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『開幕直前!NFL順位予想大会 2011』 スキンズ戦力分析

 DETファンブログのチュルさんが、27日に開く『開幕直前!NFL順位予想大会 2011』に向け、各チームの戦力分析を募集されているので、スキンズの分析を大雑把にやってみたいと思います。人によって見方は違うかと思いますが、そこらへんはご容赦を。

オフェンス

 フランチャイズQBと期待されていたマクナブは1年でカット。ドラフト、FAでもQBは補強せず、先発QBは“セクシー・レクシー”グロスマンと“ジャーニーマン”ジョン・ベックという、超マイナーな争いに。が、2人ともプレシーズンでは好調。シャナハン親子が期待するベックはプレ2戦目で、14/17、140ヤードと活躍し、開幕先発へ猛アピール。ベック、もしかしたらイケるかも。

 RBは、エースとして君臨していたクリントン・ポーティスをカット。ARIからトレードでティム・ハイタワー、ドラフトでは4巡でロイ・ヘルー(ネブラスカ大)を獲得。2人ともシャナハンのゾーンブロッキングのスキームと相性がいい感じで、プレシーズンでは絶好調。これに去年ブレークしたライアン・トゥレインが加わるので、ウィークポイントだったRBが、ストロングポイントになりそうな予感。

 OLは、長年最大の弱点であり続けているが、FAでスタータークラスの獲得はRGクリス・チェスターのみ。ドラフトでもほとんど補強せず。ただ、去年のドラフト1巡4位で加入したLTトレント・ウィリアムスの成長、RTジャマール・ブラウンのコンディションの回復、顔触れがほとんど変わらないことによる連携の向上など、地味だけど総合的な上積みは確実。プレシーズンではOLのランブロックが良く、RB陣のビッグランをお膳立て。ただ、パスプロは依然不安材料。

 WRは依然、リーグ最弱レベルかも。ただ、FAだったエース、サンタナ・モスが残留したことに加え、DENからトレードでジャバー・ギャフニーが加入したことで、安定感が格段に向上。これに加え、去年ブレークしたアンソニー・アームストロングとルーキーの成長が加われば、去年よりははるかにいいユニットになりそう。

ディフェンス

 昨シーズン、3-4を導入し、喪失ヤード31位と守備陣が崩壊。このため、今オフはドラフト、FAで超貧弱だったフロントセブンの補強に資源を傾注。ドラフト1巡でOLBライアン・ケリガン(パデュー大)、2巡でDEジャービス・ジェンキンス(クリムゾン大)を指名。FAでは、NTバリー・コーフィールド(前NYG)、DEスティーブン・ボーウェン(前DAL)を獲得。3-4向きのパーソネルが揃ってきたので、去年よりはるかにシステムが機能しそう。プレシーズンでもその兆候はある。

 弱点になりそうなのがDB陣。プロボウルCBホールは「ゆるく守ってINTを狙う」が身上。ビッグプレーは多いけど、マークがゆるすぎ。FAでBALから新加入のCBジョシュ・ウィルソンも未知数。Sラロン・ランドリーは去年から続くアキレス腱の故障で、開幕に間に合うかどうかギリギリな感じ。ただ、ラムズからFSアトーグェが加入するなど、DB陣のメンツ自体はなかなかなので、フロントセブンが相手QBにプレッシャーをかけられれば、DB陣はいい仕事するような気も。

総括

 スキンズ浮沈のカギを握るのは、やっぱりベック。彼がブレークできるかどうかで、勝ち星の数が随分変わってきそう。

 プレーオフ争いする実力はまだ足りない気はする。でも、プレシーズン1、2戦で、獲得ヤード数、喪失ヤード数で、なんとスキンズが両方リーグトップだとか(!)。これはもしかして、もしかして。。。

 『開幕直前!NFL順位予想大会 2011』にご参加予定の皆さん(ネット参加も含め)、スキンズはギャンブルするには意外と面白いチームだと思うので、ぜひいかがでせう。
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