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WEEK8 BUFに完封負け

レッドスキンズ 0―23 ビルズ

 こんなに見どころのない試合も珍しいです。今シーズン、もう終わった、てな気分です。浮上できる要素が皆無。試合開始から漂う覇気のなさは一体何なのか。残り9試合、全敗でも不思議じゃないです。

 オフェンスはOLがメロメロ。特にG、C。あれだけインサイドから押し込まれると、何もできないですね。改めてLGリクテンスタイガーの離脱が痛い。デプスの薄さを放置してシーズンに臨んだシャナハンの責任は大。被9サックはチームワーストタイだとか。

 ベックにもがっかり。パスプロが持たないことは分かっているのに、判断の遅さは一体何? 9サックはOLだけでなく、ベックにもあるでしょう。

 サイテーだと思ったのは、ディープへのパス。レシーバーが抜けていないのに投げ込む判断の悪さもさることながら、コントロールが悪い。ディープにパスを投げるだけムダ。次戦でディープパスをコールするのはやめれ。

 はっきり言って、ベックが来季以降もスターターというのは想像できないです。来年のドラフト1巡はQB、という思いが一段と強くなりました。

 期待していた若手陣もあまり目立たず。パスターゲットはTEフレッド・デービスしかいないという感じでした。

 それにしても、ディフェンスがイマイチと言われていたビルズにシャットアウトされるとは思わなんだw

 ディフェンスはオフェンスがgdgdすぎて気の毒な面もありましたが、ほとんどいいところなし。フレッチャーのINTだけが、この試合で唯一、盛り上がったシーンでした。ハムを痛めて出場が危ぶまれていたのに、やっぱりすごい選手です。

 どうでもいいんだけど、シャナハンが完封負けを喫したのはキャリア初だとか。「どん底」という言葉がぴったりのチーム状態。出口が見えないまま、シーズンが終わるような気がしてきました。嗚呼。

 今日の試合、スポーツバーでみんなで観戦したんですけど、ホント、盛り上がれる場面がほとんどと言っていいほどありませんでした。ただ、ナイジェリアからアメリカ旅行中のu-daiさんもジョインし、楽しいひとときにはなりました。皆さん、懲りずにまた観戦会しましょうw

WEEK8 @BUFプレビュー

 明るい材料が何もなく、プレビューを書くモチベーションも下がっています。。。

1、QBジョン・ベック

 重苦しい雰囲気を打開するには、オフェンスが爆発するしかないです。特にBUFの強力オフェンスとウチの下降ディフェンスのギャップを考えると、ある程度点を取らないとキビシイです。

 問題はベックですが、CAR戦の後半、プレーアクションからのミドルレンジのパスがいい感じで決まっていましたし、プレーコールがはまれば爆発できるチャンスはあるのではないかと。OCカイルには、CAR戦前半のように安全運転のプレーコールではなく、積極的なプレーコールを期待。

2、若手の台頭

 WRモスとRBハイタワーというオフェンスの要がケガで離脱したのはイタイですが、若手にとってはアピールする絶好のチャンス。ファンとしても若手の台頭しか楽しみがないので、ぜひともハッスルしてほしいです。

 RBでは当然、ルーキーのロイ・ヘルーに期待。今までプレータイムが短く、持ち味を発揮できていない印象でした。BUF戦ではかなりのプレータイムを与えられると思うので、電撃的なランが出ないかな~。

 WRモスの代役は、アームストロング、2年目のオースティン、ルーキーのポール。個人的に一番の期待はオースティン。ベックとの相性の良さを感じます。スピードではアームストロングが一番でしょうが、少々ドロップが多いのが気になるところ。ルーキーのポールはシャナハンから高く評価されているようで、スターターもあるかも。

3、RBフレッド・ジャクソン

 BUFのオフェンスはF・ジャクソンのランが柱という印象。とにかく彼のランを止めることに比重を置くことになるかと。yu-ra91さんが指摘されていたように、オラクポサイドへのカウンターのランは要注意。毎度、毎度、同じパターンでやられたら情けないです。

