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ビミョーな2015年FA組

 GMマクルーエンは就任1年目の昨年、ドラフトでビシバシ当たりを引き、シーズン開幕後も怪我人の代役で拾ってきたストリートFAたちが軒並みいぶし銀の活躍をするというウチ的には奇跡ともいえる働きをしてくれました。が、開幕前に高いサラリーを払ってきて連れてきたFA選手は必ずしも当たり連発ではなかったです。やっぱFAでチームを強くするのって難しいっすねー。てことで、2015年FA組の総括をば。

NTテランス・ナイトン(1年4.5ミリオン)
 出場15 先発15 29タックル、1.5サック
 置き石型NTとして予想以上でも予想以下でもないほぼ想定通りのパフォーマンス。ナイトンの加入が決まった時はサラリー安いなーって喜んだけど、2ダウンプレーヤーにこの金額はまあ適正なのかなと分かってきました。同じくらいのサラリーで契約延長お願いします。

DEリッキー・ジャン・フランソワ(3年9ミリオン)
 出場16 先発1 25タックル、2サック
 去年のFA組で一番の当たりだと思うのがこの人。DLのローテーション要員としては十分すぎますね。かなりお得な買い物。個人的には出場機会をもっと増やしてあげてほしいと思うくらい。プレーだけでなく、キャラも最高。特にサック後のダンスが笑える。

DEスティーブン・パエア(5年21ミリオン)
 出場11 先発1 19タックル、1.5サック、1FF
 完全に期待ハズレ。それなりのサラリーなので、スターター級の活躍は当然と思っていたら、DLローテーションの5、6番手。基本的にパワー不足に見えます。CHI時代の前年、6サックを記録したのは何だったんだ。

CBクリス・カリバー(4年32ミリオン)
 出場6 先発6 16タックル
 ケガに悩まされ続け、最後はACL、MCL断裂でシーズンエンドという悲惨なシーズン。気の毒な面はあったにせよ、出場していた試合も軽々とパスを通されるシーンが多く、とてもじゃないけどサラリーに見合う働きではなかったです。カリバーがIR入りしてからパスカバーは良くなったというのがなんとも。ヒザの靭帯2本切って、来季どこまでやれるのかなあー。

Sジェロン・ジョンソン(2年2.5ミリオン)
 出場14 先発2 20タックル
 スターター候補と言われて加入した割にははっきり言って平均以下の選手。サラリーが安いので文句は言えないけど。


 超高額FAは避け、中堅クラスを狙っていったのはいい戦略だと思って歓迎したけど、結果はビミョーな内容。中堅クラスのFA選手って、基本的に前の所属チームから再契約を見送られてFA市場に出てくるケースが多いので、そもそも大活躍を期待するのがいけないのかなあ。FA補強の価値を否定するわけではないけど、やっぱりドラフト指名した生え抜き選手を育てて再契約していく、そういう好循環つくりだしたいですねえ。

 最近のウォール・ストリート・ジャーナルに、FAに興味ないパッカーズはロースター53人のうち他チームでドラフト指名された選手は2人だけって書いてあったけど、ホントっすか。FAに頼ることが当たり前のウチからすると、ちょっと信じられない。

 ウチはFAをスルーできるようなチームではないので、今年もFA市場でそれなりに動くでしょう。マクルーエンが高額FAに手を出すとは思えないので、今年も中堅クラスをリーズナブルな契約で狙っていくんじゃないかと予想します。




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コメント 4

ゴン

初めまして、いつも拝見させていただいています。パッカーズファンの者です。

驚かれるのも無理はありませんが、本当なんですよ。ここ2~3年、他チームで出場経験のあるのは3人くらい、という状況が続いています。

うちのGMテッド・トンプソンと言えば、とにかくFAではほとんど動きません(だから3月がヒマでヒマで・・・)。
ドラフトも、今はそうでもありませんが、徹底したBPA重視でした(だって就任して最初の指名がアーロン・ロジャースですからね・・・ファーヴ全盛のあの頃に)。
こういうやり方は実績を挙げるのに時間がかかので、就任から数年間は、ファンの間での評判は非常に悪かったです。
しかしこのやり方で地道に力をつけてきたのもまた確かで、気が付けば大半が生え抜きという状況になっておりました。

