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終戦

レッドスキンズ 14―24 シーホークス

 「惜しい」という試合ではなかったような。「力負け」というのが率直なところ。ただ、RG3が1Qにヒザを痛めていなかったら、オフェンスはもっと進んで、もっと競った試合になったろうなとは思います。1Qを除いてスキンズらしいオフェンスができず、消化不良でクヤシイです。

オフェンス
 立ち上がり連続TDで最高の滑り出しを見せたんですが、2つめのTDドライブでRG3がヒザを痛めてから歯車が狂いました。それからというもの、フットワークだけでなく、パスの精度が極端に悪くなりました。2QのINTは、ガーソンが抜け切れていないのに投げてしまった判断ミスですが、アンダースローになってしまったのは、痛めた右足の踏ん張りがきかなかったからではないかと思いました。あの場面、フリーになっていた手前のモーガンに投げて確実にダウン更新すべきでした。

 フットワークが低下しているのに、投げ捨てるべき場面でも無理にエクステンドしようとし、サックを浴びてロスヤードというシーンもありました。戦局を何とか打開したいという気持ちは分かりますが、全体的にボールの持ちすぎで、ちょっと独り相撲になっていたような。早めの判断は来季への課題でしょうね。

 ただ、これはRG3の責任というより、もっと早くカズンズにスイッチしなかったシャナハンに責任があるでしょう。3QにRG3のランプレーで足を引きずりながら走っているのにはショックでした。どう見てもプレーできる状態じゃなかったです。結局、試合終盤にもっとひどいケガを負ってしまいましたし。

 RBモリスは16キャリー、80ヤードといい調子だったんで、もっとラン主体でじりじり攻める展開に持ち込みたかったんですが、要所要所でパスが決まらないとそういう展開にはならないですね。

ディフェンス
 今の守備陣のキャパでできることを最大限やってくれました。ミドルレンジ以降の長いパスはほとんど通さず、セカンダリーはしつこくカバーしていました。また、ウィルソン相手に5サックは立派。足が早いわけではないSダウティーがウィルソンを後ろから必死に追いかけ、サックを決めたシーンは正直感動しました。エンドゾーン間際からターンオーバーも奪いましたし。

 誤算はリンチのランが予想以上にタフだったこと。パスディフェンスは踏ん張っていただけに痛かった。そして、ウィルソンが効果的に繰り出すランがかなりのダメージになりました。派手さはないけど、ウワサ通りミスのない堅実なクオーターバッキングには脱帽です。


 いや~、とうとう終わっちゃいましたね~。地区優勝でかなり満足していたとはいえ、やっぱり負けるとクヤシイし、寂しい。来シーズンの開幕は9月か~、長いなあ。ドラフト1巡指名権がないのでモックドラフトも楽しめないし、このオフ、どう過ごしたらいいのやら。

 RG3のヒザの状態は分かりませんが、試合終了後の歩き方を見る限り、重症ではないという印象を受けました。オフにじっくり治してほしいです。

 負けん気の強いRG3ですから、同じルーキーのウィルソンに負けたことに強烈な悔しさを感じていることでしょう。この屈辱をバネに、また一段と成長してほしいです。

 RG3、モリスを筆頭に多くの若手選手が成長しており、スキンズの未来は明るいです。希望を感じてオフを迎えられるのも久しぶり。ホントに素晴らしい、楽しい、興奮に満ちたシーズンでした。選手たちにありがとうと言いたいです。