4、ロスター変動

 TEクーリーがIR入りしたことを受け、ドミニク・バードというTEをロスターに入れました。2006年のドラフト3巡でラムズに加入していますが、通算6キャッチ、83ヤード止まり。フレッド・デービスと同じUSCの出身。過度の期待はできなさそうですが、TEはうちのオフェンスの生命線だと思うので、頑張ってほしいです。

 ハイタワーのIR入りで空いた枠には、いったんC/Gジョナサン・コンパスという選手を入れましたが、練習でイマイチだったらしく、もうカットされ、ルーキーのCBブランディン・トンプソンをPSから引き上げました。OLのデプスが薄いので、コンパスという選手が使えなかったのは残念ですが、CBの補強も必要だと思っていたので、トンプソンの再昇格には賛成です。CAR戦ではジョシュ・ウィルソン、ケヴィン・バーンズがメロメロでしたし、フィリップ・ブキャノンもケガでコンディションが良くないですから。

 ただ、PSからルーキーのRBロイスターの昇格を見送ったことで、RBトレイン、ヘルーの2人体制。トレインはケガが多いですし、ちょっと心配。

5、根性見せろ!

 いきなり精神論になってしまいますが、何より根性を見せてほしい。CAR戦のようになすすべなく負けてしまうという試合は勘弁。このままズルズル負け続けるか、地区優勝争いに踏みとどまれるか、正念場だと思います。アウェーですし、戦力的にもアンダードッグでしょうから、覇気を見せないことにはお話にならないです。


怪我人まとめ

 TEクーリーがIR入りしました。指の怪我自体は1カ月くらいと言われていましたが、ヒザが良くないんでしょうね。たぶん、TEデービスが4年契約の最終年なので、オフに契約延長した場合、クーリーとはサヨナラの可能性があるかもしれません。高額サラリーのTEを2人も置けないでしょうから。でも、本当にそうなったら寂しいなあ~。

 あまりにも怪我人が多いので、ちょっと整理してみたいと思います。

QB グロスマン(肺炎)
RB ハイタワー(ヒザ) → シーズンエンド
WR モス(手) → 5~7週間アウト
TE クーリー(指、ヒザ) → シーズンエンド
LT トレント(足首) → 最低もう2週間はアウト
LG リクテンスタイガー(ヒザ) → シーズンエンド

LB フレッチャー(ハム)
FS アトーグェ(ヒザ)

 開幕時のオフェンススターター11人のうち、グロスマンを含め6人が離脱という信じられない事態。個人的に一番痛いと思うのはリクテンスタイガーの離脱。普通ならGのバックアップを置いておくべきなのに、Cモンゴメリーを回さないといけないというのはどう考えてもおかしいです。

 エースのモスが復帰するのはシーズン終盤ですか。はぁ~。キツイですねえ。2年目のオースティン、新人のポール、ベテランのストールワースが代役を埋めることになりますが、個人的にはオースティンに期待。

 ハイタワーのIR入りで、おそらくPSからルーキーのロイスターを引き上げることになるんでしょう。ラン自体はトゥレイン&ヘルーでもそれほど能力ダウンにはならないと思うんですが、パスプロが心配。CAR戦でもハイタワーが見事なブリッツピックをする一方、ヘルーは漏らしていました。

 フレッチャーはCAR戦でハムを痛め、途中からベンチに下がっていました。重症ではないそうなので、次戦は大丈夫でしょう。てゆうか、ムードが悪いだけに、フレッチャーの存在は絶対不可欠ですw

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WEEK7 CARに完敗

レッドスキンズ 20―33 パンサーズ

 CARのオフェンスとウチのディフェンスの実力差を考えると、2つくらいターンオーバーを奪ってやっとギャップが埋まるかなと思っていましたが、CARはゼロでウチは3。これでは勝てないですね。

オフェンス

 4年ぶり先発のQBベックはまずまず。後半、プレイアクションを積極的に使うようになってから、ドライブがぐんと進むようになりました。前半はベックの負担を減らそうと思ったのか、信用していなかったのか、プレーコールがやたら保守的だったような。とりあえず、ベックはそこそこやれることが分かったことが、この試合の唯一の収穫でしょうか。

