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RG3のスランプを考える

 昨日の試合でRG3のとてつもない不調っぷりを見て、今年のスキンズはどうなっちゃうんだろうと、考え込んじゃいました。で、「悪夢のシナリオ」として、こんなのが思い浮かんできました。

 RG3の不調はW1からW17まで続き、スキンズは来年のドラフトで全体1位をゲット。そこで、マリオタを指名し、RG3を放出。1巡3つ+2巡1つという空前のトレードで指名されたRG3は、何とかラッセルさんを超えるNFL史上最大のバストとして名を刻むことになる――。

 いや~、怖すぎますね~。今のRG3の状態を見ると、全くあり得ないシナリオじゃないのが何とも。本当にそうなったら、ご好評を頂いた小説「W(ワシントン家)の悲劇」の続編が十分書けそうですw

growing pain?
 メディアの記事を読んでいると、RG3はポケットパサーとしてプレーするのは1年目だからgrowing painが伴うのはしゃあない、という分析が多いです。う~ん、そうかなあ。

 過去2年間はリードオプションを取り入れていたといっても、1試合に5~10回程度。それ以外は普通のQBと同じようにプレーしていたわけで、今のストラグルはリードオプションを排除したこととはあまり関係ないと思います。今のRG3はまともにパスを出せない状態なんで。

 だいたい、3年目の選手にgrowing painなんて言葉を使うこと自体、どうなのよ。仮にgrowing painだったとしても、今のRG3には成長しそうな雰囲気が全くしないのがキツイです。

QB交代論
 サイズマン師匠がRG3はダメだ、カズンズにスイッチしろと主張しています。あのRG3のパフォーマンスなら、そういう意見が出てくるのも致し方ないところ。目先の勝ち星だけにこだわるなら、W1からカズンズで行くのがベターでしょう。

 しかし、多大な犠牲を支払って獲得したQBをいきなり見切ってしまうのはちょっとあり得ないです。チーム内に不協和音が生じるのは間違いないし、フロントの責任問題も出てくるだろうし、フランチャイズがガタガタになっちゃいます。今のRG3はとてもスターターレベルじゃないけど、スターターで使う以外に選択肢はないです。

 グルーデンもGMアレンも早い時期から「RG3は時間がかかる」と述べており、RG3のストラグルを忍耐する覚悟ができている印象を受けます。しかし、どこまで忍耐できるか。全体1位を争う展開になっても使い続けられるのか。今からそんなに悲観する必要はないんだろうけど、シーズンのどこかでQB交代論が出てくる可能性が高い気がしています。

まだ手の内を明かしていない?
 とまあ、ネガティブなことばかりをダラダラと書いてきましたが、ちょっとだけポジティブシンキングを。てつさんがコメントで触れていたように、プレシーズンではプレーアクションやブーツレッグなどRG3の持ち味を生かしたプレーをほとんどコールしていません。また、ガーソン、デショーン、リードなどレシーバー陣のスピードを生かしたプレーもたくさん用意してあるはず。本番に備え、まだ手の内を明かしていないのは間違いないと思います。

 なので、レギュラーシーズンでは別人のようにプレーする可能性もなきにしもあらずかと。グルーデンはフレキシブルに対応できるコーチに見えるので、RG3がやりやすいプレーをコールしてサポートしてあげて欲しいです。とりあえず試合を壊さないレベルのクォーターバッキングをお願いします。

9選手カット
 火曜日の第一次ロースターカットの期限を前に、日曜日夜の時点で以下の9選手がカットされました。

 FB  スティーブン・キャンベル
 WR  コーディ・ホフマン
 WR  ラシャド・ローレンス
 DE  ジェイク・マクドノー
 DE  ジェレミー・タウンズ
 OLB ロブ・ジャクソン
 OLB エイドリアン・ロビンソン
 ILB ジェレミー・キンブロー
 S   ロス・マディソン

