにはいかないので、少なくともどっちかはトレードされる気がします。

 ところで、フレッチャー大先生との交渉はどうなってる?

マカフィー・ストア

FA市場解禁直前に大問題発生

 FA市場解禁を明日に控えたこの段階でとんでもないニュースが飛び込んできました。内容がややこしくて何が問題なのか把握できていないんですが、ハインズワースとホールに払った計36ミリオンをアンキャップイヤーの2010年に組み込んだのはアンフェアだとかで、今後2年間でその同額の36ミリオン分のサラリーキャップ枠が削減されるペナルティーが科せられることになりました。これはキツ~イ!!!

 今年はキャップに約40ミリオンの空きがあり、FA市場でかなり積極的に動くだろうと言われていましたが、1年18ミリオンのペナルティーと考えると、半分がぶっ飛ぶ計算です。市場解禁前日にFA戦略の見直しを迫られるというとんでもない事態に陥りました。史上空前のトレードアップ劇でRG3をゲット、さあ今度はレシーバーとOLの補強だあ~、などと思っていたら、冷や水をぶっかけられることに。

 今年、来年とFA市場で動けないとなると、ドラフトが重要になりますが、トレードアップで上位指名権を大量放出。ど~すんの、これ。トレードアップはまだ最終的に成立していないので、「やっぱなかったことにして」なんてことにならなきゃいいけど。この記事ではその可能性もあり得るような書き方ですね。ああ、恐ろしい。

 スキンズは今日、キャップを空けるために、急遽、FSアトーグェとFBセラーズをリリース。特にアトーグェは去年大型契約で加入したばかりだったのでびっくり。唯一の純粋なFSだったアトーグェを放出したことで、Sにぽっかり大穴ができた状態でFA市場解禁前日を迎えることになってしまいました。

 ビンセント・ジャクソンを狙いにいくと言われていましたが、もう消えましたね。せいぜい中堅のWRを獲るのが精一杯でしょう。バックアップQBも比較的高くつきそうなオートンは無理で、結局、安上がりのグロスマンなんてことになるかも(←最悪)。

 とりあえずフレッチャー大先生との再契約が最優先。DEキャリカーとの再契約はキビシイでしょうね。Sランドリーとの再契約はどうなる? FA戦略が完全に狂っちゃいました。

 アンキャップイヤーに将来重荷になりそうな高額選手のサラリーをどばっと払っちゃうのは賢いやり方に見えますけど、問題と認定されたとすれば、GMアレンの大失態でしょう。GMとしては万死に値しますね。はあ~、これで今季の道のりも一気に険しくなりました。。。

マカフィー・ストア

キターーーーーー、電撃ニュース!

 オフィシャルな発表ではないですが、スキンズがトレードアップでラムズが持つ全体2位指名権を獲得したそうです。

 その代償とは。。。

 今年、来年、再来年の1巡指名権+今年の2位指名権!!!

 なんですかー、これ! 熾烈な条件闘争になるとは思ってましたけど、ここまでやりかすかー!! NFL史上最高のトレードアップ劇ですね、こりゃ。来年、再来年のモックドラフトの楽しみがなくなることを思うと、嬉しさがぶっ飛びます。

 勝負をかけて欲しいと思いましたが、ここまでやるとは思わなんだwww

兄者リリース&モックドラフト

 兄者が声明を読み上げる映像を見ましたけど、冒頭から涙ぐんでましたねー。ぐっときました。僕がNFLを見始めた時は兄者が全盛期で、あまりの華々しさに一気に好きな選手になったのを覚えています。ビジネスといえばそれまでなんだろうけど、チームの黄金時代を築いたNFL史上最高のQBをこんな形で放出していいもんなんですかねー。僕がコルツファンだったら、ラックをトレードしてでも兄者と心中したいと思うんじゃないかなあ。

 さて、兄者の新天地ですが、スキンズはなさそうですね。マクナブが「兄者はレッドスキンズに合わない」と発言してましたが、その通りだなあと。戦力的にフィットしそうなのは、ARIかMIAですかねー。個人的にはNYJが獲得に向けて猛烈にアタックする気がしていますが。

 フレッチャー大先生がこんな大胆予想をしています。
6a015432d86661970c0168e885357c970c.png

 イイんじゃないですかね、これ。となると、マット・フリンはCLE? ますますイイんじゃないでしょうかw

 話は変わって、びるずだいなすてぃさんが今年もモックドラフトを開催中です。去年よりも企画がグレードアップしており、今年はなんとトレードもできます。スキンズはトレードアップで見事RG3のゲットに成功しました!

 びるずだいなすてぃさん作成の映像がすごいクオリティーです。「NFLの神髄はオフシーズンにあり」って、ここまですんのかとびびりました。



 「トレード」のテロップが出て、会場のファンが大騒ぎし、スキンズがトレードアップに成功するという映像は、モックといえど、興奮しますねー。これがリアルだったらなあー。

 あと、モックドラフト用につくられた「War Room」のコーナーもすごいクオリティーで、各チームのニーズがよく分かります。

 ちなみに、スキンズは僕が担当させていただいたのですが、1巡6位でタネヒル指名と予想しております。基本的にネガティブシンキングな人間なので、RG3争奪戦でCLEに敗れるという悲観的な想定下での予想です。これが現実にならないことを祈っていますが。。。

エディー・バウアー・ジャパン

報奨金問題

 グレッグ・ウィリアムスがスキンズでDCをしていた時代にも、報奨金制度があったという疑惑が浮上しています。選手5人とコーチ1人が制度の存在を認めており、制度があったことはまず間違いないでしょう。NFLが調査に乗り出すと言われており、スキンズにも何らかのペナルティーが科せられる可能性があります。

