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ドラフト3日目&総評

 更新が遅れました。ドラフト中継を見ながら仕事をしたため、効率悪いのなんの。遅れた仕事を処理するのに週末が潰れました。

 さて、ドラフト3日目が始まる前に読んだ記事で、シャナハンは2巡指名のアマーソンをFSにコンバートせずCBで使うつもりであることが判明。結局、FSの空白は空いたままになり、3日目も引き続き最重要補強ポイントとなりました。

 で、スキンズの2巡指名候補に挙がっていたフレズノ州立大のFSフィリップ・トーマスが残っていたんで、「落ちてこい!!!」と祈りながら見ていたんですが。。。

4巡119位 Sフィリップ・トーマス(フレズノ州立大)
 ぎゃあああ~、キターー! あまりに嬉しくて思わずウチの奥さんに抱きついちゃいました。奥さんは意味不明の様子でしたがw

 昨年、全米最多の8INTを記録し、オールアメリカンに選ばれた選手が、ここまでスリップしてくるとは。Sを必要としていたCLEに獲られるかなと恐れていたんですが、そのCLEは4巡指名権を来年の指名権と引き換えに放出するというナゾの行動に出てくれました。これはもうmentaiさんの決め打ちのおかげでしょうw

5巡154位 RBクリス・トンプソン(フロリダ州立大)
 まさかのRB。RB陣はエースのモリスを筆頭に充実していると思っていたので意外でした。5-7のちびっ子スピードタイプで、チェンジ・オブ・ペースで使うことを想定している模様。

 40ヤード4.3秒という素晴らしい快足の持ち主なんですが、この人の最大の欠点は健康。2011年に背中、2012年はACLと、2年連続で重傷を負ってシーズンエンドになってます。本人はトレーニングキャンプには間に合うと言ってますが、どうでしょう。

 ロイ・ヘルーも耐久性に問題があり、ケガの多いRBを獲る意味がよく分かりませぬ。でも、RBを見る目は他の追随を許さないシャナハンなんで、そこは信用しようと思います。

5巡162位 DEブランドン・ジェンキンス(フロリダ州立大)
 ワタシが希望していたパスラッシャーをここで指名。34ではOLBになります。この人も健康に問題アリ。昨シーズン開幕戦にシーズンエンドの重傷を負っています。本人は100%回復していると言ってますが、どうでしょう。ケガで評価を下げたようです。

 それでも、2010年は13.5サック、2011年は8サックを記録。故障明けのプロデイでは40ヤード4.98とイマイチでしたが、本来は4.69で走るらしいです。素材としてはかなり良さそうな感じですが、問題はケガの回復具合。ただ、今年は出場してもパートタイムでのパスラッシュになるでしょうから、慌てなくていいのかも。

6巡191位 Sバカリ・ランボ(ジョージア大)
 2人目のS。Sは絶対2人指名して欲しいと思っていたので、これもウレシイピック。しかも、3~4巡候補だったのでかなりのバリューピック。これまたmentaiさんの決め打ちスリップ物件ですw

 この人も2011年に8INTを記録したボールホーク。基本はFSのようですが、SSでのプレー経験も結構あるみたいです。

 で、この人の問題点は薬物違反。過去2回も引っ掛かってます。これが順位を下げる要因になりました。この点は不安材料ではありますが、彼がメディアの取材に語った一言にちょいと感銘を受けました。

“That’s my past. I can’t control my past, I can just grow from it.”

 自分の過去はコントロールできない、か。イイこと言いますね。過去をクヨクヨしがちなワタシには結構響きました。

7巡228位 RBジャワン・ジェイミソン(ラトガース大)
 7巡では誰を指名してもいいんですけど、まさかRBとは。ニーズではなく、ドラフトボードに残っていた中ではベストだったようです。この人も5-7とかなりのちびっ子。シャナハンが欲しいと思った選手なんで、何か見どころがあるんでしょう。mentaiさんとこのチャットでは、みなさん「WASに合いそう」とおっしゃっていたので、ちょっと楽しみ。

 お母さんが乳がんらしく、お金を稼ぐためにアーリーエントリーしたらしいです。7巡からロスター枠を勝ち取るのは大変だろうけど、頑張れ。

ドラフト総評
 アマーソン、トーマス、ランボと指名したDB3人は皆、即戦力&ボールホークなので、個人的にはかなり満足度の高いドラフトになりました。しかも、アマーソン、トーマスと、自分が希望する選手が2人もピタッと指名される快感を味わうことができるなんてw こんなのなかなかないんじゃないですかね。

 今年はトレードアップもダウンもせず、素直に指名しました。ドラフト前にシャナハンが「自分たちが作ったドラフトボードに忠実であることが結局うまくいく」と語っていましたが、その通り、ニーズを踏まえつつもドラフトボードに忠実に指名していた印象を受けます。例えば、3巡ではニーズではないTEのジョーダン・リードを指名しましたが、シャナハンは「リードはドラフトボードで一番上にいた。ニーズでなかったが、スルーできなかった」と語っています。

 また、今回のドラフト戦略は過去3年とは随分違ったように感じました。これまでは、チームの土台となる選手の指名に力を注いでいた感じでしたが、今回はどちらかというと、違いを生み出すプレーメーカーの獲得を意識していた印象を受けました。TEリードもそうですし、DBはみなボールホークですし、RBもチェンジ・オブ・ペースができるちびっ子スピードスターを獲っています。スキンズウォッチャーのリッチ・タンドラーも"It was a playmaker’s draft."と総括しています。

 シャナハン体制が発足して4年目に入り、自分が欲しい選手が概ね揃ったことで、補強も新しい次元に入ったという意識なのでしょうか。まだまだそんな贅沢を言えるレベルではないと思いますけど。

 何はともあれ、弱点だったDBの重点補強ができたことは何より。個人的にはB+の評価です。

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