 ちょっとびっくりだったのが、ロブ・ジャクソン。ドラ2マーフィーの加入でかなりキビシイとは思っていたけど、加入して間もないエベレット・ブラウンより先にカットされるとは。「スリーアミーゴ」で悪名高き2008年組もこれで遂に全滅ですw 7巡加入にしては本当によく頑張ってくれました。特に、地区優勝を決めた2012シーズン最終戦でロモから試合を決めるINTを奪った場面が忘れられません。

 個人的にちょっとだけ期待していたUDFAのWRホフマンもアウト。6-4のサイズでPSに残れるかなと思ってたんですけどね。

 話は変わって、少し前にバナナをたくさんもらったので、バナナクリームパイを作ってみました。
pie.jpg
 近所のパイ専門店で売っているのとほとんど同じ味になったので、大満足デス。(カスタードクリームと生クリームの2段重ねなんですが、生クリームはパイをカットしてからのせました)




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コメント 8

NO NAME

前の記事のLongに関してですが、先発RGはChesterでLichtensteigerが一時的に抜けたため(原因は不明)
Lichtensteiger→Out
Chester→C
Long→RG
という形でプレーしていたようです。

Lichtensteigerですが、スナップのタイミングがRGⅢ合わなかったり、ランで相手DL(#98?)に押し込まれていたり、ちょっと厳しいんじゃないかと思いました。RG:Long、C:Chesterのときの方が安定していたので、個人的にはこの形にしてほしいです。

一方のRGⅢはショートパスが逆リードになってしまったりチェックダウンが雑だったり細かいコントロールが無いですね。パスプロやシステム云々の問題ではないような気がします。もしかしてまだ痛めたひざの影響が残っているのでしょうか。もしそうならちょっと心配です・・・が、それならRGⅢのプライドを傷つけずにCousinsにスイッチするいい口実なんですがね。
by NO NAME (2014-08-25 14:03) 

ソフィア

ロングがどのような経緯で起用されたのか気になっていたので、ありがとうございます! 単純にチェスターの代わりで登場だと思っていたんですが、センターの入れ替えを試したかったわけですね。チェスターがセンターでもプレーできるとは知りませんでした。

QB交代はタイミングが難しいですね。なるほど、ケガを口実にするのがベストですね。
by ソフィア (2014-08-26 09:25) 

JJ#66

お久しぶりです、たいへんご無沙汰しておりました。
モヤモヤがなかなか晴れませんねRG3・・・、出来ない人に、出来ない事を要求しても出来ないですよ、本人もまわりもストレスが溜まるだけですよ、走らせるべきです!、それが彼の性(さが)でしょう!!、結果ケガをしてキャリア・エンドになっても彼の運命・宿命なのではないでしょうか、私はそう思います、本人の持ち味を発揮できず劣化していくのは誰のためにもならいないのではないでしょうか。

このチームはまた莫大な不良債権を抱え込む事になるのだろうか・・・、冷たい言い方だけど少しずつ償却しておかないと・・・、まぁ、償却できないから“不良債権”になるんだろうけど・・・。

やっぱ“このチーム”、“彼”の手に渡ってからなんかおかしい・・・。

そろそろシンドイ・・・、“情報の少ない日本”に居て良かった、英語も解らないし。

お菓子作り上手ですね、食ってないけど(笑)。

Hail
by JJ#66 (2014-08-26 22:22) 

ソフィア

お久しぶりです! そろそろJJ#66さんがコメントを下さるのではないかという予感がしてましたw

ポケットパサーになりたいというのは本人の願望のようです。シャナハン親子と対立したのは、ポケットパサーとしてプレーさせてくれなかったことへの不満が原因でしたし。もう一度ケガしたらキャリアエンドになることを誰より恐れているのは本人だと思います。

