SSブログ

ドラフト、本当はQBが欲しかった?

 最近のスキンズ絡みの話題は、当然ながら「ベックスターター説」がトップです。昨日はワシントン・タイムズ紙、今日はワシントン・ポスト紙のコラムニストが論評していました。ともに「そのギャンブル、危ないんじゃね~の」って感じでした。

 コラムも書いていましたが、MIA、BALから見捨てられたのは、使えないってことじゃないの?、という指摘も多いです。確かに使える選手をBALのオジーがタダ同然でトレードするとは思えないですからねえ。

 個人的には、ベックにチャンスを与えることには賛成です。ただ、ギャンブルがうまくいかなかった場合に備えて、プランBを用意しておいた方がいいですね。ぐろすまんをキープしつつ、ベテランをもう1人、FAで引っ張ってくる必要があります。

 さて、本題に入りたいのですが、スキンズウォッチャーのリッチ・タンドラー氏は、シャナハンはドラフトで本当はQBが欲しかったと書いています。タンドラー氏の見方はこんな感じです。

 シャナハンは本当は1-10でジェイク・ロッカーを獲りたかった。だけと、1-8でTENに獲られちゃったから、プランBとしてトレードダウンし、1-16でクリスチャン・ポンダーを獲るつもりだった。しかし、ポンダーは1-12でMINに獲られてしまい、トレードダウンは裏目に出た。。。

 この指摘を読んだとき、ロッカーが欲しかったのは分かるけど、「1巡中位でポンダー? まっさか~」と思いました。しかし、mentaiさんとこのブログで知ったんですが、「モック王」のダラスモーニングニュースのリック・ゴセリンが、1-10でWASのポンダー指名を予想していたそうです。今年のドラフトの流れを見事に当てたゴリセンがそう予想しているので、スキンズは実際にポンダーに関心を持っていて、ゴリセンはその情報をキャッチしていたんだと思います。

 ロッカー、ポンダー以外に、ダルトンやケイパーニック、マレットなんかが残っていたのに、スルーしたのは、

 ロッカー>ポンダー>ベック>ダルトン&ケイパーニック&マレット

 という序列がシャナハンの中であったのかもしれません。「ロッカー、ポンダー以外なら意味ねえ」と。あくまで僕の勝手な推測ですが。

 シャナハンのベック絶賛発言は何だったのか、ということになりますが、①シャナハンはベックを心底信用していて、もともとドラフトでQBを獲るつもりはなかった、②トレードダウンが裏目に出て、意中のQBを取り損なった失敗のエクスキューズとしてベックを称賛した――のどちらかでしょうね。

 ただ、シャナハン親子がベックを信頼しているのは間違いないようです。特に、ベックの練習熱心なところを気に入っているらしく、その意味で、精神的にムラのあるVYをシャナハンが獲りにいくはずがない、との指摘もあります。

 あと、ロックアウトの影響でスケジュールがずれ込んでいることも、影響したかもしれません。1巡でQBを指名しても、開幕スターターには間に合わない、と。

 スケジュールがさらにずれ込むと、FAでベテランを連れてきても間に合わせるのは大変でしょうから、今季のスターターはぐろすまんかベックでほぼ間違いないように思います。個人的にはVYも捨てがたいんですけど。

アンダーアーマーTOPページにリンク 2011春夏(パナソニックラグビー部山田選手フェース)125×125