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報奨金問題

 グレッグ・ウィリアムスがスキンズでDCをしていた時代にも、報奨金制度があったという疑惑が浮上しています。選手5人とコーチ1人が制度の存在を認めており、制度があったことはまず間違いないでしょう。NFLが調査に乗り出すと言われており、スキンズにも何らかのペナルティーが科せられる可能性があります。

 セインツに対する処罰は「前例がない」ほど厳しいものになると言われており、スキンズも正式なクロ判定が出た時、どの程度の処罰が科せられるのか、ちょっとコワイですね。ドラフト指名権の剥奪だけはヤメテ~。

 情報を断片的にしか把握しておらず間違っているかもしれませんが、個人的な印象では、スキンズ時代の報奨金制度はセインツのそれと比べると、悪質さでは程度がかなり下がるような感じを受けています。

 実名で取材に応じている元スキンズのDEフィリップ・ダニエルズはグレッグ・ウィリアムスを擁護しているのですが、スキンズ時代の報奨金制度は、練習時間への遅刻などで集めた罰金を再配分するためだった、相手選手を意図的にケガさせろとは言われたことはない、などと発言しています。ただ、匿名選手の発言では、相手選手を退場させたり、その相手がスター選手だったりしたら、ボーナス額は上がった、という証言もあり、悪質な要素があった可能性は十分あります。

 スキンズウォッチャーのリッチ・タンドラー氏は、スキンズに対する処罰はセインツに比べて軽いものになる理由として以下の4点を挙げています。

1 セインツは現在のGM、HCの下で報奨金制度が行われていたのに対し、スキンズは当時のHCギブス御大もVPセラートはもうチームにいない。(要するに責任を取るべき当事者がいない)

2 セインツはGMもHCも報奨金制度の存在を知りながら、止めさせなかった。これに対し、スキンズのギブス御大は存在自体を知らなかった。(HCが知らなかったというのは不自然な気もしますが、ワシントン・ポストの取材に応じた選手の大半はHCは知らなかったはずだと証言しており、大規模に行われていたセインツに比べ、スキンズでは小規模かつ隠密に行われていた感じです)

3 スキンズの報奨金制度は、相手をケガさせて退場させる「キル・ショット」よりも、ターンオーバーやサックなどビッグプレーに比重が置かれていて、悪質さの程度はセインツに比べて低い。

4 スキンズの報奨金制度は、練習時間への遅刻などで集めた罰金を再配分していたのに対し、セインツの報奨金は外部やグレッグ・ウィリアムスのポケットマネーから出ていて、「ボーナス」の色彩が濃い。

 NFLはセインツの調査に2年くらいかけており、もしスキンズの調査を行ったとしても、そんなにすぐには結論が出ないんじゃないかと勝手に思ってます。なので、今年のドラフト前に処分は下りないんじゃないかと。RG3獲りを狙っている今年のドラフト指名権が剥奪されたら大変なことになりますが、とりあえず今年はセーフではないかと予想。あくまで私見ですが。

 また、スキンズを調査するなら、JAXやBUF、TENなど、グレッグ・ウィリアムスがコーチを務めた歴代チームも調査しなければフェアじゃないと思うんですけど、そのあたりはどうなんでしょうね。

 ちなみにスキンズで報奨金を一番ゲットしていたのは、ショーン・テイラーだったそうです。不謹慎かもしれませんが、テイラーのハードヒットに魅了された僕としては、その内容を読んだ時、思わずニヤリとしてしまいましたw ああ~、テイラーのハードヒット(もちろんクリーンヒットの意味)がもう一度見てみたい。。。

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