W4 もしかして強い?
あの~、アメフトってこんなに簡単にファーストダウンが取れるスポーツでしたっけ?
ワシントン 42-14 アリゾナ
今週のJD5
26/30(86.7%)、233ヤード、1TDパス、1TDラン、1INT
W1・2までは横に投げるクイックスクリーン中心、W3になって前に投げるパスが増え、W4はアンダーセンターからのプレーアクション・ブーツレッグまで飛び出しました。今年はずっとショットガンのカレッジスタイルなのかと思っていたけど、どんどんレパートリーが増え、凄まじい勢いで進化している。プレーアクションが見たくてアメフトを見ているようなワタシにとっては楽しくなってきた。複雑なプレーをさらりと決めてしまうところが末恐ろしい。
ワタシが特に感心したのは以下の2つのプレー。1つ目は2nd&15からWRマカフリーに通した場面だけど、プレッシャーがかなりきつく視野も制限されているところでクイックスローでミドルに通してしまうのが信じられなかった。
もう一つがTD後の2ポイントコンバージョンで、TEアーツにパスを通した場面。アーツが相手ディフェンスの裏側にいるところでボールをリリースしているんですよ。ルーキーでこれができる判断力が信じられない。本当にIQの高い選手だと思う。
OCキングズベリー
この試合もプレーコールが冴えまくっていました。すごいなあと思うのは、3rdダウンでサクッとフレッシュできてしまうところ。JDがえらいのはもちろんだけど、プレーコールも本当に洗練されていたと思う。このままハイパーオフェンスを続けられたら、来オフはHCに引っこ抜かれるかも、という噂が早くも出てます。ワタシもそう思う。
オフェンスライン
「クリーンポケット」という言葉をこの何年か聞いたことがなかったけど、QBがきれいなポケットからパスを投げてレシーバーがキャッチするシーンを見るのは本当にすがすがしいですなあ。パスプロに加えランブロッキングも素晴らしかった。OLってこんなに簡単に改善するものでしたっけ?
RBジェレミー・マクニコルズ
8シーズンで延べ12チーム目というジャーニーマンが2TDランの活躍。エクラーの欠場は痛いと思っていたけど、見事にカバー。ブリッツピックもよかったし。去年はSFにいたからだと思うけど、彼の能力を見抜いたGMピーターズの眼力に改めて感服。
ディフェンス
相手QBマレーをコンテインできるかがカギだと思っていたけど、スルスル逃げられるというシーンもあまりなくこの点は大成功。JDの初INT直後のドライブを3凡で止めて嫌な流れを断ち切ったのは高く評価したい。
課題は相変わらずランディフェンス。181ヤード走られるのはねえ。毎度毎度なんでこんなに大きなギャップができるのか素人のワタシにはよくわかりません。
パスディフェンスはすごく良かったけど、スターレシーバーがゴロゴロいたTB、CINと比べると、かなり守りやすかったのは事実。パスラッシュがある程度かかり、相手レシーバー陣が強力でなければ、それなりに守れることはわかった。当たり前の話だけど。MHJは評判通りなかなか良かったです。
ファン
アリゾナのチームカラーも赤なので分かりにくかったけど、うちのファンがスタジアムをかなり占拠してましたね。JDを一目見たいと思ったんでしょうねえ。スターQBがいるだけでこれだけ違うものかと。
ワシントン・ポストのスポーツ欄トップの見出しが秀逸。砂漠(desert)の多いアリゾナで勝ったという意味のみならず、渇き果てていたチーム・ファンをJDが暗黒時代の砂漠から抜け出させてくれたというニュアンスも含めている。アメリカの新聞社には優秀なコピーライターがいるんですかね?
ワシントン 42-14 アリゾナ
今週のJD5
26/30(86.7%)、233ヤード、1TDパス、1TDラン、1INT
W1・2までは横に投げるクイックスクリーン中心、W3になって前に投げるパスが増え、W4はアンダーセンターからのプレーアクション・ブーツレッグまで飛び出しました。今年はずっとショットガンのカレッジスタイルなのかと思っていたけど、どんどんレパートリーが増え、凄まじい勢いで進化している。プレーアクションが見たくてアメフトを見ているようなワタシにとっては楽しくなってきた。複雑なプレーをさらりと決めてしまうところが末恐ろしい。
ワタシが特に感心したのは以下の2つのプレー。1つ目は2nd&15からWRマカフリーに通した場面だけど、プレッシャーがかなりきつく視野も制限されているところでクイックスローでミドルに通してしまうのが信じられなかった。
.@mccaffrey_luke hauled it in ?