 不安材料だったOLもまずまず。一方、RBハイタワーがヒザ、WRモスが手を負傷。ハイタワーはかなりやばそう。モスもレシーバーにとって命とも言える手ですからねえ。痛い。

ディフェンス

 前半はレッドゾーンで踏ん張っていましたが、後半は完敗。PHI戦と同様、パスラッシュを処理されたらもうおしまい。ウチのCB陣ではWRスティーブ・スミスにまったく歯が立たないので、パスプロを崩せないとほぼ100%パスを通されるという感じでした。特に、新加入のCBジョシュ・ウィルソンがスミスに蹂躙されてました。アソムハみたいなシャットダウンコーナーがいたらなあとつくづく思いました。

 ニュートンのランにも完敗。2週続けてモバイル系QBにやられるというのはどうなんでしょ。DCハズレットへの不信感、個人的に一段とアップしました。素人の見方なんですけど、あれだけスティーブ・スミスにやられていて、セイフティーブリッツなんてやる余裕あるんであるんですかね。ダブルカバーに要員を割いたほうが効果的だった気がするんですけど。後半はまったくと言っていいほどブリッツが届いていなかったし。

 はっきり言って、このディフェンスじゃプレーオフ、厳しいですね。気分的にかなりブルーになりました。

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WEEK7 @CARプレビュー

1、QBジョン・ベック

 この試合の最大のポイントは、なんといってもこの人。ルーキーだったMIA時代の2007以来、実に4年ぶりの先発。まずは落ち着いてプレーできるかどうかが問題ですが、前回のPHI戦でリリーフ登板しており、それほど焦らずにやってくれるんじゃないかと。

2、パッチワークOL

 PHI戦ではLTトレントとLGリクテンスタイガーが負傷し、LTにはロックラー、LGにはCのモンゴメリー、Cには2年目のクックが入りました。CAR戦でもこの布陣でいくそうです。既に5サックを挙げているCARのDEチャールズ・ジョンソンとロックラーのマッチアップがかなり不安。

 それ以上に恐ろしいのがデプスの薄さ。控えはTウィリー・スミスと、リクテンスタイガーのIR入りに伴い、PSから上がったばかりのモーリス・ハートの両新人しかいません。スミスはドラフト外、ハートは7巡。どちらも即戦力ではないです。先発メンバーにもう1人負傷者が出ると、かなりやばいことになります。ベテランを引っ張ってきて、非常事態に備えておく必要があると思うのですが、そうした動きはまだないです。

3、TEローガン・ポールセン

 クリス・クーリーの負傷離脱は痛いですが、代役の2年目ポールセンがどこまでやれるか楽しみ。ブロックはなかなかなので、パスキャッチでもアピールしてほしいところ。

4、QBニュートン

 NFLでのニュートンのプレーはハイライトでしか見ていないのですが、カレッジ時代の印象では、大型QBの割にはパスが柔らかく、コントロールがイイ。ビックには及びませんが、スクランブルもすごいので、モバイル系QBを苦手とするスキンズディフェンスとしてはかなり厄介な相手です。

 月並みですが、対策としては積極的にプレッシャーを掛けてミスを誘う、ということになるかと。ハイライトでは、プレッシャーを受けて無茶投げした時にINTをくらうシーンが目につくので。

4、対CARオフェンス

 スタッツを見る限り、CARオフェンスはとても1勝5敗とは思えない破壊力。まず、ランではデアンジェロ・ウィリアムスとジョナサン・スチュワートの強力RBコンビが健在。パスではエースWRスティーブ・スミスが絶好調。そして、個人的に一番脅威を感じるのが、グレッグ・オルセンとジェレミー・ショッキーの新加入TEコンビ。加えて、Tジョーダン・グロス、Cライアン・カリルのいるOL陣はリーグトップクラスという話ですし、ほとんどスキがないように見えます。

 どう対処すべきなのか、さっぱり分かりませんが、とりあえずランでやられないことが必須。ランが止まらないようだと、手がつけられなくなる恐れがあります。

 CBホールとWRスティーブ・スミスのマッチアップは明らかに不利。その意味でもフロントセブンのプレッシャーに期待するしかないですかね。特に、LTグロスと対峙するOLBオラクポには頑張ってもらいたい。一流パスラッシャーとして認められるには、グロスのような一流OTを打ち破る必要があります。

