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期待の生え抜き若手4人

 本題に入る前に最近のトランザクションをさらっと。

 IN  OLBエベレット・ブラウン
     DE ジェイク・マクドノー
 OUT CB コートニー・ブリジェット(UDFA)

 ブラウンは数年前のドラフトで高く評価されていたパスラッシャーと記憶してますが、NFLでは鳴かず飛ばずだったようで。試合経験はそれなりにあるので、主力に怪我人が出た時の保険でしょう。マクドノーは去年、コルツのPSやアリーナなどをさまよったジャーニーマン。ブリジェットは6-3のサイズが首脳陣に気に入られてましたが、肩を負傷したらしくIR入り。

 さて、個人的に今季ブレークするんじゃないかと期待している若手4選手を紹介したいと思います。

TEジョーダン・リード(2013年ドラ3)
 昨年のドラフトで「TEはニーズじゃなかったけど、スルーできなかった」と、ごり押し指名したシャナハンの置きみやげ。もはや活躍を期待するというレベルではなく、活躍して当然、問題はプロボウルに行けるかどうか、という次元の選手。今年はガーソン、デショーン、ロバーツと有能なレシーバーが揃っているので、スタッツ的にはあまり伸びないかもしれないけど、RG3のホットターゲットになるのは間違いなしです。唯一の懸念材料は脳震盪。

CBデービッド・アマーソン(2013年ドラ2)
 ルーキーイヤーの去年は3番手CBで修業を積み、今年はスターターとして飛躍する予定。去年はスピードのあるレシーバーに簡単に抜かれるシーンが結構ありましたが、視線など技術に問題があったようです。もともと身体能力は抜群なので、経験と技術をアップさせれば、相当伸びるとワタシは見ています。実際、「今年はやりそう」という番記者の記事をあちこちで見かけますし。また、去年に比べて胸板が分厚くなったように見え、オフにしっかりトレーニングしていたんじゃないかと。今年はカレッジでシーズン13INTを記録した超ボールホークっぷりを発揮して、大ブレイクするんじゃないかと勝手に妄想しておりますw

ILBキーナン・ロビンソン(2012年ドラ4)
 大先生の後継者と言われながら、過去2シーズン、胸筋断裂でろくにプレーしてません。個人的にはもう終わった選手、と思っていたんですが、コーチ陣の期待は全く揺らいでおらず、いきなりファーストチームに入れています。ロビンソンの魅力はパスカバーができるスピード。フロントセブンのスピード不足がディフェンスの弱点だとずっと思っていたので、ロビンソンがスターターに定着してくれたら心強い限り。ランディフェンスが今一歩らしいですが。

OLBトレント・マーフィー(今年のドラ2)
 キャンプでは早くフィールドに来て、遅くまで残るという練習の虫。ルーキーでありながら、既にプレーブックをほぼ覚えてしまったとか。身体能力の高いセクシーな選手ではないけど、このハードワーカーがチームに貢献しないはずがないです。オラクポとケリガンという不動のスターターがいて、マーフィーをどういう使い方をするのか見えてこないのですが、パスシチュエーションでは3人を同時投入することも考えているようです。最近リリースされたブランドン・ジェンキンスとは違い、STでも貢献できるとのこと。
スキンズ 17―23 レイブンズ

今日のRG3 5/8、20ヤード、1INT
 全くダメ。さっぱりダメ。後半の最初のドライブまで出場してパス20ヤードって何よ。プレ3試合でファーストチームのTDはありません。

 OLが押し込まれている影響もあるんだろうけど、あのドタバタなポケットワークはなんなんだろう。ターゲットがまるで見えていない感じだし、パスを出すタイミングが遅い場面も多い。インターセプトされたパスも、ターゲットはカバーされていた上、投げ方がヒドイ。パスのフォームが全体的に崩れているような。

 今日はさすがに無理なスクランブルはしなかったけど、投げ捨てりゃいいのにそのままサイドラインに走ってわざわざロスヤードにするのは唖然としました。

 正直、全ての面で昨シーズンより悪くなっている印象を受けます。レシーバー陣はリーグ屈指の陣容になったけど、QBがこれじゃ完全に宝の持ち腐れ。ヤバイですね~、これは。

 RG3が開幕までに覚醒して別人のようにバシバシパスを決める、という淡い期待を持ちたくなるけど、その可能性は限りなく低そう。控えのカズンズも必ずしもシャープじゃないけど、少なくともRG3よりははるかに前に進む感覚があります。シーズン途中にカズンズにスイッチ、という恐ろしいシナリオもあり得る気がしてきました。。。

ディフェンス
 前半最後の2ミニッツをTDではなくFGで抑えられたら良かったんですが、それでもかなりイイ内容。とにかく相手QBに終始プレッシャーを掛け続けることができていたのがスバラシイ。

 ヒザの手術を出遅れていた新戦力ジェイソン・ハッチャーはプレ初出場でしたが、インサイドをぶち抜いてサックを記録。さすが。ずっと課題だったインサイドのパスラッシュに希望が見えてきましたねー。

 3年目でスターターに起用されているILBキーナン・ロビンソンも動きがシャープ。大先生の穴は埋まりそうな雰囲気。

 全体的にハードヒットが多く、フィジカル重視の方針が浸透している印象を受けました。特に、クラーク&メリウェザーのベテランSコンビがフィジカルっぷりはすごいですなあ。若手にとって本当にイイお手本。とにかく去年のようなヘロヘロタックルはだいぶ減りそうだと感じました。

 オフェンスに比べると補強が不十分だったディフェンスは正直期待していなかったんですが、意外とやれるんじゃね、と思えてきました。

若手選手
 今日は目立った若手選手はあまりいなかったですねー。2試合連続のTDレシーブを決めたWRニック・ウィリアムス(去年のUDFA)くらいかな。去年はリターナー以外に使い道がないように見えましたが、レシーバーとしても格段に成長しているのが分かります。見るからに真面目な人柄でストイックに練習してきた雰囲気を感じます。いいスロットレシーバーになれそうなので、PSで残してほしいです。

 ドラ3のGスペンサー・ロングがファーストチームで出てましたね。最初の数分を見逃したので、最初からスターターだったのかは分からないのですが。

 前回の試合でワタシが絶賛したドラ4CBブリーランドは、相手レシーバーに抜かれて21ヤードTDパスを献上。やっぱり甘くないですねえ。