— Washington Commanders (@Commanders) September 29, 2024
#WASvsAZ FOX pic.twitter.com/mfM1oTEvNr
もう一つがTD後の2ポイントコンバージョンで、TEアーツにパスを通した場面。アーツが相手ディフェンスの裏側にいるところでボールをリリースしているんですよ。ルーキーでこれができる判断力が信じられない。本当にIQの高い選手だと思う。
Jayden Daniels' accuracy>>> #RaiseHail pic.twitter.com/Jf2MeNj1ak
— Mason Kinnahan (@Mason_Kinnahan) September 30, 2024
OCキングズベリー
この試合もプレーコールが冴えまくっていました。すごいなあと思うのは、3rdダウンでサクッとフレッシュできてしまうところ。JDがえらいのはもちろんだけど、プレーコールも本当に洗練されていたと思う。このままハイパーオフェンスを続けられたら、来オフはHCに引っこ抜かれるかも、という噂が早くも出てます。ワタシもそう思う。
オフェンスライン
「クリーンポケット」という言葉をこの何年か聞いたことがなかったけど、QBがきれいなポケットからパスを投げてレシーバーがキャッチするシーンを見るのは本当にすがすがしいですなあ。パスプロに加えランブロッキングも素晴らしかった。OLってこんなに簡単に改善するものでしたっけ?
RBジェレミー・マクニコルズ
8シーズンで延べ12チーム目というジャーニーマンが2TDランの活躍。エクラーの欠場は痛いと思っていたけど、見事にカバー。ブリッツピックもよかったし。去年はSFにいたからだと思うけど、彼の能力を見抜いたGMピーターズの眼力に改めて感服。
ディフェンス
相手QBマレーをコンテインできるかがカギだと思っていたけど、スルスル逃げられるというシーンもあまりなくこの点は大成功。JDの初INT直後のドライブを3凡で止めて嫌な流れを断ち切ったのは高く評価したい。
課題は相変わらずランディフェンス。181ヤード走られるのはねえ。毎度毎度なんでこんなに大きなギャップができるのか素人のワタシにはよくわかりません。
パスディフェンスはすごく良かったけど、スターレシーバーがゴロゴロいたTB、CINと比べると、かなり守りやすかったのは事実。パスラッシュがある程度かかり、相手レシーバー陣が強力でなければ、それなりに守れることはわかった。当たり前の話だけど。MHJは評判通りなかなか良かったです。
ファン
アリゾナのチームカラーも赤なので分かりにくかったけど、うちのファンがスタジアムをかなり占拠してましたね。JDを一目見たいと思ったんでしょうねえ。スターQBがいるだけでこれだけ違うものかと。
ワシントン・ポストのスポーツ欄トップの見出しが秀逸。砂漠(desert)の多いアリゾナで勝ったという意味のみならず、渇き果てていたチーム・ファンをJDが暗黒時代の砂漠から抜け出させてくれたというニュアンスも含めている。アメリカの新聞社には優秀なコピーライターがいるんですかね?
Monday's @postsports front: "Out of the desert" pic.twitter.com/aZKkj3Vyzc
— Brianna Schroer (@briannaschroer) September 30, 2024
2024-10-01 08:11
nice!(0)
コメント(6)
いやーこれは本物でしょう!これまでのトラウマからなるべく期待度を上げないように自分がいますが、マンデーナイトで一気に注目された後コロッとこけるかなと思いきや、さらに進化!INTの後もそれを引きずることなく、アグレッシブさを失わない、これは期待していいでしょう!東地区はもたもたしてるので行けるかもしれませんね!
ソフィアさんのおっしゃる通りIQ、そして正確さが凄い。とてもルーキーとは思えません。あの初INTもこんな思考が働いていたようですよ。マクローレンの想像を超えているということですね。
https://www.washingtonpost.com/sports/2024/09/30/jayden-daniels-interception/
ディフェンスも少し改善の兆しが見えて来たし、彼が怪我さえしなければかなり楽しいシーズンになりそうです!