5、ターンオーバー

 ニュートンはINTが多いですし、ベックも1つ2つやらかすでしょう。ターンオーバーが試合の流れを変える大きな要素になるんじゃないかと。特に、スキンズはCARオフェンスに押されるでしょうから、要所でターンオーバーを奪うことが重要。というか、勝つにはそれしかないという気がします。

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先発QB、グロスマンからベックに交代!

 いや~、ほっとしました。WRモスやワシントン・ポストのコラムニストがグロスマン続投を支持していたので、どうなるかとヒヤヒヤしていました。続投ならかなり萎えてました。

 LTトレント、LGリクテンスタイガーがともに負傷し、OLが弱体化したため、鈍足グロスマンでは厳しいという判断もあったと思います。ベックにロジャースやブレイディのようなプレーを期待するのは酷でしょうが、足が使えますし、オフェンスは少しはグレードアップすると思います。

 これでシーズン途中の先発QBの交代は、昨年のマクナブに続き、2年連続となりました。ただ、これは気にする必要はないかと。PHI戦翌日のワシントン・タイムズに出ていたコラムの冒頭にこんな名文がありました。

 We knew this day was coming, didn’t we, Washington Redskins fans?(スキンズファンならこの日が来るってことをみんな分かっていたよね?)

 そうなんですよ。グロスマンがシーズン最後まで先発QBの座を確保するなんて誰も思ってませんでした。グロスマンが遅かれ早かれワロスマン化することはみんな分かっていたんです。シャナハン親子だってそうでしょう(想定より早かったかもしれませんが)。だから、QB交代に慌てる必要はまったくないかと。外部から見たら「スキンズはまたバタバタしている」と映るでしょうが、スキンズとしては「ベックへのバトンタッチは計算通りだぜ。フフフ」と不敵な笑みを浮かべればいいんじゃなかと。

 話が少しそれますが、野田政権の発足時、ブッシュ政権の元高官がこんなことを書いていました。真面目に読み始めたので、思わず吹き出してしまいました。

 With Japan changing prime ministers more often than the Washington Redskins change quarterbacks(日本の首相が代わるのはレッドスキンズのQBが代わるのより頻繁だ)

 「スキンズのQB=コロコロ代わる」というイメージが定着しちゃっているんですねえ。ただ、日本の首相は辛うじて1年近く持ってます。スキンズのQBは2年連続で1シーズン持たずw

 気が早いですけど、ベックのパフォーマンス次第では来年のドラフト1巡はQBですかねー。あるいはOAKとサヨナラ濃厚のジェイソンと再合流というのも個人的にはアリです。

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WEEK6 PHIに敗戦

レッドスキンズ 13―20 イーグルス

 グロスマン代えんの遅すぎ~。前半でスイッチすべき。戦犯はgdgdなグロスマン以上に、gdgdなグロスマンを引っ張ったシャナハンでしょう。結局1ポゼッション差ですし、もっと早くベックにスイッチしていれば、結果は違ったかもしれません。

オフェンス

 グロスマンのgdgdぶりは振り返るのも嫌なんですが、INTを4つも喫すれば、一つくらいアンラッキーなものがあるのが普通ですが、グロスマンの場合はどれも弁解の余地なし。フリーじゃなくてもとりあえず放りこんだら、レシーバー陣がミラクルキャッチしてくれるかもしれないという希望的観測に基づいてパスを出しているようにしか見えませんでした。判断の悪さ、お話にならんです。

 特に許せなかったのが3つ目のINT。守備陣がターンオーバーを奪った後、レッドゾーンからの攻撃でMust TDというシーンでINT。せっかく呼び寄せたモメンタムが一気に吹き飛びました。4つ目のINTも一体何をしたかったんですかね。レシーバーにパスを出したかったのか、投げ捨てようとしたのか。判断が中途半端だからああなる。