因みに彼はロン・ウルフ門下で、1992年から1999年までGBでスカウト・人事部長、2000年にホルムグレンと一緒にSEAへ行って副社長、2005年にGBのGMに就任して現在に至ります。
お気づきと思いますが、マクルーエンGMとはずっと一緒にやってきた間柄で、こちらのブログを拝見していても、チーム構築の方針は非常によく似通っているように思われます。
たぶん、マクルーエン体制も最初のうちはファンに辛抱を強いることが多いだろうと思います。しかし、我慢を重ねた先に、簡単に崩れない強豪チームが出来上がるだろう、とも思っています。

by ゴン (2016-01-19 23:14) 

ソフィア

 ゴンさん、いろいろ教えていただきありがとうございます。ロースターのほぼ全員が生え抜きというのは本当なんですね。仮に毎年10人のドラフティー&UDFAがロースター入りしたとしても、50人になるには5年かかります。ドラフティーの中にはハズレもいるだろうし、ルーキー契約満了で移籍する選手もいるだろうし。生え抜きだけでチームを構成するすることが可能だなんて、ワタシには想像もつきません。

 マクルーエンがGBでスカウトのキャリアをスタートさせ、いまもGBスタイルを信奉していることは知っていましたが、テッド・トンプソンと同じ時期に仕事をしていたんですね。マクルーエンがウチのGMに就任した時、テッド・トンプソンの部下を引っこ抜こうとして断られたというのを読んだ記憶があります。トンプソンのスタイルは、マクルーエンの理想像なのかもしれませんね。

>マクルーエン体制も最初のうちはファンに辛抱を強いることが多いだろうと思います。
 実はそれは全くないんです。そもそもウチのチームにはずっとまともなGMがおらず、チーム編成に一貫したポリシーが存在しませんでした。なので、しっかりしたキャリアを持つGMが来てくれただけで大歓迎。FA、ドラフトでの堅実な動きを見て、ほとんどのファンがすぐに「コイツはできる」と分かりました。しかも、就任1年目から地区優勝したことで、マクルーエンは絶大な信頼、求心力を手に入れたように見えます。ワタシも一ファンとして、有能なGMいるというだけで、こんなに心強いことはないとつくづく感じています。
by ソフィア (2016-01-20 10:39) 

Andrew mLuck

こんにちわ、コルツファンのmLuckです。

タイミングずれてますが、RJF(リッキー・ジャン・フランソワ)の名前を見つけて嬉しかったのでコメントします。
残って欲しい選手だったんですが、カットした場合のキャップセーブが結講大きかったんですよね。。
戦力としてだけでなく、ロッカールームのムードメーカーだったので、彼がいなくなったのは私含め多くのコルツファンが残念だったと思います。(ご存知かもしれませんが)我がコルツはごたごたしまして、こういう陽性の選手は必要だったかなあとマジで思ったりw
RJFが新天地で元気にやってるのがわかって何よりです。ますます活躍しますように!
by Andrew mLuck (2016-01-31 17:28) 

ソフィア

IND時代のサラリー4年22ミリオンだと、確かにちょっとオーバーペイで、キャップセーブで切らざるを得なかったことは理解できました。ウチとしてはいい選手をリーズナブルな価格で拾えたという感覚でいっぱいです。RG3が叩かれていた時期、誰よりもRG3を擁護していたのがRJFでした。ネガティブな話題からRG3を守ろうとする姿勢が伝わってきて、ちょっと感動したのを覚えています。ひたすらポジティブシンキングな兄貴的存在という感じで、今年大きく向上したロッカールームのまとまりに貢献してくれたのは間違いないです。陽性キャラって貴重ですねー。
by ソフィア (2016-02-01 11:52) 

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