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5巡142位 WRライアン・グラント(トゥレーン大)

 ギリシャ戦ですが、あまりに単調なクリエイティビティのない攻撃に、日本のサッカーは本当に進歩しているのだろうかと思っちゃいました。オランダのツートップのような野性味のある選手って、フィジカル的に日本からは出ないもんなんですかねー。

 で、本題。やっと5巡まできましたよ。

基本情報
 ・Height/Weight: 6-0 / 199 lbs
 ・カンファレンスUSAでファーストチーム2回
 ・2012年 76キャッチ、1149ヤード、6TD
 ・2013年 77キャッチ、1039ヤード、9TD

ハイライト映像


シニアボウルでのドリル


グルーデンの評価(ルーキーミニキャンプで)
“Ryan Grant plays like a 10-year veteran already,” Gruden said. “He’s very smooth, he understands route concepts, he understands depths, how important they are and how to set people up. Easy in and out of breaks, effortlessly. He had a couple drops, but a little nervous I’m sure. But very, very excited to have Ryan and the ability – like I said when we drafted him – to be able to move around outside and inside, I think is going to be a huge benefit for him and he’s going to be a very, very good football player.”

ワタシの勝手な印象
 トゥレーン大が所属するカンファレンスUSAのことをよく知らなかったので、まずはそこからググったんですが、エリア的には南部、SEC、ビッグ12のあたりでしょうか。有名校はないけど、れっきとしたディビジョンⅠなんですね。

 そのカンファレンスUSAを代表するスターレシーバーだったのがグラント。ハイライト映像ではビッグプレーを連発しています。ただ、カンファレンスUSAのレベルが高くないせいか、全体的にプレーがもっさりしていて、どこまでスゴイ選手なのかよく分かりませぬ。

 コンバインでは40ヤード4.64秒と、レシーバーとしては相当遅いです。それでもカレッジで見事な成績を残せたのは、高いキャッチ力と正確なルートランのおかげ、というのが専らの評価。グルーデンも「10年目のベテラン選手のようだ」とベタ褒めです。WRはニーズじゃなかったのに5巡で指名したのは、グルーデンがどうしても撮って欲しいとフロントにお願いしていたからじゃないかと。

 40ヤードは遅いですが、スリーコンドリルではWRでは4位の数字。また、シニアボウルの映像でも分かるように、フットワークは良さそうに見えます。

 レシーバー陣には現在、エースのガーソン、新加入のデショーン、ロバーツがおり、4~5番手の座を大ベテランのサンタナ・モス、4年目のハンカーソン、ロビンソンと争うという立場。グルーデンのベタ褒めぶりからすると、よっぽどのことがない限り、開幕ロスターは確定でしょう。

 とりあえずは、フィジカルを強化することが先決じゃないかと。それでも、スピードはないけど、キャッチ力とルートランで勝負という選手がどこまでやれるのか興味津々デス。