 スキンズファン歴が短い僕にとって、QBがこんなにgdgdだった試合は記憶にないです。

 一方、4Qからリリーフ登板したベックは及第点でしょう。何より走れるのがイイ。グロスマンは走力ゼロですからねえ。ベックのランで奪ったTDもグロスマンじゃあり得なかったコールです。

 ベックが出てからレシーバー陣がやたらドロップしていました。ヘナヘナソフトタッチパスのグロスマンから剛速球のベックに代わったことで、タイミングが崩れたんでしょうね。次戦までにベックのパスにアジャストできるでしょう(もうスターターはベックという前提)。

 ランオフェンスも存在感ゼロ。12キャリー、28ヤード、最長6ヤードじゃねえ、どうしょうもないです。PHIの守備は噂のワイドナインじゃなかったですね。ギャップを詰めて、ランストップに比重を置いていた印象を受けました。

 LTトレント、LGリクテンスタイガーが負傷退場したことも痛かったです。リクテンスタイガーが退いた後、CモンゴメリーをLGに、Cは2年目のクックが入りました。クックは経験不足からか、フォルススタートなど不安定でした。OLのデプスの薄さはキツイですね~。

 そのリクテンスタイガーはシーズンエンドのようです。そのシーンはテレビに映ってなかったですが、LTトレントによると、PHIのDEタップのダーティープレーにやられたということらしいです。腹立たしい。クーリーも負傷退場しましたし、バイ明けに怪我人続出なんてなんと運の悪い。

ディフェンス

 前半はイーグルスオフェンスがまったく止められませんでした。Remember 2004さんが警戒されていたように、マッコイのドローのランが絶妙。オラクポの大外刈りで生まれるギャップを明らかに狙っていたように見えました。

 また、デショーン、マックリン、アバントのWRトリオは、うちのCB陣との1対1では明らかに有利なので、ブリッツさえきちんと抑えればパスは通る、そんな雰囲気でした。

 ビックのスクランブルも予想通り止まりませんでした。ただ、試合序盤のPHIのスナップミスからのビックへのタックルがラフネスって、絶対にミスジャッジ。フラッグが出た瞬間、当然、インテンショナル・グラウンディングかと思ったら、まさかのうちの反則。あれから守備陣のリズムが崩れた感じでした。

 悔しいけど、PHIのオフェンスすごかった。特にマッコイ。

スペシャルチーム

 バンクス少年のKR、積極的なのはいいけど、無理しなくてもいいのに。ボールを落として時間をロスしたのに、リターンしたのはやめてほしかった。ホールディングの反則も加わり、自陣5ヤードからのスタートになったのはきつかった。

 Kガノが2/2。キャリアハイの50ヤードも決め、調子が上がってきました。


 まだオフィシャルな発表はないですけど、個人的にはグロスマンのスキンズでのキャリアは終わったと思っています。来週からはベックがスターターということでよろしく。この試合はとっとと忘れて、来週から新シーズンスタートという気持ちでいきたいと思います。

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WEEK6 vsPHIプレビュー

 いよいよPHIとの対戦。1勝4敗と不調のPHIですが、どれもあと一歩の敗戦であり、タレントレベルを考えると、地力はとてつもない強さです。厳しい試合になることは必至ですが、バイ明け&ホームであることを考えると、Must Winの試合だと思います。

1、ビック対策

 去年もバイ明けにホームでPHIと対戦しましたが、59-28と歴史的大惨敗。QBビックにはパス、ランで計6TDを許すなど、やられ放題。「ビック対策を2週間練ってきてこれかよ!」と唖然としました。今年はそんなことはないと信じたいです。頼みますよ、ハズレットさん。

 プレシーズンでもBALのタイロッド・テイラーのスクランブルがまったく止まらず、基本的にモバイル系のQBは苦手であることは間違いないです。ビック対策の基本は、ビルズがそうだったように、積極的にプレッシャーを掛けてミスを誘発する、に尽きるかと。特にブラインドサイドからのプレッシャーが有効だと思うので、OLBケリガンには頑張ってもらいたいです。ブリッツも積極的に仕掛けて欲しいですね。