by てつ (2024-10-01 09:13)
いやぁ、快勝でしたね。これがほんと続くことを期待したいです。
それにしてもダニエルズの冷静さもそうですし、プレーコールの妙もそうですが、OLが安定したことが個人的には注目です。やはり中の3枚のGCGがいいですね。パスプロもブロッキングも。
OLのブロッキングという点では、例えばマクニコルズの1つ目のTDのシーンはOLとTEのブロッキングのお手本のようなシーンでした。左のTGでDEがめちゃくちゃ押されて、それがLBを巻き込んでいます。そこにリードブロッカーが抜けていってという構図で、それ以外のOLも綺麗に取り切っていて、これをやられるともう止められなくて、自動的にTDという絵でした。ぜひ見てみてください。
これをもとに、うちのディフェンスを見ると、DTがかなりダブルチームなどで押されているのが見えます。これだとLBが前で勝負できないんですよね。凹んだところを避けてキャリアーにいこうとするので、どうしても追いタックルになってしまって、その分、出てしまいますし、最悪のケースは追いつけなくて一線を抜けてしまう形になります。
そのくせ、ダブルチームじゃないときは、特にペインが顕著ですが、縦に割ってしまったり、横に流されてしまったりするので、そこにギャップが生まれて、そこを毎回走られています。
LBが動きが、去年から見違えるようによくなったのに、もったいないなぁと思って見ています。もちろん元DTの身からすると、ダブルは凹まずに、流されないで縦で勝負というのはかなり要求が高いはわかるのですが。。。でも、今年はさすがに出来が悪いかなと思います。新人のニュートンも今ひとつでした(でも、まだマシな方)。
でも、全体で守るぞ!という意識も見えてきましたし、連携は少しずつよくなっているように感じます。オフェンスに引っ張ってもらってシーズンいい感じで乗り切りたいですね!
by u-dai (2024-10-01 10:25)
この時期にオフェンスの出来が良すぎて、後半戦で失速しないか逆に怖いぐらい完璧でしたね!!!
JDとキングズベリーの相性がいいのは証明されましたが、
ソフィアさんも予想されてた通り、アンソニーリンがいるのがこの結果をもたらせてるように思います。
シャナハンツリーを経験したラン攻撃は待ち望んでいた
オフェンスになりますが、期待しないで見た方が結果がいいので、このまま期待しないように見ます(笑)
by gogo (2024-10-01 11:43)
てつさん>
この記事、ちょっと専門的ですが、面白いですね。マクローリンの表情が生き生きしているのもJDとならハイレベルのプレーができるという感触があるからなんでしょうね。
u-daiさん>
GCGのうち、CとLGはFA加入なので、FA補強は成功したと言ってよさそうですね。OLがここまで劇的改善するとは本当に予想外でした。
DTはワタシもペインとアレンのパフォーマンスが下がっていると感じます。DTはアレン(1巡&大型契約)、ペイン(1巡&大型契約)、マシス(2巡)、ニュートン(今年の2巡)と、莫大な投資をしているのに、この体たらくぶりは歯がゆいですね。
gogoさん>
アンソニー・リン! 以前言及していながら、彼の存在をすっかり忘れていましたw ラン劇的向上の背景には彼の存在が大きいかもしれないですね。ARI戦は「なんかシャナハン風のプレーが増えたな~」と漠然と感じながら見ていたんですが、オフェンスコーチにシャナハンツリーがいましたね。
by ソフィア (2024-10-01 23:34)
ソフィア さん初めまして。
本当はかなり前から周知しておりました。
こんなシーズンなので思わず投稿しました。
私は 1992年のスーパーボウルからのワシントンファンです。
2002年のアメリカンボウル大阪でレッドスキンズのゲームを観戦出来なかったのが悔しかったです。
Sean Taylorが一番好きです。
そんな感じでこれからよろしくお願いします。
RGⅢの時も期待してましたが…
今年はその時以上に ゲームが楽しいですね。
シーズン前はオフェンスラインに不安も TEとダブルにして
よくJD5を守ってると思います。
ディフェンスも上がってくるでしょうし 相当楽しめるシーズンが
30年ぶりにきました。
今週は怖いMyles Garrettですね。JD5が怪我しなように。
何気に#85のOUTは痛いです。まったく働いていない#2に奮起してもらいたいです。
by Monk (2024-10-05 06:44)
Monkさん、初コメントありがとうございます。ワタシもショーン・テイラーが一番好きですw
ノア・ブラウンのアウトは痛いですね。クラウダ―もIR入りしてデプスが薄くなっています。そろそろTEシノットの初レシーブ&ブレイクを期待したいところです。ギャレットは今シーズンの対戦では最強パスラッシャーですね。JDを守るためにもOLに期待です。
by ソフィア (2024-10-05 17:59)