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シャナハンの将来

 3勝6敗となり、プレーオフも厳しい見通しになってきたことから、「来季もシャナハン政権は安泰なのか」てな議論が出始めています。もし、このペースでいったら、4シーズンで3回目の2ケタ敗北となるわけで、解任論が出るのは当然。ですが、たとえ2ケタ敗北で終わっても、ワタシは「続投」を支持します。

 これに関して、今日のワシントン・ポストにワタシの考えていることと同じようなコラムが出ていました。コラムは、シャナハンにはもう少し時間を与える余地がある、その一番の理由として、36ミリオンのサラリーキャップペナルティーを挙げています。

 ワタシは今季低迷している最大の要因は、キャップペナルティーだと思っています。ペナルティーのせいでFA市場では全く補強に動けず。日進月歩のNFLで現状維持というのは、事実上、戦力ダウンに等しいです。ペナルティーがチーム編成にいかにダメージを与えるかについて、コラムは「あのUSCだって、レジー・ブッシュ事件のペナルティー以来、ひでーままじゃねーか」てなことを書いています。NFLとカレッジの単純比較はできないけど、リクルート枠を減らされて補強ができなくなった点は同じなんで。

 ペナルティーの原因となった「ハ」とDホールへのサラリー前払いに、シャナハンがどの程度関与したのか分からないけど、そもそもダニエル&セラートが積み上げた不良債権が原因。つまり、成績不振の責任は、シャナハンだけにあるのではない、ということが言いたいわけです。

 ただ、責任の所在がどうこう以上に、ワタシが政権交代に反対なのは、チーム作りがまた振り出しに戻ってしまうこと。特に、オフェンス陣はリーグ屈指の破壊力を持つようになり、パーソネルでもRG3、モリス、ガーソン、リード、トレントとタレントが揃ってきました。このオフェンスを壊すのはあまりにも勿体ない。問題のディフェンスをテコ入れすれば、かなりイイチームになると思うのです。

 コラムによると、ペナルティーが解除される来年は、キャップ枠が20ミリオン程度できるとのこと。シャナハンが目指すチーム作りにこの20ミリオンを投下し、来年、勝負をかけるのがベストのシナリオじゃないかと思うのです。

 ただ、DCだけは代えて~。パーソネル的に気の毒な面はあるけど、4シーズン中、3シーズンでディフェンスがほぼビリッケツでお咎めナシというのはアリエナイです。