 ビックのスクランブルは基本的に止める手だてはないと思うので、ビッグゲインを許しても慌てない方がいいんじゃないかと。その次からのプレーを止めてFGで抑えられれば、御の字ということで。

2、OCカイル・シャナハン

 PHIのディフェンスはストラグルしているので、OCカイルには相手の弱点を突くプレーコールを期待。DLとCBはリーグトップクラスなのに対し、LBとSが悲惨らしいので、TEをうまく使うことが重要かと。ビルズはスクリーンやクイックスローなどを多用して攻略していた印象を受けました。カイルのプレーコールはあんまりクリエイティブな感じがしないんですが、この試合はOCの手腕が問われる気がします。

3、ランオフェンス

 PHIはランディフェンスで苦労しているので、ランでリズムをつかみたいところ。ワイドセットしたDE陣がサックを量産する一方、その分、中央に大きなギャップができ、しかもLB陣が今一歩なため、ランが止まらないという構図のようです。最近はギャップを狭めているようですし、すんなりランが出るとは思えませんが、ただでさえ不安定なグロスマンの負担を減らすためにもランが重要です。

 RBハイタワーは肩のケガでクエスチョナブルなので、トレインがスターターじゃないかと。ラムズ戦のように思い切りのいいランを期待。FBヤングのケガからの復帰も好材料です。

 今日のワシントン・ポストに、ルーキーRBヘルーの特集記事が出ていたのですが、面白かったです。ケーブルテレビやインターネットとは無縁に近いシンプルライフを送っているとか。ナイキのスニーカーを買いに行ったら、100ドル以上もするのにびっくりして、結局あきらめたというエピソードが出ていました。今時、こんな若者もいるんですねー。新人とはいえ、数十万ドルのサラリーをもらっているのに。スニーカーを買うべきかどうか迷って、同僚のWRポールに相談したところ、「買え、買え!」と勧められたのに買わなかった、というやり取りが笑えました。そもそもスニーカーのおおよその値段も知らなかったなんて、信じられないレベルのシンプルライフですね。

 ヘルーはトンガ系の移民2世だそうです。確かに、移民2世だと完全にアメリカナイズされないというか、親の影響が色濃く残るのが普通なので、素朴な人柄は家庭環境が影響しているんでしょうね。3世になると完全にアメリカ人化するでしょうが。ちなみにお父さんはラグビーの選手だったそうです。

4、QBグロスマン

 なんだかんだ言って、この人の出来がオフェンスのすべてでしょうねー。1つ2つのINTは覚悟してますが、試合の流れをぶち壊すミスはやめてほしい。ボールセキュリティーも甘いので、PHIの強力DL陣のパスラッシュでファンブルしないかちょっとコワイ。

5、デショーン、マックリン、マッコイ

 このリーグ屈指の若手タレントトリオをどう止めるか。う~ん、正直、イメージできないっす。デショーンの一発は特に要注意。彼の一発はチームを勢いづかせますからね。去年も最初のドライブでデショーンの一発をくらって、そのまま大敗したって感じでしたし。

 マッコイについては、シャナハンがMINのピーターソンと並んでリーグ最高のRBだと評価していました。その通りだと思います。

 一方、スキンズではCBホールがクエスチョナブル。これがどう影響するでしょうか。

6、怪我人

 ありがたいことに、PHIはDEコールとLTピーターズという攻守のラインの要がアウト。これはかなり助かります。特にLTトレントにとってはこの上ない朗報でしょう。

 一方、スキンズでは、ハイタワーとホールのほかに、TEクーリー、WRアームストロング、CBブキャノンがクエスチョナブル。バイ明けにしてはちょっと多い感じですね。


オラクポが週間MVPほか

 バイウイークの今週は地区内ライバルの対戦チームを応援するって感じでしょうか。3勝1敗という例年にない好成績なんで気が楽ですね。

 選手たちもオフなのでほとんどネタがないんですが、細かい情報をいくつか。

1、オラクポが週間MVP

 ラムズ戦で2・5サックをあげたOLBオラクポがNFC守備部門の週間MVPに選ばれました。オラクポはマッチアップする相手が弱いと一気にサック数を伸ばす傾向があります。DALのウエアのようにどんな相手でもコンスタントにサックを記録できるようになればいいなあと思うのですが、ぜいたくですかね。

