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W7結果 まさかの大逆転劇

 前半、0-24になった時は、貴重な日曜日にこんなクソゲーム見せんじゃねー、と憤慨したんですが、まさかまさかの結果に。前半でテレビ消したファンも多いと思うぞ。

スキンズ 31-30 バッカニアーズ

勝負の分かれ目その1:オンサイドキック
 24点ビハインドを本当に追いつこうと思ったら、どこかでオンサイドキックを決めてモメンタムをつかむ必要があると思いながら見ていました。ワタシは後半最初のキックオフでやるのでは、と予想していたのですが、使ったのは後半2回目のキックオフ。その前のTDドライブで14-24になり、残り時間もたっぷりあり、リスクを冒す場面ではなかっただけに、ワタシも完全に意表を突かれました。相手も無警戒だったようで、見事に決まりました。この後、TDドライブが完成して一気に3点差になり、流れをつかみました。グルーデン、GJ!

勝負の分かれ目その2:1st&ゴールをFGで切り抜ける
 試合残り時間4分くらいの場面でしたかね、TBのRBダグ・マーチンのビッグランが出て1st&ゴール(自陣5ヤード)となった時はさすがにもう観念しました。3点ビハインドでさらにTDを奪われたらゲームオーバー。ところが、ここでランを3本止め、FGで切り抜けました。6点差で最後のドライブに望みをつなげました。この日の守備陣はランもパスも悲惨だったけど、この守備だけで全部許しちゃいます。

勝負の分かれ目その3:美しすぎるプレーコール
 最後のカズンズからTEリードへのTDパス、しびれた~。左サイドにレシーバーを4人並べ、右サイドをリードと相手セカンダリーの1対1にして、リードが見事にぶちぬいて大逆転劇が完成。見事なプレーコールで、勝負所のために取っておいた最後の1手、そんな感じでしたね。脳震盪から復帰したリードは試合を通じてキレキレ(11キャッチ!)。1対1だと誰も止められないです。予想以上にリードの復帰はでかかったです。

今日のカズンズ
 33-40(82.5%)、3TD、0INT、RTG124.7。久しぶりにノーミスデー。コントロールがぶれる場面が時々ありましたが、レシーバー陣がうまくキャッチしてくれて助けられました。圧巻だったのは、最後のドライブでの落ち着きぶり。メンタル面ではPHI戦での逆転ドライブで一皮むけましたかねー。

ディフェンス
 ランもパスも止められない悲惨な内容。ランは1列目を抜けると、10ヤード、20ヤードが平気で出ちゃう。ウチのLB陣は相手のブロックに簡単に取られすぎじゃないですかねー。

 相手レシーバー陣はVジャクソン、Lマーフィーが負傷離脱し、マイク・エバンスさえ抑えればいい、という展開の中で、エバンスが全く抑えられない! 3rd&ロングのシチュエーションでも必ずエバンスに通され、イライラしっぱなしでした。ジャー二ーマンCBウィル・ブラックモンだけでなく、ライジングスター、ブリーランドまで完敗だったのはちょいとショック。カリバー、ホールが帰ってこないとやっぱりきつい。

 それにしても、ウィンストン、やっぱイイQBでしたねー。エバンスがすごかったのは確かだけど、そこにピンポイントで通せるウィンストンは末恐ろしい。ミドル以降のパスの精度では、もうウチのカズンズより上でしょう。

総評
 グルーデンもカズンズも首の皮がつながりました。この試合負けていたら、シーズン終了後に2人まとめてサヨウナラになっていたでしょうね。24点差を逆転したことで、2人に対する批判はリスペクトに一転し、グルーデンーカズンズ体制の求心力が一気に高まった気がします。

 何にしろ、イイものを見せてもらいました。24点差の逆転劇なんて一生に一度お目にかかれるかどうかでしょう。3勝4敗と大した成績じゃないけど、今年は見ていて楽しい。今までが悲惨すぎただけなんですけどねー。




