SSブログ

2011敗因を考える(下)

 プレーオフNO対SF戦のラスト5分、シビレました。特に最後のバーノン・デービスへのTDが決まった時は、興奮しすぎてソファをバコバコぶっ叩いていました。NFL観戦歴は6~7年と短い僕ですが、あのラスト5分は自分が観た試合の中ではベストです。

 さて、スキンズですが、TBのHCをクビになったラリーム・モリスがDBコーチとして加入することになりました。HCからポジションコーチへの2階級降格のオファーを受けるとは思わなかったので、ちょっと驚きでした。他チームからDC職のオファーはなかったということなんでしょう。モリスのことはよく知らないので、なんとも言えないんですけど、あの若さでHCに起用されたくらいですから、何か持っているんじゃないかと期待しています。特に、今季のDBはメロメロだったので、立て直しに手腕を発揮してほしいです。

 一方、WRコーチのキーナン・マカーデルとSコーチのスティーブ・ジャクソンが退団する方向のようです。交代するのは一部のポジションコーチだけで、2年連続で2ケタ敗北を喫したチームにしては、恐ろしいほど穏やかなコーチ人事ですね。まあ、コーチを代えればいいってもんじゃないんだろうけど。。。個人的には、DCハスレットの能力には限界を感じています。毎度毎度、モバイル系QBにやられまくるのは一体何なのかと。。。

 随分間隔が空いてしまい、もうどうでもいい気分になってきたんですが、一応、2011敗因を考える(下)を終わらせておきます。

敗因3 OLのデプスの薄さ

 スターターだけなら、決して悪くないメンツだったと思います。W2ではあのジョン・マッデンが選ぶ最優秀OLにも選ばれましたし(ほとんど知られていない賞ですが)。特に、LGリクテンスタイガーの成長ぶりはめざましいものがありました。

 ところが、そのリクテンスタイガーがW6で負傷・IR入りしてからOLが転げ落ちるように崩壊。CモンゴメリーをLGに入れ、Cには2年目のクックが入りましたが、ランもパスプロも完全にダメになりました。リクテンスタイガーが離脱したW6から悪夢の6連敗がスタートしましたが、OLの崩壊が大きな要因であることは間違いないです。特に、完封負けをくらったビルズ戦では10サックを献上。

 開幕ロスターにはOLのバックアップを3人入れていましたが、Tが2人とCが1人で、Gはゼロ。これが致命的な失敗だったと思います。もともと、Gに故障者が出た時は、モンゴメリーを回すプランでしたが、モンゴメリーにガードは無理、クックもスターターは無理。このバックアッププランのお粗末さはひどすぎました。

 結局、モンゴメリーをCに戻し、PSから昇格させたルーキーのハートをLGに使うことで、シーズン終盤はOLが幾分立ち直りましたけど、時既に遅しでした。

 補強したけど、思うような働きをしてくれなかった、というなら、しゃーないと思えるけど、OLデプスの薄さは不作為によるものなので、腹が立ちます。

敗因4 セカンダリー

 ドラフトでOLBケリガン、FAでNTコーフィールド、DEボーウェンを補強し、フロントセブンはかなりグレードアップしたのに、ディフェンスが今一歩だったのはセカンダリーの弱さが響いた気がします。

 以前からCBホールのマークは甘いと言われ続けてきましたが、今季はINTが少なかったせいか、マークの甘さが余計目立った気がします。ビッグプレーを何度献上したことか。FA新加入のジョシュ・ウィルソンもごく平均的なCBという印象しかなかったです。3番手CBバーンズも今一歩でした。

 さらに悲惨だったのがS。当初はランドリーとアトーグウェのコンビはリーグ屈指かと思ってたんですが、2人ともケガに悩まされ続け、本領を発揮できないまま、シーズンが終わりました。ベテランのダウティー、ルーキーのゴームズでは明らかに力不足でした。

 個人的には、QBの次に優先順位の高いポジションはCBだと思っています。