2、ポールに罰金

 ルーキーのWRナイルズ・ポールが、ラムズ戦での危険タックルで罰金2万ドルが科せられました。このプレー、見た瞬間、「あ~、罰金だな~」と思いました。サラリーの安いルーキーに2万ドルというのはちょっと気の毒ですね。相手リターナーがフェアキャッチすべきタイミングだったと思うし。

 さて、そのポールですが、オフェンスでは全スナップの3分の1に相当する22スナップに登場したそうです。そのほとんどがラン。つまり、ブロッカーとしての役割を評価されているようです。ネブラスカ大時代も同僚のRBロイ・ヘルーの走路を開くためにブロックすることが多かったそうなので、そのあたりはうまいようです。スペシャルチームでは4つのユニットすべてに出場しているようですし、地味ですがイイ仕事をしています。

3、ブキャノンが復帰

 CBブキャノンが4試合の出場停止処分が明け、ロスターに登録されました。これを受け、ルーキーのCBブランディン・トンプソンをカット。トンプソンはウエイバーをクリアしたらしく、PSとしてチームに残れるようです。

 去年と同様、ブキャノンはニッケルCBとしての役割になるでしょうが、既に3番手のバーンズがまずまずいい仕事をしているので、ブキャノンは当面、4番手でしょうか。CBは層が厚いほどいいと思うし、シーズンが進めば、怪我人も増えてくるだろうから、ブキャノンの存在はじわじわと効いてくるんじゃないかと思います。

4、マッキントッシュが好調

 あまり目立ってはいないんですけど、MLBマッキントッシュの評価が上がっています。マッキントッシュは4-3のOLB向きで、3-4のMLBには不向きと言われていましたが、今年はそんなイメージを払拭するようなキレのいい動きを見せています。今年は1年契約でチームに残留しましたが、契約延長もあり得るかもしれません。

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WEEK4 ラムズに逃げ切り勝利!

スキンズ 17―10 ラムズ

 いや~、体に悪い試合でしたね~。プレビューでは心臓に優しい試合をお願いしたはずなんですけど(苦笑)。特に、4QのグロスマンのINTは呼吸が止まるかと思いました。同点→OTで敗戦→憂鬱なバイウイーク、という悪夢のシナリオが脳裏を駆けめぐりましたw ただ、PHIもDALも逃げ切りに失敗したそうなので、エスケープできただけよしとしましょう。

オフェンス

 グロスマン、週を追うごとにワロスマン化していきますねえ。1本目のINTはWRモスがボールを弾いたものなのでグロスマンのせいじゃないですが、2本目はなあ~。堅実なドライブで逃げ切りを図る場面で、相手にど真ん中ストライクだもん。それ以上に問題だと思ったのは次のドライブ。3rd&3でフリーのモスにパスを通せないなんて。完全にヘロヘロって感じでした。この内容じゃ、QB交代論が浮上するでしょうねー。

 この試合のMVPはなんといってもRBトゥレイン。いや~、スバラシイ。パワー、スピード、カットバック、どれをとっても、ハイタワーより格上ですな。あのTDランはしびれました。トゥレインがいなかったら、この試合、どうなっていたか分かりません。

 試合途中から、トゥレインが1st、2ndダウン、ハイタワーが3rdダウンという役割分担になっている感じでした。ハイタワーは3rdダウンバックという役割が合っているかもしれません。次の試合もこの形でいく可能性が高そうですね。

 トゥレインのいいところは、ショートゲインでもセカンドエフォートで5~6ヤード稼ぐこと。これだけ安定してヤードを稼いでくれると、攻撃の組み立てが楽になります。試合を決める最後のファーストダウンもよくぞ壁をぶち破りました。パチパチパチパチ(拍手)。