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コメント 8

てつ

いや~しびれました!前半見ている時は、このまま後半どうなるだろうと怖かったですが、最初のTDで、もしかしたらちょっとはやってくれるかもとテレビを消さずにすみました。

勝負の分かれ目その2の時に、ブリーランドがハムを痛めながらも逆サイドから激走してタックルでRBを止めたのも大きかったですね。あれがなかったら、ジエンドでしたね。

話によると21点以上離されてからの逆転勝ちはチーム史上初とのこと。情けないのか何なのか良く分かりませんが、一生に一度観られるかどうかというのは本当だと思います。これで気持ち良くバイですね。負けてたら、と考えると恐ろしい。。。
by てつ (2015-10-27 10:16) 

ソフィア

試合が終わって丸2日経ちましたが、まだ余韻に浸っていますw こんなにイイ気分でバイに入れるのは記憶にないです。

確かにブリーランドが止めていなければ終わってましたね。あそこまで走られて腹が立ちましたけど、あそこで止まったことを喜ばないといけなかったですね。
by ソフィア (2015-10-28 05:46) 

u-dai

前半、うとうとしながらも17点取られた時点で、負け、それも圧倒的負けを確信し、眠りにつきました。

朝起きてびっくり、いったいどういうことなんだ、と思うととともに、カズンズのスタッツを見て、自分の審美眼もまったくあてにならないなぁ、と思った次第です(良い方に転んだのでいいことですが(笑))

どこかのタイミングでじっくり、ミラクルな後半を見ようと思います!

いずれにしても、この勢いで一気に行って欲しいですね!
by u-dai (2015-10-28 08:22) 

ソフィア

深夜観戦の日本でしたら0-17の時点で普通寝ちゃいますよね。こんな展開の試合、月曜日の仕事に悪影響が及ぶことを覚悟して最後まで見る気になれませんもん。

この試合のu-daiさんのカズンズ評、ぜひ聞かせてください(皮肉で言っているわけではなく、純粋に何が良かったのか知りたいのです)。過去数試合に比べ、ミドルのパスの落としどころが格段に良かったように見えました。ロングは1本も投げていないので課題が克服された、と手放しで喜べる状況ではありませんが、デショーンが復帰すればもっとやれそうな期待感は感じました。
by ソフィア (2015-10-28 11:18) 

riggins44

とにかく、カズンズが良いところを見せてれて何よりです。1回位では安心できませんが、それでもまたINT連発も覚悟していたのでホッとしております。これだけの点差を逆転したのはチーム史上初らしいのですが、本当でしょうか?強かった頃はこの位軽く逆転できるだろう、と思いましたが、良く考えたらその頃はこの位の点差をつけて勝ってたんだな。
by riggins44 (2015-10-29 00:39) 

ソフィア

この点差での逆転勝利はフランチャイズ史上初めてだそうです。おっしゃる通り、強かった時代は試合序盤にこんな大差をつけられること自体あまりなかったでしょうから、今回の逆転勝利が強さを示すものなのかどうかはちょっと微妙でしょうね。
by ソフィア (2015-10-29 05:41) 

タカ

バージニア南部に駐在してる者です。二年前にアメリカ人の友人に試合に連れて行ってもらってレッドスキンズのファンになってからアメフトを勉強しておりますが、いつもこのブログにおせわになっております。
個人的にはRBモリスが好きで、今年の不調は悲しいばかりですが、レッドスキンズがスーパーボウルを征する日を夢見て応援し続けたいと思います。モリスのTDをまずは見たいです。

by タカ (2015-10-30 12:50) 

ソフィア

バージニア南部にお住まいですか。リッチモンドとかそちらのほうでしょうか。
モリスの状況はほんと寂しいですね。FAになる来期もチームにいる確率はかなり低くなってきましたが、ウチでもう一花咲かしてもらいたいです。あのTDセレブレーションを今年1度も見られない、ということはないと思うのですが。。。
by ソフィア (2015-10-31 00:02) 

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