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ポスト紙特集号表紙&ロースタームーブ

 ワシントン・ポストは毎年、レギュラーシーズン開幕直前に、レッドスキンズ&NFL特集号を出します。毎年、表紙のイラストを楽しみにしているんですけど(過去には日本人デザイナーも担当)、今年の表紙にはイラストがありませんでした。代わりに、表紙にはこう書かれていました。

RESET.
REBUILD.
REJECT.



REPEAT.

 スナイダーがオーナーになってからのスキンズは、リセット、リビルド、リジェクト、これをリピートしている、という指摘です。まさにその通りですね。そして、最後はこの一文で締めくくられていました。

Your Turn, Scot.

 ScotとはGMマクルーエンのこと。「次は君の番だ、マクルーエン君。君にリセット、リビルド、リジェクトの呪いを断ち切れるかね。お手並み拝見だ」てな感じでしょうか。どんな年でも開幕前はそれなりにテンションが上がるものですが、イラストのない無機質な表紙からは「こんなチーム、応援する価値もねえ」みたいな雰囲気が漂ってきます。

 今年はそんなに悪い材料ばかりではないと思うんですけど、毎年、期待しては裏切られる、の繰り返しですからねー。過度にネガティブになりたくなるのはよ~く分かります。期待した分だけガッカリ感が大きいので、ワタシも今年はあまり感情移入しすぎないよう、ぬる~く見守るつもりです。

 ただ、パワーランキングでスキンズが最下位になっているのはちょっとびっくり。ついにここまで落ちぶれたかと少々衝撃を受けました。戦力的にそんなにひどいかな~。RG3の脳震盪騒動で今年もダメだろ、みたいな評価になったのは理解できるけど、オフに攻守のラインを補強したし、QBもカズンズに代わったことはむしろ戦力アップだと思うんですけどね~。

 それでも、どん底からの出発ということで、失うものが何もない状態は逆に気楽。選手たちも見返してやるぜ、っていう気持ちになるだろうし。毎試合、アップセットを狙いにいくメンタリティーで行きましょう!

 トランザクション情報を最後に。2人しかいなかったTEにアンソニー・マッコイという選手を加えました。2010年からSEAでプレーしてましたが、過去2シーズンはともにアキレス腱断裂で試合に出場していません。SEA産なので、マクルーエンがその実力を把握した上での獲得なんだろうけど、こういう選手はキャンプ中にロースターに加えておけばいいのに。マクルーエンは最終ロースターカットで有能なTEがウエイバーにかけられるのを狙っていたんだろうけど、いい選手がカットされず、苦肉の策としてこの選手を連れてきた、そんな印象です。

 マッコイのロースター枠を空けるために、CBデシャーザー・エベレットがリリースされ、エベレットはPS入りしました。PSは以下の10人です。

RB Trey Williams
FB Ray Agnew
OT Takoby Cofield
TE Je'Ron Hamm
DE Corey Crawford
DE Ryan Delaire
LB Houston Bates
LB Terrance Plummer
CB Quinton Dunbar
CB Deshazor Everett

 10人中8人がウチにいた選手でだいたい順当な顔触れ。ワタシのイチオシ、ヒューストン・ベイツはクレームされず、無事PSに落ち着きました。キャンプ中にWRからCBに転向したクイントン・ダンバーもPSに。

 ドラ6エバン・スペンサーはプレ3戦目に脳震盪を負い、IRに入れると言われていましたが、Injury settlementとなりました。これでスペンサーはFAに。Injury settlementの場合、チームはその選手を最低6週間はロースター・PSに入れることができないらしく、基本的に決別ということになります。

 スペンサーの他に、ドラ6CBテヴィン・ミッチェルがキャンプ中にINDにクレームされ、ドラ7Cオースティン・ライターも最終ロースターカットでリリースした後、PSに入れませんでした。てことで、今年のドラフティー10人のうち、早くも3人が消えました。マクルーエンには下位指名選手をビシバシ当てるSEA流ドラフトを期待していたので、ちょっと残念な結果です。