 セインツに対する処罰は「前例がない」ほど厳しいものになると言われており、スキンズも正式なクロ判定が出た時、どの程度の処罰が科せられるのか、ちょっとコワイですね。ドラフト指名権の剥奪だけはヤメテ~。

 情報を断片的にしか把握しておらず間違っているかもしれませんが、個人的な印象では、スキンズ時代の報奨金制度はセインツのそれと比べると、悪質さでは程度がかなり下がるような感じを受けています。

 実名で取材に応じている元スキンズのDEフィリップ・ダニエルズはグレッグ・ウィリアムスを擁護しているのですが、スキンズ時代の報奨金制度は、練習時間への遅刻などで集めた罰金を再配分するためだった、相手選手を意図的にケガさせろとは言われたことはない、などと発言しています。ただ、匿名選手の発言では、相手選手を退場させたり、その相手がスター選手だったりしたら、ボーナス額は上がった、という証言もあり、悪質な要素があった可能性は十分あります。

 スキンズウォッチャーのリッチ・タンドラー氏は、スキンズに対する処罰はセインツに比べて軽いものになる理由として以下の4点を挙げています。

1 セインツは現在のGM、HCの下で報奨金制度が行われていたのに対し、スキンズは当時のHCギブス御大もVPセラートはもうチームにいない。(要するに責任を取るべき当事者がいない)

2 セインツはGMもHCも報奨金制度の存在を知りながら、止めさせなかった。これに対し、スキンズのギブス御大は存在自体を知らなかった。(HCが知らなかったというのは不自然な気もしますが、ワシントン・ポストの取材に応じた選手の大半はHCは知らなかったはずだと証言しており、大規模に行われていたセインツに比べ、スキンズでは小規模かつ隠密に行われていた感じです)

3 スキンズの報奨金制度は、相手をケガさせて退場させる「キル・ショット」よりも、ターンオーバーやサックなどビッグプレーに比重が置かれていて、悪質さの程度はセインツに比べて低い。

4 スキンズの報奨金制度は、練習時間への遅刻などで集めた罰金を再配分していたのに対し、セインツの報奨金は外部やグレッグ・ウィリアムスのポケットマネーから出ていて、「ボーナス」の色彩が濃い。

 NFLはセインツの調査に2年くらいかけており、もしスキンズの調査を行ったとしても、そんなにすぐには結論が出ないんじゃないかと勝手に思ってます。なので、今年のドラフト前に処分は下りないんじゃないかと。RG3獲りを狙っている今年のドラフト指名権が剥奪されたら大変なことになりますが、とりあえず今年はセーフではないかと予想。あくまで私見ですが。

 また、スキンズを調査するなら、JAXやBUF、TENなど、グレッグ・ウィリアムスがコーチを務めた歴代チームも調査しなければフェアじゃないと思うんですけど、そのあたりはどうなんでしょうね。

 ちなみにスキンズで報奨金を一番ゲットしていたのは、ショーン・テイラーだったそうです。不謹慎かもしれませんが、テイラーのハードヒットに魅了された僕としては、その内容を読んだ時、思わずニヤリとしてしまいましたw ああ~、テイラーのハードヒット(もちろんクリーンヒットの意味)がもう一度見てみたい。。。

Expedia Japan【旅行予約のエクスペディア】

今後のスケジュール

 今年のオフはどのQBを選ぶべきかという妄想に耽られるので、なんか楽しいです。今オフの選択によっては、今後10年のスキンズを命運を左右することになるかもしれませんからね。ワクワクドキドキです。

 さて、オフの当面のスケジュールを整理しておこうかと思います。

3月5日 フランチャイズタグデッドライン

 スキンズではTEデービスとSランドリーがタグ候補になっていますが、おそらくデービスに貼ることになると思います。薬物問題で今オフの長期契約は無理でしょうから、タグを貼って1年様子を見る形になるんじゃないかと。ランドリーはUFAになりますが、故障の影響でFA市場に出ても大した契約は取れないでしょうから、1年契約で残留してほしい、というのが願望です。

3月8日 兄者への28ミリオンボーナス支払日

 おそらくこの日までに兄者の処遇が決まるでしょう。決別ということになるんじゃないかなあ。大注目です。

3月13日 FA市場解禁

 今年は有力WRが大量に市場に出てくるので、おそらく獲りに行くんじゃないかと。個人的にはINDのピエール・ガーソンを狙いにいくと予想。あと、ドラフトでQBを指名するにせよ、FA市場でベテランQBの獲得は必須。グロスマン残留の可能性もありそうですが、もう顔も見たくない僕としてはカイル・オートンを希望。

3月21日 RG3のプロデイ

 RG3はコンバインでパスを投げていないので、プロデイで投げっぷりがチェックされることになります。ここでRG3に対する評価がほぼ固まることになるでしょう。FA市場も落ち着き、FAのQBの新たな所属先も少し決まっている頃でしょうから、そろそろSTLとトレードアップ交渉が動きだすんじゃないかと。

4月26日 運命のドラフト初日

 RG3は見事ゲットできるのか? CLEの手に渡りそうな気もしています。もしRG3を逃した場合、タネヒルでいくべきか、ウィーデンでいくべきか。WRだったタネヒルはカレッジでQBとして19試合しか先発していない素材型。今年は結果が求められるので、より即戦力が高く、年齢は既にベテラン(28歳)のウィーデンを2巡で獲りにいくんじゃないかと予想。

スポーツサプリメント・プロテインDNS公式「ドームショッピングゾーン」