「彼」はチーム作りについてはてんでダメですが、スキンズのチーム名を維持しようと踏ん張ってくれていることについては心底尊敬・感謝しています。さんざん叩かれながらよく頑張ってくれているなあと。なので、最近はワタシ的にはかなり好感度アップですw
by ソフィア (2014-08-27 02:37) 

JJ#66

彼(RG3)と彼(オーナーさん)のこと、そうなんですねぇ~。

こちらではチーム名問題もネガティブな記事しか目にしないように感じます。

HappyになるのかunHappyになるのか、今年もまた近づいてきましたね。

Hail
by JJ#66 (2014-08-27 09:25) 

げんまい

自身のキャリアエンドを恐れてポケットパサーになりたい。が動機なのなら、成功の望みは限りなく低いと思います。
ポケットパサーに転向する事が、自分がチームに貢献できる最良の道。というなら判りますけど。

チームスポーツで他の52人が勝利に向けて危険を顧みず戦ってる中、司令塔たるQBが、自身の安全を最優先に考えてるようでは・・・。
by げんまい (2014-08-27 21:19) 

てつ

RGIIIがいつも理想のQBとして例に出すのがGBのロジャースなんですよね。基本的にはポケットパサーでありながら、スクランブルが必要な時は走れるといった感じですかね。

皆さんが書かれているように私も道は厳しいと思いますが、個人的には去年までのRGⅢには戻って欲しくありません。何しろ彼にはあれだけ投資しているのですから、ここでまた怪我をして使えなくなったら、少なくとも5年、最大10年のロスと言えると思うからです。ですから、私はGROWING PAINに耐えることにします!辛いですが。。。

私が思うには、このストラグルの原因は、新しいプレイブック、プレイスタイルが一番の原因では無く、RGⅢにより大きな責任が課されたことによることが大きいと思います。去年まではプレイ変更も許されず、もう決まったところに投げれば良かったので、決まる時はバシッと決まってましたような気がします。でも今年からはディフェンスの陣形からプレイ変更が認められ(これは彼自身が強く希望していた模様)、その分頭で考えることが多く、しかもファーストオプションからセカンド、サードへと自分で判断しなくてはいけなくなってしまい、これが不振の原因ではないかと。もちろん、これができなければポケットパサーにはなれないのですが、3年目の彼とはいえ、実質ルーキーに戻って一からやり直しているという感じでしょう。

とにかく頑張れRGⅢ!
by てつ (2014-08-28 10:07) 

ソフィア

げんまいさん>
ワタシの書き方が拙く、RG3は自分のことだけを考えてポケットパサーになたがっているジコチューな選手という印象を与えてしまったようですが、決してそうではないと思います。自分の安全を守ることが、チームに貢献できる最良の道であることを、ケガしてからやっと気付いたんだと思います。これは決してジコチューな発想ではなく、NFLのフランチャイズQBであれば、当然持つべき心構えです。しかし、ルーキーイヤーのRG3は、それが全く分かってなくて無茶しまくっていました。

なので、ポケットパサーになりたいという意向自体は、自分の置かれた立場を理解した証拠として、個人的には好意的に受け止めています。実際にポケットパサーとして成功できるかどうかはまた別の話ですが。ルーキーイヤーにパス成功率が65%を超えたため、ポケットパサーとしてやれるんじゃね、と自信をつけたんだろうとワタシは見ています。

てつさん>
>RGⅢにより大きな責任が課されたことによることが大きいと思います。
ワタシもこのことを心の中で思いながら、うまく文章化できませんでした。いつもうまく書ききれないことを表現して頂き、本当に助かります。

てつさんのおっしゃるとおりで、シャナハン時代の決められたところに投げるシステムから、自分の判断で投げるシステムへの変化が、一番苦しんでいる部分なんだと思います。本人もグルーデンも時間がかかることは理解したでしょうから、本番では当面、どこに投げるかデザインされたプレーコールが中心になると予想します。
by ソフィア (2014-08-28 10:55) 

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