ディフェンス

 ほぼ完璧な内容でした。一番警戒していたRBスティーブン・ジャクソンのランを17キャリー、45ヤードと平均3ヤード以下に抑えました。お見事。

 ランに比重を置いた分、パスである程度やられるかと思いましたが、相手レシーバーのドロップ連発とサム君のコントロールミスに助けられました。サム君、あんなにコントロール悪かったっけ? 去年対戦した時は、いいコントロールしていたんですが。2年目のジンクスなのか、マクダニエルスとの相性が悪いのか。。。

 スキンズのパスラッシュは7サックを挙げるなど、試合を通じて相手OLを圧倒してました。中でも、2.5サックのOLBオラクポはラムズのLTに完勝でしたね。ケリガンもターンオーバーにつながるサック&FFを決めるなど、今日もGJでした。

 特に、グロスマンのINTで流れがラムズに傾きかけた時の守備陣の集中力はすばらしかったです。レッドゾーン付近で始まったドライブをFG圏外まで押し戻すなんて。それだけに、次のドライブでグロスマンがフリーのモスにパスを通せなかったのは、なおさら許せなかったです。

スペシャルチーム

 バンクス少年は今日も不発。なかなか爆発できませんね~。

 カバーチームでペリーが取られたアンネセサリー・ラフネスは絶対に納得がいかないです。フェアキャッチの合図をしていないリターナーに突っ込んでアンネセサリー・ラフネスだなんてバカげてます。今日の審判は試合を通して納得がいかないコールばかりでした。


 とりあえず、憂鬱なバイウイークを回避できたことは何よりです。ただ、しばらく、QB交代論がメディアを賑わすでしょうね。もちろん、次の試合はグロスマンで行くでしょうが、またプアなパフォーマンスなら交代だとか、いろんな憶測が飛び交うでしょうね。バイウィークの格好のネタを提供してくれたのはさすがグロスマンというかなんというか。

WEEK4 vsSTL プレビュー

 ダラス戦は悔しい負け方をしただけに、しっかり勝ちたい試合。STLは今年は不調のようですが、去年完敗しているだけに楽に勝てそうな気はしません。でも、2試合連続でハラハラの展開だったので、2ポゼッション差くらいの心臓に優しい勝ち方をお願いしたく。

1、レッドゾーンオフェンス

 昨シーズンに引き続き、レッドゾーンでイマイチ攻めきれません。レッドゾーンでモタモタしているうちに、相手にモメンタムが生まれる展開が一番コワイ。

2、ランオフェンス

 QBグロスマンに波があるのは我慢しないといけないので、ランを安定して出したいところ。ランでリズムを作って、グロスマンが適度にパスを決める、というのがオフェンスの理想的な形でしょうね。

3、ランディフェンス

 W2、W3とランディフェンスが今一歩。STLのエース、スティーブン・ジャクソンが出てくるらしいので、守備陣はラン対策が最優先かと。STLのランはリーグ11位と決して悪くないです。ジャクソンにやられるようだと試合の行方は分からなくなるでしょうね。攻撃は最大の防御というのその通りで、相手のランの回数を減らすためにも、前半でそれなりのリードを広げておきたいです。

4、サム・ブラッドフォード

 今シーズンはストラグルしているようですが、昨年対戦したとき、ガンガンパスを通された苦い経験があるので個人的にはまったく油断してません。シャナハンも同じ気持ちじゃないかと。ただ、OLが今一歩らしいので、パスラッシュでプレッシャーをかけていくことが必須でしょう。

5、デアンジェロ・ホール

 この試合、一番注目しているのはこの人。ダラス戦ではいろいろな意味で注目されましたから。発憤してくれることを期待。フレッチャーとともに守備陣のキャプテンなんだから、発言じゃなくてプレーで引っ張っていって下さい。

6、怪我人

 W4なのに両チームとも主力に大きな怪我人がいないという珍しい状況。スキンズではFBヤングのクエスチョナブルが気になるところ。ダラス戦ではヤングの欠場がビミョーに効いていた気がするので。WRアームストロングもクエスチョナブルですが、オースティン、ストールワースがいるので、大きな戦力ダウンにはならないかと。


 とにかく勝って、3勝1敗で気分良くバイを迎えたいですね~。あと、遅くなりましたが、ケリガンが守備部門の月間最優秀新人に選ばれました。おめ。