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ドラフト3日目

 6巡以下はPS候補と思っているので、何とかSを5巡までにと思って迎えた3日目。その5巡が一番指名して欲しくなかったWRだったため、気が萎えちゃいました。S願望が強すぎましたかね。あと、6巡をトレードダウンして7巡が2つになりました。

4巡102位 CB Bashaud Breeland(クリムゾン)
 CBはどこかで取って欲しかったので、この指名は素直に「うん、うん」と受け止められました。3日目指名選手の映像はまだ誰も見ていないので何とも言えないのですが、2~3巡の可能性もあった選手なので、いいんじゃないでしょうか。もう11カ月の娘さんがいるらしく、アレンGMが求める「ハングリーさ」を持っているはずw

5巡142位 WRライアン・グラント(トゥレーン)
 エースのガーソンがいて、FAでデショーンとロバーツを獲得して、3年目のハンカーソンとロビンソンがいて、大ベテランのモスがいて、まだレシーバー獲るのかと、正直、かなりのショックを受けました。スキンズに限りませんが、どのチームもどうしてこう素直にニーズを埋めないのか。不思議だ。これがドラフトの醍醐味なんだろうけど。。

 とはいえ、意外と面白そうなレシーバーであることも事実。コンバインでは40ヤード4.63というレシーバーとは思えない鈍足を披露(ワークアウトでは4.53)。それでも2年連続1000ヤードを記録できたのは、抜群のキャッチ力のおかげという話です。キャッチはイマイチだけどスピード重視のシャナハン時代とは全く逆のトレンド。うまく育ってくれたら面白い存在になるかも。ハンカーソンとロビンソンは構想外のような雰囲気になってきたなあ。

6巡186位 RB Lache Seastrunk(ベイラー)
 予想通りRB来ましたね~。本当は3巡78位を使って、トレイ・メイソン(オーバーン)かチャールズ・シムズ(ウエストバージニア)を獲りたかったみたいだけど、2人とも手前で消えちゃいました。その代わりに指名されたのがこの人。

 サードダウンバックを指名したんだろうと思って、この選手のスタッツを見たらビックリ。昨シーズン、ラッシングで1200ヤード近くも走っているのに、パスキャッチはゼロ。ゼロですよ。こんなん、普通、あり得んでしょ。ベイラー大のオフェンスはRBにパスしないそうです。それでも、コンバインでパスキャッチもできることが分かり、指名に踏み切ったようです。40ヤード4.46といいスピードを持ってます。ちなみに、RG3の元チームメート。

7巡217位 TE Ted Bolser(インディアナ)
 個人的にはTEはニーズとは思ってなかったけど、どこかで来るだろうなと覚悟してました。グルーデンがレシービングTEをもう1人欲しがったんでしょうね。

7巡228位 K Zach Hocker(アーカンソー)
 今年最後は誰だろと思いながら待っていたところ、指名されたのは、な、なんとキッカー。パンターの指名はあり得ると思ってたけど、キッカーは想定外。正キッカーはフォーバスで固定だと思っていたし。

 この選手、今ドラフトで最初の指名されたキッカーだったんですが、CBSスポーツではランキング外の選手。どうせなら今年のトップキッカー獲ったらいいのに。でも、ここまで指名がなかったということは、不作だったんでしょう。

 首脳陣はフォーバスのキックオフの短さに不満だったようで、タッチバック率が高いという理由でこの選手を指名したようです。gdgdだったリターンカバレッジを改善しようと思うと、そもそもリターンさせなきゃいいじゃん、て考えるのは当然か。2人を競わせつつ、場合によってはフォーバスをFG専門、Hockerをキックオフ専門にすることも視野に入れているようです。


 <ドラフト総括>
 昨シーズン、ウチのオフェンスはトップテンクラス、ディフェンスはボトム付近。常識的に考えれば、優先的に補強すべきなのはディフェンスであるのは明白なんだけど、今年の指名はオフェンスが5人、ディフェンスが2人、スペシャリストが1人と偏りました。結局、これはシャナハンからグルーデンへオフェンスのレジームチェンジへの対応を優先したからでしょう。新米HCをサポートするために、グルーデンのおもちゃを優先的に買い与え、DCハズレットの残留で継続性が維持されるディフェンスが犠牲になった形です。

 今までアセットだと思われていた選手が、体制が代わることで突如、不良債権と化してしまうのは勿体ない限り。特にOLなんか、ドラフト3巡で2人も指名しており、LTトレント以外は総入れ替えするつもりのようです。強いチームはアセットの入れ替えではなく、アセットの追加なので、その差は歴然ですわ。ウチもそろそろ体制が変わるたびにアセットを入れ替える悪循環から抜け出さないと、いつまで経っても一からチーム作りの繰り返し。弱いチームはいつまで経っても弱いのは、このあたりに要因があるんでしょうね。

 なので、今回のドラフトは、オフェンスをグルーデンの趣味に合わせることに主眼が置かれすぎて、戦力アップしたって感覚がないんですよねー。新しい家に引っ越してきて、それまでの住人が使っていたカーテンやカーペットの色が気にくわないから変えよう、そんな感じ。

 新しいHCを迎えた以上、これはもう仕方ないことなんですけどね。それでも、オフェンスは悪くなかったんだから、今年はあまりドラスティックな改革は進めず、その分のリソースはディフェンスに注ぐ、というのがあるべき方向性だったと思う。

 やっぱり納得がいかないのは、Sを指名しなかったこと。今のメンツでやれるとフロントが思っているとすれば、正直見識を疑いますね。今年のSのスターターは、ライアン・クラークとメリウェザーの1年契約ベテランコンビ。控えは実績皆無に近い連中ばかり。これで1人も指名しないというのは理解できないです。

 ただまあ、今からネガティブになってもしょうがないので、今回指名した選手たちが当たりであることを祈りつつ、妄想しながら映像を見ていくことにしますw